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中学校受験より小学校受験を選ぶ理由って?子どもの将来を考えた選択を。

公開日:2020/09/20
最終更新日:2020/09/19

中学校受験より小学校受験を選ぶ理由とは?

受験するなら、小学校と中学校、どちらがいいのでしょうか。

最近では、中学校受験を考えていたご家庭でも、小学校受験へチャレンジすることを考え始めたというご家庭が多くなりつつあります。それはなぜでしょうか。

小学校受験対策では、読み書きや計算など、勉強らしい勉強に偏っているわけではありません。ましてや、徹夜をして暗記をすることなどないと言っていいでしょう。子どもにとって負担が少なくてすむということが、中学受験よりも小学校受験を子どもにさせる理由の1つです。

また、中学校受験を考えて、塾に通わせる場合、夕飯の時間が塾の時間と重なってしまう場合が多いようです。家族で食卓を囲むことができず、家族の時間は減ってしまいます。また、家族全体の生活のリズムが崩れてしまう懸念もあります。

子どもの夕飯はお弁当を家庭で作れればいいですが、コンビニのお弁当などになってしまえば、健康面での心配もあります。

こういった生活を何年もしなくてはならず、子どもの負担が大きいという判断が増えてきました。その結果、中学校受験を回避して小学校受験へシフトしようという家庭が増えているわけです。

小学校受験とは

親子で一緒に頑張れる

中学校受験は子どもの学力が厳しく評価されるもの。もちろん家庭の協力はあるものの、小学校に入学して塾に通い始め、子ども自身が中学校受験を見据えながら勉強し続けるというのは、なかなか過酷なものです。もし小学校1年生から塾などに通い始めたとしたら、6年間その生活が続くわけです。

小学校受験であれば、学力だけを厳しく評価されるわけではありません。また、親も合否を決める評価の対象です。親子で一緒に頑張れる小学校受験を体験してから、子どもの進路を考えようという親御さんが多く見られるようになりました。

親子で一緒に頑張る体験を積む。これも大きな理由にあると考えられます。

2020年の新大学入試制度対策を早めに始める

2020年から新大学入試制度が始まりました。これにより小学校も対応を余儀なくされています。

また、英語教育に関しても変化が大きくあり、公立小学校であっても、3年生になると英語の授業が必修化され、先行して英語教育に取り組んでいる学校も増えています。

公立小学校であっても、このような変革が見られるようになっています。教育に熱心なご家庭では、この教育変革を見据えて、中学校受験から小学校受験をしようか考えるという傾向が見られます。

中学校受験の方が費用がかかる

公立小学校に通いながら、塾に通って、また子どもの可能性を広げるために習い事に1つ通うとすると、毎月5万円かかると言われています。

また、共働き家庭で、放課後に学童に通わせたとなると、毎月10万円かかっている家庭もあります。私立小学校に通わせると、それだけで学費や交通費がかかるイメージですが、この金額を見ると、あまり変わりはなく、むしろ私立に通わせたほうが安かったなんてこともあります。

現実的な話をすれば、共働き家庭で、住宅ローンの負担があまり大きくないという家庭であれば、私立小学校に通わせる余裕は十分にあるわけです。また、最近では、奨学金を受けて私立小学校に通う家庭も増えてきました。

かつてはお金持ちの家庭が積極的に取り組むイメージだった小学校受験ですが、要は親御さんが子どもの教育にどれだけ価値があると思っているかなのです。無理をしてまで私立小学校に通うことは勧めませんが、小学校受験をする家庭の金銭的な事情はさまざまです。

小学校受験は年中の秋に決めるのがベスト

8月に試験をおこなう私立小学校もありますが、小学校の受験が本格に始まるのは、秋の時期。つまり今、お子さんが年中さんであれば、この秋がちょうど小学校受験から1年前となります。

