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小学校入学まであと半年。学校生活に向けて身につけさせておきたい生活習慣。

公開日:2020/09/08
最終更新日:2020/09/07

卒園まであと半年。ママやパパの不安とは?

早いもので、夏休みが終わるともう年度の半分が過ぎ去ろうとするタイミング。年長さんのママやパパからすると、卒園まで残り半年が迫ってきています。そろそろ、小学校の入学後について調べたり、準備を始めたりしているご家庭も多いのではないでしょうか。

お子さんを見ていると「小学校に上がって大丈夫なのかな」と不安になることもあるはず。幼稚園や保育園の生活からはガラリと変わるため、半年後の想像をするのはむずかしいものですが、ご自身の経験から思うこともあるはずです。

小さなお子さんであればあるほど、これまでの経験値は少ないので、大きな環境の変化に対応できるのかは未知数です。なるべくならスムーズに移行できるといいな、学校生活を始める前にできる準備はさせてあげたいな、と願うママやパパも多いのではないでしょうか。

学校生活に向けて身につけたい生活習慣

習慣化が子どもを成長させる

何か新しく始めるときに、それが習慣として定着するまでの日数はどのくらいかご存じでしょうか。

大人であれば平均で66日間続ければ習慣化すると言われていますが、子どもにとっても同じとは限りません。大人であれば別の経験が活かせますが、子どもだとそれはむずかしいからです。

習慣化したいことは複雑であればあるほど、身に付くまでに長い時間が必要になります。子どもは自分で自分を律する力がまだ未発達であったり、長く覚えておくことや、我慢することがむずかしいので、親御さんのサポートが必要になります。まずは、簡単なものから取り組むようにしてみてください。

継続して取り組んでいくことで、子どもの成長を見ることができます。たとえば、毎日、折り紙を折っていたらやり方を覚えてしまって短い時間できれいに作れるようになったとか、走ることが好きな子は足が早くなりやすいとか。できるようになった経験があると、子どもの自己肯定感は高くなり、ますますそのことに取り組むようになります。

また、習慣化したことは意識しなくてもできるようになります。ママやパパに言われなくても自分からやるようになったり、とりかかるまでに時間がかからなくなります。大人でも、家を出たら鍵をかけることや、歯磨きなど意識していなくて「やったかどうか覚えていない」としても、いつの間にかやっていることはありますよね。

特に、生活習慣は「毎日、繰り返すこと」がほとんど。一度、定着することさえできれば、その後は口うるさく注意したり、子どもの側も怒られたりせずにすむのです。

身につけさせておきたい5つの生活習慣

では、ここからは子どもに習慣化させたい5つのことを紹介していきます。

就学前には身につけさせたいものばかりですし、これらはまた、小学校受験のときに、これらの習慣の有無を問われることもあるかもしれません。

①自力で早寝早起き

一つ目は、自力で早寝早起きをすることです。

最近では小さな子どもであっても、睡眠時間が後ろ倒しになったり、睡眠時間が足りていなかったりするケースが増えています。一度、遅くなってしまうと、なかなか早い時間帯にずらしていくのはむずかしいものです。

本来であれば、頭が覚醒するのは起きてから2時間後と言われています。例えば、小学校の授業が9時から始まるのであれば、7時前に起きている必要があるのです。

はじめはママやパパに起こしてもらうのでも大丈夫ですが、徐々に自分で起きられるようにしていきたいものです。そのために、夜更かししそうになったときに「今、何時?」と声かけをしたりすると子どもも意識をしやすいです。

起きる時間だけでなく、寝る時間の目安も決めておくと、規則正しい生活を送りやすくなります。

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②目を見てあいさつ

二つ目は、目を見てあいさつをすることです。

幼稚園や保育園のときはバスを使えたり、ママやパパが送り迎えをすることが多いはずですが、小学生になると自分ひとりで登下校することになります。

登下校の際に、友だちや先生、近所の人に会ったらあいさつをすることを習慣にしておくと、人間関係がスムーズになります。万が一、登下校中などに困ったことがあったときに、いろいろな人とあいさつする間柄になっておくと、相談をしやすいのもあります。

