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子どもの習い事のやる気スイッチを探そう!親子の関わりを密に。

公開日:2019/12/01
最終更新日:2020/03/29

習い事へのやる気が低い

ママやパパが家計をやりくりしながら、子どもを習い事に通わせたのに「やる気が湧かない」「行きたくない」などと言われてしまったら、切ない気持ちになってしまいます。こんな経験があるご家庭もあるのではないでしょうか。

習い事に対して、子どもがやる気に満ち溢れていたり、意欲的だったりすれば、学びや努力の結果が大きくなることは言うまでもないでしょう。その逆も然りです。では、どうすれば子どものやる気が引き出されるのでしょうか。

内的要因と外的要因

習い事に限らず、行動に対するやる気や意欲の種類には、内的要因と外的要因の2つがあります。

自発的にやる気が湧く内的要因は、習い事でいえば、その習い事を本人がやりたいと願っていることや、楽しい・面白い・またやりたいという気持ちなどが挙げられます。これはママやパパがコントロールできるものではなく、子ども自身の経験や考え方から導き出されるものです。

外部の影響によって左右される外的要因は、習い事でいえば、努力の結果や過程に対して、ママやパパ、先生などから褒められて嬉しいから取り組む、結果を残したことでご褒美がもらえるから頑張るといった例が挙げられます。これは子ども自身の環境を周囲の大人が整備することによって導き出されるものです。

言葉だけ見れば、内的要因の方が良いと思いやすいものですが、内的要因と外的要因が組み合わさることで、やる気や意欲は引き上げられます。ママやパパの目線で言えば、この構造を知り、子どものやる気に火を点ける関わり方を実践していけばいいのです。

子どものやる気を上げる4つの鍵

では、ここからは、子どものやる気を上げるコツをご紹介していきます。ただ、大切なのは子どもをコントロールすることではありません。親子間のコミュニケーションや日々の関わりへの工夫です。そのちがいだけは、認識しておいてください。

①習い事で得られることを伝える

まずは、習い事で得られることを伝えるということです。何をやるのか、どういったことが学べるのか、それが未来の自分にどのように役に立つのかを伝えましょう。

例えばピアノ教室です。ある程度自由自在に弾くことができるようになり、演奏が楽しいと思えるまでには時間がかかります。特に、習い始めの頃は基本的なことばかりで面白いと感じづらいでしょう。

その時、お子さんに誰かのいい演奏を聴かせてあげながら「習い続けていれば、こんなふうにかっこよく弾けるかもよ?」「大好きなあの曲を弾けたら楽しいと思わない?」など声をかけて、お子さんがピアノをかっこよく弾いているイメージを持たせてあげましょう。

今は少し苦しいけれど、それを越えた未来には楽しいと思えることが来る。このイメージを明確化することが子どものモチベーションにつながります。

習い事の多くは週1ペースですが、その時間だけではなく家でも練習できるように、ご家庭でサポートすることも大事です。

②過程を認める・褒める

2つ目は、過程を認める、褒めることです。習い事はコツコツとした積み重ねで上達するものがほとんど。その過程を承認することは絶対にやってほしいですし、習い事に通っていること自体を承認することも大切です。

例えば習字教室です。習字には大きなゴールが少なく、子どもを褒めるタイミングが多くありません。しかし、まずは習字教室に通っている、机に向かって習字をしたということに注目して、お子さんを認めてあげましょう。

頑張って通っていること、コツコツと練習していることが大事であるという実感が、また教室に行こうという気持ちにつながります。その過程を褒めることで、努力をすることが楽しいと思える子どもになります。

習字のような大きなゴールのない習い事では、日々の小さなゴールを親御さんと決めることもモチベーションになります。「今日はどんなことに気をつけて書いてみるか」「とめはねに気をつけて書いてみる」「今日は姿勢に気をつけて書いてみる」など決めた上で、帰宅後に子どもと達成できたかどうかを話すことで「次はどんな目標にしようかな」と考えてられるようになるのではないでしょうか。

③友だちやきょうだいと比較しない

3つ目は、友だちやきょうだいと比較しないことです。子ども自身の過去との比較によって、何ができるようになったかを自覚させることは実行していただきたいですが、周囲との比較は、やる気を引き下げるだけなのです。

比べられて叱られた子どもは「どうせ自分なんかダメなんだ」と感じて、自己肯定感が持てなくなってしまいます。また「自分のことなんかどうでもいいんだ」と親からの愛情不足を感じてしまうと、子どもは必要以上に反抗的になります。比べられた相手のことを羨む気持ちまで出てきてしまうため、兄弟仲や友達との仲にも影響すると言います。

子どもの周囲との比較はしないと心がけましょう。

④ご褒美を用意する

4つ目はご褒美を用意すること。ただ、これはあくまでも緊急手段。毎回ご褒美を用意すると、習い事がそれ目的に変わってしまいます。1度きりの魔法のようなものです。

ご褒美を貰えるとわかったときは、子どもは爆発的にやる気を出します。そのタイミングで習い事の楽しさを伝えることが重要です。ご褒美は大きなゴールを達成したときだけにとどめ、子どもの気持ちを、ご褒美の方向から習い事の楽しさの方向にシフトしていきましょう。

アデックが気をつけているポイント

子どもの習い事に対する意欲には子どもによってバラバラです。知育教室をしている私たちアデックでも、自分から行きたいという子どももいれば、親に連れらられてきている子どももいます。

その日によって、やる気にムラがある子どももいますが、それは当然のことで、10人いれば、10通りのモチベーションの上げ方があります。したがって、まずは習い事に行く時間が楽しいと思ってくれることが重要だと考えています。

習い事を楽しいと思うことができれば、親御さんが何も言わなくても習い事に行く準備を自分でします。ここまで4つのやる気の引き上げ方を紹介してきましたが、やはり根底にあるのは「習い事を楽しい」と思えるかどうかです。これを伝えることは、アデックもそうですし、習い事を提供しているすべての人たちがやらなくてはならないことです。

「できなかったことが、できるようになった」「知らなかったことを知った、わかった」という瞬間の子供たちの表情の変化を見逃さないこと。そのタイミングで肯定的な言葉をかけることが習い事って楽しいなと思ってくれる最大のチャンスです。

子どもたちに教えるという時間を通して、私たちはそのチャンスを最大限に活かし、勉強が楽しいことだと知ってもらえるように取り組んでいます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。こコマで子どものやる気を導く方法を紹介してきましたが、それでも子どもがやる気を出せない、やめたいと思ってしまうのなら、スパッとやめてしまうのも1つの手段です。

子どもが楽しいと思える習い事をするのが1番。子どもが自発的に取り組もうとするほうが、集中力が向上し、習い事から学べることもより多くなります。また、これは習い事に限った話ではありません。子どもに任せたいお手伝いなどに取り組んでもらおうとするときなどにも言えることではないでしょうか。