小学校受験の対策をするならば、1年間は必要と言われますが、なぜなのでしょうか。ここからは、その理由をお伝えしていきたいと思います。

情報収集に一定の時間がかかる

私立小学校にはそれぞれの教育理念があり、それぞれカラーがあります。

数ある中から、ご家庭の教育方針に合う学校や、お子さんの個性に合う学校を選ぶのには時間をかけなければなりません。もちろん学校のカラーに合わない子どもは落とされることのほうが多いでしょうが、それでも入学してしまえば、6年間、その小学校に通うことになります。

特にチェックしなければならないのは、進学についてです。

大学までエスカレーター式で内部進学できる学校もあれば、全員が中学校受験をしなければならない学校もあります。よく調べずに入学したら、子どもが厳しい受験競争に晒された… なんてことになるかもしれません。反対に、難関中学に入って、より高みを目指したいというご家庭にも同じことが言えます。

これらのことは受験前に集めておかなくてはならない情報たちです。進学先を絞る意味では数校、いや数十校分の情報を集めなくてはなりません。時間はあるに越したことがありません。

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受験対策に余裕をもって

それぞれの学校にそれぞれカラーがあるように、試験にも学校それぞれにカラーがあります。受験する小学校が多ければ多いほど、しなくてはいけない対策は比例して多くなります。受験対策はなるべく早く始めましょう。

試験科目は主に、ペーパーテスト、面接、行動観察がありますが、試験の内容も、どの科目に重きをおくかも、学校によって大きく変わってきます。それに加えて、絵画テストや運動テストを行う学校もあります。

どのテストの対策も試験の直前になって、子どもに慌てて詰め込んでも、良い結果は得られないでしょう。

ある学校では、子どもにお弁当を食べさせて、その所作などを観察をして評価するテストもあります。食事の所作やマナーなどは、その日だけさせようともすることはできません。行動観察や面接でも仕草や習慣が評価されます。マナーや習慣は、時間をかけなければ身につきません。

受験対策に余裕を持って取り組みましょう。

子どもの意欲も肝心

受験対策では、子どもにたくさんのことを教えなくてはなりません。受験対策を始めるのが1年以下になってしまうと、詰め込み式で教える羽目になってしまい、子どもへの負担が大きく、子どもがモチベーションを持続できないかもしれません。

ゆっくりと着実に知識や振る舞いを教えていくほうがいいでしょう。しかし、かといって、準備期間が長すぎるのも子どもの負担になってしまうので注意が必要です。子どもの頑張りには限界があるので、やはり1年というスパンがちょうどいいのかもしれません。

小学校受験というのは、親子二人三脚で行うもの。親だけが頑張ってもしょうがなく、子どものやる気をいかに持続させるかが、合格への鍵になってきます。

子どもの意欲を見ながら、親子での関わりに一工夫を行ってみてください。

受験対策は、受験以外にも役立つ

受験対策で学んだことは、たとえ、不合格になったとしても、その後の人生で大いに役立ちます。

ペーパーテストは、学校によって内容は変わりますが、読み書きや計算をさせるというよりも、考える力が試されることのほうが多いようです。目覚ましいスピードで脳が成長する幼児期に、たくさん考えさせる機会をつくることで、より脳の成長が期待できるでしょう。

また、前述したような食事のマナーであったり、面接時に相手の目を見て話せること、自分の意見が主張できることなど、習慣や社会性に基づいた力が身につくのも受験勉強のいいところです。習慣や社会性はすぐに身になるものではありません。しかし、1度染み込んでしまえば、なかなかなくなるものでもありません。

これらの習慣や力は、就学後、さらには社会に出てからうまく生活を送っていくために必要なものです。小学校受験をするメリットは、これだけでも十分だと言ってもいいかもしれません。

受験はひとつの選択肢、子どもの成長をアデックは応援します

まとめ

ここまで中学校受験より小学校受験を選ぶ理由をまとめてみました。もちろん、高校受験も選択肢には入ってきます。皆さんのご家庭で、子どもの成長や発達に合わせて、適切な選択を行ってください。