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どうして歴史を勉強するの?子どもと一緒に歴史を学ぶ意義を考えてみよう!

公開日:2021/06/26
最終更新日:2021/06/24

どうして歴史を勉強するの?

皆さんは子どもの頃、歴史の勉強は好きでしたか。それとも嫌いでしたか。あなたのお子さんは歴史の勉強は好きでしょうか。それとも嫌いでしょうか。

そもそもなぜ学校で歴史について学ぶのかわかりますか。日本や世界の歴史を学ぶことにどんな意味があるのでしょうか。これを理解しながら勉強していた方はあまり多くなく、テストで出てくるから勉強していたという方がほとんどだと思います。だから、意味もなく暗記をさせられていたという印象が強く、子ども時代、歴史を勉強するのが嫌いだった、または今、お子さんが歴史の勉強が嫌いなのではないでしょうか。

今回はどうして歴史の勉強をするのかについて述べていきます。歴史を学ぶ理由や背景を知っていたほうが、学ぶモチベーションも上がるでしょう。

どうして歴史を勉強するの?子どもと一緒に歴史を学ぶ意義を考えてみよう!

歴史は小学校から学習スタート

歴史の勉強といえば、例えば、織田信長や徳川家康がどういう人物で、何をしたのかといった学習を想像しますよね。しかし、小学校の歴史の教育は、まず3、4年生で行う、地域の歴史から始まります。昔の道具、地域の偉人や歴史的遺産に焦点を当てた学習をします。

そして、やっと6年生になってから皆さんが想像する、1つの時代や1つの地域に限らない、日本全域の古代から近代にかけての歴史の学習が始まります。主に、人物や代表的な文化遺産に焦点を当てた勉強をします。

6年生の歴史の勉強内容から、歴史のテストが始まります。ここから、子どもによって歴史が得意・不得意、好き・嫌いが別れてきますね。

ゲームやアニメ、漫画から歴史を親しみ始める子どもも多い

私たちが子どもの頃から、「漫画でわかる日本の歴史」というようなものはありましたよね。それだけでなく、今はさらに歴史を題材にしたゲームやアニメ、漫画が増えました。

そのようなものから歴史に親しみを覚える子どもは少なくありません。親しみを覚えた子どもたちは、6年生になる前から歴史の授業を心待ちにしていると言います。

教科書では、歴史上の人物や出来事が淡々と記述されているだけです。しかし、漫画やアニメでその人物、出来事を知った子どもの頭の中には、教科書を読むときも歴史上の人物の表情や、出来事の様子が浮かんできて、1つのストーリーを読んでいるかのように思えてくるのです。

教科書を読んだだけの子どもと、あらかじめ漫画などで親しんでいる子ども、どちらが歴史の勉強の内容が記憶に残りやすいか、もちろんわかりますよね。

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ママやパパが歴史好きだと好きになりやすい?

ママやパパが歴史好きであれば、自然と子どもが歴史に触れる機会は多くなるでしょう。

例えば、家族旅行でも、歴史的建築物に訪れます。実際に訪れたことのある場所が、教科書に載っていたり、教科書に載っている人のゆかりの土地であったりするだけで、子どもは親近感を覚えるものです。その際は、そこがどんな場所なのか、子どもに説明できたらいいですね。

また、先ほど述べたような歴史を題材にしたゲームやアニメ、漫画などの「教材」をママ、パパが持っていて、一緒にプレイしたり、見たりして、歴史を楽しいものと認識することができるでしょう。ゲームや漫画の中では、シナリオがあって、そのシナリオの内容が教科書とは少し違うかもしれません。その点においては注意が必要ですが、好きな歴史上の人物がいるだけで、歴史の勉強は楽しいものです。

歴史を学ぶ理由とは?

歴史を学ぶ理由とはなんでしょう。多くの人はテストや入試のために学んできたのではないでしょうか。テストや入試のための歴史は、情報を正確に暗記することが目的の1つでもあるでしょう。しかし、本来の歴史を学ぶ目的はそうではないと考えられます。

歴史は、過去の出来事から、どうしてそれが起こったのか、理由や関係性を考えて、その教訓を現代に活かすために学ぶのではないでしょうか。過去の人々の失敗、または叡智を知り、活かすことが大事なのです。

また、歴史を振り返ると、過去に起きたことが別の国や地域で繰り返されていることがあります。歴史を学ぶと、今起きていることが今後どのように進んでいくのか予測することができるのです。だから、世の中の成功者と呼ばれる人々は、必ずといっていいほど、歴史を広く深く勉強していることが多いのです。

愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」。この言葉を聞いたことはあるでしょうか。これはドイツの宰相であるオットー・ビスマルクが残した言葉です。

同じ失敗は二度としないという、非常に有能な人がいたとします。しかし、そんな人でもまず失敗を経験して、教訓を得なければ成長できません。そして、1人の人間が失敗を経験できるのも、限りがあります。つまり自分1人だけの経験だけでは、学べることには限りがあるのです。

歴史を学ぶことで、たくさんの先人たちが経験したことを身につけることができます。先人は繰り返してきた多くの失敗や成功の貴重な経験談を、歴史という形で私たちに残してくれているのです。歴史を学ばない手はありません。

子どもの興味を真正面から受け止めよう

子どもが何かに興味を持ったのならば、ママ、パパは真正面から受け止めましょう。「なぜなぜ期」を過ぎた子どもでも、たくさんの質問してくるものです。今回の歴史で言うと、「なぜこんなことが起こったの?」、「これはどこで起きたの?」と言うような質問が飛んでくるかもしれません。

そのような質問をしてきたときは、知的好奇心を高める絶好のチャンスです。質問に答えてあげると、子どもは「そうなんだ!」、「なるほどな!」という新しい知識を得る喜びを知るでしょう。それによって、「また他の新しい知識を得たい!」という欲求、知的好奇心が子どもに生まれます。人は知的好奇心が高いほど、集中力や情報処理能力が高くなります。

また、知的好奇心を高めたいのであれば、子どもの「知りたい!」という情熱があるうちに、答えるのがいいでしょう。子どもの情熱が冷めないうちに、子どもが質問の答えを知るには、子ども自身が調べるのが1番早いです。子どもがある程度大きくなり、インターネットの検索の仕方や、辞書や図鑑、地図などの使い方を覚えられるようになったら、自分で調べるようにさせましょう。

そして、質問が出てきたらすぐに調べられるに、リビングなどすぐに手の届くところに置いておくことがおすすめです。自分で調べることができれば、「自分でも答えが見つけられるんだ!」と自信が子どもに出てきて、ママ、パパに質問することも少なくなるでしょう。

どうして歴史を勉強するの?子どもと一緒に歴史を学ぶ意義を考えてみよう!

まとめ

いかがだったでしょうか。歴史を学ぶ意義についてお伝えしてきました。

私たちは、テストや入試で良い点を取るために勉強しますが、本来、歴史は過去の人々の失敗や成功、繰り返される事象やその因果関係を学ぶためにあるものです。

また、「経営学の父」とも呼ばれるピーター・ドラッガーは、「未来は過去の延長上にある」と言う言葉を残しました。今ある現在、そして未来は全て、過去の出来事がもととなった現象でしかないということです。言いかえれば、未来のことを知りたければ、歴史を学ぶことが近道ということです。

まず、歴史を題材にした漫画、アニメ、ゲームなどで、子どもに親しみを深めさせるのも良いでしょう。角川漫画学習シリーズは、小学生から楽しめ、高校での勉強の教材として役に立つと言われています。

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