
インドアになりがちな冬休み。親子で楽しむ知育遊び。
最終更新日:2020/03/29
ついつい外に出ない冬休み
冬になると、大人はどうしても引きこもりがちになってしまいますが、皆さんのお子さんは外で元気よく遊んでいますか?
「子どもは風の子」と言われるように、冬でも、半そで・半ズボンで過ごしている子どもを時々見かけます。外で元気よく遊ぶのもとても大切なことですが、一緒に遊ぶママやパパにとってはちょっぴり辛い季節。おうちの中や屋内の施設で遊ぶことも増えるかもしれません。
また、のどが痛かったり鼻水がでていたりするときに無理して外で遊んでしまっては、元も子もありません。そこで今回は、おうちの中で遊べる知育遊びについてお伝えしていきたいと思います。
インドアで遊ぶメリット・デメリット
インドアで遊ぶメリット・デメリットはどういったものがあるのでしょうか?
メリットとしては、まず「想像力を働かせる遊びができること」が挙げられます。お外で遊ぶときよりも自分の世界に入り込むことができるため、子どもの気の向くままに想像を働かせて遊ぶ環境を作ってあげることができます。
また「リラックスして遊ぶことができること」もメリットと言えるでしょう。家族や仲のいい友だち以外との関わりが少ないインドアでは、子どもによってはリラックスして遊ぶことができるという側面もあります。
一方、デメリットとしては、身体全体の発達を育んだり、身体能力を向上させることができたりする遊びは難しいことが挙げられます。
例えば、鬼ごっこやボール遊びが好きな子どもにとっては、おうちの中での遊びがきゅうくつに感じてしまったり、そもそもおうち遊びが好きな子にとっては、身体を動かして遊ぶ機会が少なくなってしまったりといった状況が考えられます。
インドアで遊ぶ知育遊び
では、ここからはインドアで遊ぶ知育遊びを紹介していきます。知育というのは、からだとこころを育むため、自分で考えるチカラを身につける教育のことです。子どもが楽しみながら生きるチカラを身につけることができるので、やらない手はありません。
遊び方によって、いろいろなチカラを身につけることができるため、遊びと一緒に身につくチカラについてもご紹介させて頂きます。
おすすめの知育遊び① 粘土
おすすめの知育遊び、一つ目は「粘土」です。積み木やブロック遊びが子どもの発達に良いと聞いたことのあるママやパパも多いのではないでしょうか。たしかに、積み木やブロック遊びでも、想像力を養ったり、空間認知能力を高めたりすることができます。
しかし、粘土ではさらに、指先の感覚を養うこともできます。幼児期には身体の感覚が発達し、細かい指の動きができるようになるので、粘土を使って自分の想像したモノを作り出すことを通して、想像力や空間認知能力だけでなく、身体感覚の発達も促すことができるのです。
最近は食べても大丈夫な粘土も売っていますから、安全面でも安心して遊ぶことができるようになってきました。
おすすめの知育遊び② 連想ゲーム
おすすめの知育遊び、二つ目は「連想ゲーム」です。大きくとらえると言葉遊びと言っても良いかもしれません。例えば、しりとりやこれはなんでしょう?ゲームなどもあります。
これらの遊びは、単純に語彙力が増えるだけでなく、次の言葉を導くために必要な思考力、発想力を育むことができます。最初はなかなか長く続けることは難しいかもしれませんが、継続して遊ぶことで、子どもの成長も感じ取ることができます。
また、子どもの思考の流れを知ることができて、新しい発見をすることもできます。準備が必要なものもありませんから、ママやパパが上手にサポートしてあげながら、コミュニケーションの一貫として遊んであげてください。
おすすめの知育遊び③ 絵本づくり
おすすめの知育遊び、三つ目は「絵本づくり」です。自分で物語を考え、それに合わせた絵を描き、完成したお話を誰かに見てもらうという流れを通して、子どもは表現力・文章力などを身につけていきます。一つの作品を作り上げたということで達成感も感じられることでしょう。
さらに、絵を描いたり表紙を作ったりするときに、折り紙やクレヨン・色えんぴつ、ハサミ、のりなどの道具の使い方を覚えることもできます。お絵描きや絵本の読み聞かせ、工作などのいいとこどりをしたのが「絵本づくり」という遊びです。
時間はかかってしまうので、雨の日のお休みの日などにゆっくり遊んでみてください。
おすすめの知育遊び④ 楽器あそび
おすすめの知育遊び、四つ目は「楽器あそび」です。人間の聴力は8歳までに完成すると言われており、聴力を発達させるためには、早めに音に興味を持つようにすることがとても大切です。また、音感も同様で、音と早めに触れる機会を子どもに与えてあげることはとても大切なことです。
しかし、普段の生活の中では、歌うことはあってもなかなか楽器に触れる機会はありません。そのため、遊びというかたちでママやパパがきっかけを用意してあげることが必要なのです。幼稚園や保育園などで作る、空き容器で作ったマラカスやゴムを貼ったギターのように、まずは音で遊ぶことから始めるのもいいでしょう。
さらに、先ほどお伝えしたように、指先の感覚もこの時期にどんどん発達するものです。楽器を演奏するには細かい指の動きが必要ですから、身体感覚が育まれる機会にもなります。
たまには外でも遊ぼう!
ここまで、インドアで遊べる知育遊びについていくつかご紹介させていただきました。おうちの中でしかできない体験はたくさんあり、外で遊ぶときよりも集中力や想像力が身につく遊び方をしやすいことが多いです。
ただ、外で遊ぶときにしか身につけることが難しいチカラも多くあります。例えば、全身を使う身体感覚やママやパパ、仲の良い友だち以外とコミュニケーションをとるチカラ、自然や周りの環境に応じて遊ぶことのできる柔軟性や適応力などがあります。
インドア、アウトドア、どちらもバランスを取って遊んであげることが大切です。
アデックが考える、遊びの大切さ
アデックでは、教育方針として「楽しく学びながら、考える力を育てる」ということを挙げています。そして、「確かな学力」「豊かな人間性」「健康・体力」の3つの「生きる力」を養うため、日々子どもたちと接しています。
そのため、遊びは子どもの興味や関心に合わせて、自然に子どものチカラを伸ばしてあげることができるとても大切な機会だと考えています。遊びを通して、知育を行うことで、子どももママやパパ、更には私たちのようなスタッフも楽しみながら、生きていくために必要なチカラを身につけられます。誰もが無理や我慢をせずに教育に取り組むことができるのではないでしょうか。
まとめ
今回は、インドアでできる知育遊びについて、例を挙げながらメリットやデメリット、身につけられるチカラについてお伝えしました。
知育遊びをするにあたって、ママやパパに大切にしてほしいのは、子どもが楽しく興味を持って取り組めることです。ポジティブな気持ちを持っていなければ、子どもは自分から進んで学ぶことはありません。知育遊びはそういった学びに向かう姿勢の土壌をつくる機会です。
ぜひ、ママやパパも子どもと一緒になって楽しみながら知育遊びに取り組んでみてくださいね。