目を見てあいさつできるようになるには、まずママやパパがお手本を見せてあげることが大切です。幼稚園や保育園に行く途中で、ママ友やお友達にすれちがったら、少し大きな声ではっきりとあいさつをしたりしてみてください。

おうちの中でも「いただきます」や「おやすみなさい」などあいさつする機会を大切にして、練習をさせるのもおすすめです。

③机に向かって学習する

三つ目は、机に向かって勉強をすることです。

小さな子どもにとって、机に対してまっすぐと前に向き、正しい姿勢で座っているというのは案外むずかしいものです。すぐにソワソワと横を向いたり、立ち歩いたりしてしまうお子さんもいるでしょう。

ただ、小学校に入ったら、授業中はじっと座っておく必要があります。宿題なども出ることを考えたら「机に向かって勉強する」時間がぐっと長くなるのです。先生の話を聞くことや、集中力を保つことも一朝一夕でできるようになりません。

まずは、毎日机に向かう習慣をつけてさせてみてはいかがでしょうか。机に向かう練習なので、勉強でなくてもお絵かきなどでも大丈夫です。最初は、時間が短くても、続けていくことで徐々に集中力を保てる時間を長くしていくことができます。

④身だしなみを整える

四つ目は、身だしなみを整えることです。

身だしなみは、清潔と服装に分けることができます。清潔は、顔を洗う、歯を磨く、お風呂に入ることなどがあります。今だと、特に感染症対策のため、手洗いも教える必要があるでしょう。汚れたら洗うなどの衛生面を保つ習慣のことです。

服装は、ボタンをきちんととめる、シャツのすそをズボンやスカートに入れる、くつのかかとを踏まないなどがあります。清潔は衛生面ですが、服装は整えないとだらしがない印象を人に与えてしまいます。

清潔や、服装は人によって若干、基準がちがうものです。幼少期に身に着けた感覚は大人になっても続くので、小さいころから教えていきたいものです。

もし、服や手が汚れていたり、シャツが出しっぱなしになったりしていたら子どもに教えてあげてください。徐々に、自分で気にかけて直せるようになってきます。

⑤食べたお皿を自分で片付ける

最後は、自分で使ったお皿を片づけることです。

自分が食事で使ったお皿をシンクまで持っていくだけでも「自分の使ったものは、自分で片づける」という習慣を身につけさせることができます。やってもらうのではなく、自分でやれるようになっていくことが目標です。

お皿を片づけることに限らず、お手伝いは少しずつ大きくなるにつれて任せていきたいものです。子どもの責任感を養うことにもなりますし、「やってもらっているのは、どういうことなのか」を経験で知ることができます。

「自分でできることは、自分でやる」のは生活習慣を身に着けていく上で大切な考え方です。子どもも家族の一員として役割を担っていくことで、自信をつけることができます。

小学校入学に向けて親子で準備しましょう

まとめ

いかがだったでしょうか。年長さんに、小学校入学前に身につけさせておきたい5つの生活習慣でした。

幼稚園や保育園のころは、まだまだやってもらえることが多いですが、小学校に上がった途端に自分でやらなければいけない場面が増えます。家の中であれば、ママやパパが手伝ってあげることもできるかもしれませんが、学校にまでついていくことはできないのです。

急な変化だと、子どもも親もついていくことが大変です。特に、何かを新しく学ぶことが定着するまでには時間がかかります。一度に覚えられることは限られていることを考えたら、小学校に入る前から少しずつ準備をしていく必要があります。

失敗しても大丈夫ですし、つまずいたときにはママやパパが教えてあげることもできます。お子さんが学校生活を楽しめるように、あらかじめ少しずつ慣らしてみてはいかがでしょうか。