アデック知能教室

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コラム

子どもの自己肯定感を育む、褒める・認める・関わる大切さ

子どもに必要な自己肯定感とは何か?

自己肯定感という言葉を聞いたことがあっても、その言葉の意味をきちんと説明できるかどうかは別問題。もし、子どもに「自己肯定感ってなに?」と尋ねられたら、皆さんは分かりやすく説明できますか?

自己肯定感とは、自分は愛されているんだ、価値があるんだ、可能性があるんだと、今の自分自身の存在意義を素直に受け入れることができている心の状態、行動の特性をいいます。

自信にあふれ、屈託のない笑顔で日々を過ごしている子どもを見ると、自己肯定感が高いのだろうなという印象を抱きます。

自分ひとりの力ではなかなか得ることができない自己肯定感。家族との関わりや幼稚園・保育園・学校での時間を通じて、少しずつ積み重なっていくものです。

自己肯定感が高いとどうなる?

自己肯定感が高い子どもの特徴はいくつか挙げられます。

例えば、他者を尊重し、思いやりのある行動をとることができたり、ポジティブ思考で何事にもチャレンジできたり、自分自身の感情や衝動を抑えることができたり。

自分と他者との関わりの中で、自分も相手も傷つけることなく、気遣いや気配りがともなった振る舞いが生まれます。自分自身を前向きに受け止められていることから、失敗を恐れずに前向きに日々を過ごすことができるため、成長の機会が多いことも重要なポイントです。

自己肯定感が低いとどうなる?

反対に、自己肯定感が低いと、上記とは逆の振る舞いが生まれます。

自分自身への不安感、不信感から情緒不安定になってしまったり、周囲の目線や評価に過剰に反応してしまったり、表情や態度にネガティブな色がうかがえたりと、あまり良い印象を感じることができません。

結果として、自分も他者も信じることができなくなってしまい、失敗を恐れたり、チャレンジへの意欲が失われたり、他者との関係性をうまく築けなかったりと、周囲からの孤立やすぐに何事も諦めてしまう癖などが生まれます。成長の機会はあまり多くありません。

家族の関係性で育てる自己肯定感

近年、さまざまなニュースで愛着障害という言葉を見かけるようになりました。

これは生まれてから2,3年の間に家族や保護者との関係性の中で愛着形成がうまくいかなかったことにより、子どもの情緒が乱れたり、衝動的、反抗的な行動を取りがちになったりする行動・状況の困難さを指す言葉です。

自己肯定感との関連づけで説明すると、子どもとポジティブな状態で関わる時間が短ければ短いほど、子どもの自己肯定感が育まれにくいということ。家族や保護者が子どもとの時間をどれだけ作れるかによって、子どもの自己肯定感は大きく変わります。

子どもと関わる時間について、今よりもちょっと何かを意識することで、子どもの自己肯定感が今以上に高まるのであれば、家族として、保護者として実践しない理由はありません。

アデックとしては、褒める・認める・関わるという3つのポイントを大切にしてほしいと考えています。

褒める大切さ

子どもの自己肯定感を高めるために、まず必要なことは「褒める」ことです。

自転車に乗れるようになった、テストでいい点数が取れた、お母さんのお手伝いをしたなど、ポジティブな結果がともなった行動に対して、必ず「褒める」ようにしましょう。

自分の中で何が良かったのか、何ができるようになったのか、子どもは自分なりに理解することができます。その結果、またやってみよう、チャレンジしてみようという気持ちへとシフトしていきます。

子どもの前向きさを生み出す「褒める」という行為は、自己肯定感を育むためには一番の声かけです。

また、自分のことを見てくれている、変化を感じ取ってくれていると子どもが感じることによって、愛情に包まれて日々の生活を送っていることを自覚しやすくなります。この安心感が、自身の存在意義を高めることにつながります。

認める大切さ

子どもの自己肯定感を高めるために、次に必要なことは「認める」ことです。

人間は完璧ではないので、失敗やミスを犯すこともあります。子どもの場合は、良し悪しの判断、行動の先の結果予測の引き出しが少ないので、大人から見ればダメだと思うことをやってしまう場合もあります。

ただ、子どものひとつひとつの言動や行動、振る舞いをまずは「認める」ことから始めましょう。たとえ失敗しても、まずは「認める」。その上で、なぜそのようなことをしたのか、その結果どうなると思ったのか、言動や行動の背景を探ってみましょう。

頭ごなしに否定したり、感情的に叱咤したりというのは、子どものチャレンジ精神や純粋さを失わせてしまう引き金になりかねません。あれもダメ、これもダメ、良かれと思ったこともダメとなれば、ひとつひとつの行動にビクビクしてしまいます。

これは自己肯定感を高めることとは逆効果。むしろ、自己否定が始まってしまいます。

「みんなちがって、みんないい」というのは金子みすゞさんの詩の有名な一節ですが、それこそ親と子も違う存在です。子どもの考えや意識を「認める」こと、親子間の違いを「認める」ことも、子どもの自己肯定感を引き上げる大切なポイントです。

関わる大切さ

子どもの自己肯定感を高めるために、さらに必要なことは「関わる」ことです。

子どもと遊ぶ、話を聞く、一緒にお風呂に入る、寝る前にそばにいるなど、子どもとの時間を作ることが「関わる」ことです。

自己肯定感に影響を与えるものが「自分は愛されている、大切にされているという自覚」です。家族や保護者が自分のために時間を使ってくれているというのは、その自覚を生み出す一番大きな要因です。

反対に、寂しい、不安、怖い、孤独…といった気持ちは自己肯定感を引き下げます。これらは家族と過ごす時間が少ない、家にいても安心できないといった状態が引き起こすものです。

親と子が良好な時間を過ごすことによって、自己肯定感に影響があるならば、その「関わる」時間は多ければ多いほど、いいということです。

もちろん、仕事に家事にと、すべての時間を子どもに捧げることは難しいでしょう。ただ、自分のもとに生まれてきた子どものために、ちょっとだけでも時間を使うことができれば、子どもの未来は大きく変わるのです。

 

アデックが考える、自己肯定感を育む考え方

ここまで、自己肯定感の大切さとそれを生み出す3つのポイントを解説してきました。

アデックでは確かな学力、豊かな心、健やかな体の「知・徳・体」を大切にしていますが、
この「知・徳・体」は、子どもの自己肯定感があってこそ、初めて身につくものだと考えています。

自分自身の存在を前向きに受け止め、これから先をどう生きていこうかと子どもなりに考えられている状態が、自己肯定に溢れている姿。そんな子どもたちに、多くの学びや気づきを与えられる機会を作れば、スポンジのように吸収していきます。
 

学力の向上や健康な心身を作る上でも、自己肯定感は重要なのです。

私たちも、アデックで子どもたちが過ごす時間の中では「褒める」「認める」「関わる」といったことを大切にしています。子どもが自己肯定感を高める機会は、いつでもどこでも誰とでもです。

私たちの振る舞いひとつでも自己否定が始まってしまうかもしれない。そんな危機意識も持ち合わせた状態で、子どもたちと対面、対話しています。

また、子どもたちにいい影響が与えられるように、学びを提供する私たち自身も、自己肯定感を高められるように、日々、スタッフ同士の関わりにも、「褒める」「認める」「関わる」を取り入れています。

子どもの成長が日本の未来を左右します。家族の時間も、学校の時間も、アデックでの時間も、子どもひとりひとりの存在をきちんと受け止め、肯定的なアプローチが取れるようになると、もっと日本の未来が明るくなるのではないかと考えています。