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年長さんが初めて読むのにおすすめな児童書7選。読解力は小学校受験対策につながる!

公開日:2020/04/29
最終更新日:2020/04/29

簡単な読書は年長さんからでも始められる

皆さんは、何歳くらいの頃から読書を始めましたか。もともと、読書好きだったという子ども時代を過ごしていた方以外は、多くの場合、小学校の夏休みの読書感想文がきっかけだったことが多いのではないでしょうか。

幼稚園や保育園に通い始めた頃から、ひらがなやカタカナが読めるようになる子どもが増えてきました。youtubeの動画の字幕を読んだり、園で文字を学んだりと、読み書きに触れる時間が増えてきています。したがって、読書を始められる年齢も低年齢化してきました。幼稚園や保育園に通い始めた頃から、ひらがなやカタカナが読めるようになる子どもが増えてきました。youtubeの動画の字幕を読んだり、園で文字を学んだりと、読み書きに触れる時間が増えてきています。したがって、読書を始められる年齢も低年齢化してきました。

受験に臨もうとするご家庭であれば、読書習慣を身につけさせることで、読解力や想像力を広げたい、語彙量を増やしたいと願うこともあるでしょう。

年長さんから始める読書習慣。初めて読むのにおすすめな児童書7選。読解力は小学校受験対策につながる!

読書習慣は小学校受験には必須

読書習慣は、小学校受験には必須と言えるでしょう。

文字をスラスラと読めることはペーパーテストに役立ちますし、言葉をたくさん知っていることは面接でのやりとりや受験時のさまざまなコミュニケーションにおいてプラスになります。それらは読書によって効率的に習得できます。

また、本を読み続けるという集中力や忍耐力は、自分を律する意味でもポジティブに働きます。年長さんになったタイミングから読書習慣を身につけ始め、夏休みで習慣化できると、受験日の頃には読書好きになっている、そして、受験突破に必要なスキルやスタンスを得ていることになります。

まずは簡単に読み切れる本からはじめ、読書に興味を持たせていきましょう。

 

初めて読むのにおすすめな児童書7選

では、年長さんでも読み始められる児童書をいくつか選んでみました。どれも一人で読む入門編としては最適なものばかりです。ぜひ参考にしてみてください。

①こぐまのくまくん

寒い雪の日に着るものをおねだりしたり、誕生日にバースデースープを自分で作ったり、宇宙帽をかぶって月旅行にでかけたり、寝る前にたくさんのお願いごとを考えたりするくまくん。

面白い考えが次々と浮かんでくるくまくんと、そらに優しく向き合うお母さんぐまのやりとりを読んでいると優しい気持ちになってきます。

4つのくまくんの短めのお話が収録されています。無理なく最後まで読みきることで、「ちゃんと読めた」という子どもの実感が、読書への自信をつけてくれます。

②魔女のシュークリーム

シュークリームが大好きなダイスケくん。ある日、ダイスケくんのもとにクロネコとカラスが現れ、言います。「百倍の大きさのシュークリームを食べてもらいたい」。

ひきょうな魔女の手によって、動物たちの「いのち」が大きなシュークリームの中に隠されてしまいました。おっとりした性格のダイスケくんは、どのようにして魔女と立ち向かうのでしょうか。

「魔女」という難しい漢字がタイトルにありますが、すべての漢字にふりがながついているので安心です。少し長めのお話なので何日かに分けて読むといいかもしれません。「おはなしいちばん星」というシリーズの第1作目の児童書ですので、この本が気に入ったらシリーズの他の本も読んでみるといいでしょう。

③ぼくはめいたんてい きえた犬のえ

9歳の名探偵のネートの仲良し、アニーからなくなった絵を探してほしいという依頼がやってきます。

すぐにネートはアニーのところに駆けつけ、部屋中をじっくり調べます。次に、その絵を見た他の人たちのこともじっくりと調査をします。はたしてネートは、なくなったアニーの絵を見つけ出すことはできるのでしょうか。

すべての漢字にふりがながあるのはもちろん、すべてのページに挿絵がついており、文字も大きいので、一人読みをするのにちょうどいい本です。

 

知力育成教室アデック

 

④きょうりゅうが学校にやってきた

月曜日、トムは今日の給食のことを考えながら、教室の窓から外を見ていると、校庭の向こうから小さなきょうりゅうがスキップしながら、やってきました。もう勉強どころではなく、教室中が大騒ぎになります。

ちょっと先の未来で通うことになる学校にきょうりゅうがやってきたら、どんな気分になるでしょう。考えただけで、ワクワクやドキドキが止まらないはず。幼稚園や保育園のことを想像しても面白いでしょう。

すべての漢字にふりがながついており、絵も多いので、はじめての児童書としておすすめです。

⑤ももいろのきりん

るるこちゃんは、お母さんから部屋がいっぱいになるぐらい大きな桃色の紙をもらいます。るるこちゃんはとても喜んで、さっそくその桃色の紙をつかって、大きなキリンを作ります。そして、そのキリンに、るるこは「キリカ」という名前をつけました。しかし、雨が降ってきて、キリカの首のきれいな桃色がはげてしまいます。

自分がつくった紙の動物が動き始めたらと、子どもの想像力をかき立てる物語です。文字が少しだけ小さいですが、すべての漢字にはふりがながついているため、未就学児でも読めそうです。

⑥どうぶつえんができた

「ねえ、とむくん どうぶつえんをつくろうよ」というおむくんの提案から物語ははじまります。大きなたまごを拾ったとむくんは、ねこと出会い、誘います。「とむくんがもってるたまごをくれたらいっしょにいくよ。」とねこは言います。たまごをあげるとペロッと丸飲みして、ねこが仲間になります。

そして、次にイタチと出会い、イタチは言います。「とむくんがつれているねこをくれたらいっしょにいくよ。」

文字が大きくて読みやすく、子どもが大好きな「繰り返し」が出てくる本です。しかし、その読みやすさとは裏腹に、その内容はとてもハチャメチャ。子どもも大人も楽しくなります。そのシュールな物語を読んでお子さんがどんな感想を持つのかも楽しみの一つです。

⑦いやいやえん

とっても元気な男の子だけど、とてもわがままなしげるくんが主人公のお話が7つ集まった童話集です。

しげるくんたちが積み木で作った船でクジラをつかまえにいく話や、山登りで山の食べ物を食べ過ぎてしまうお話、赤いバケツをもって保育園にやってきた子グマのお話などどれも面白い話ばかり。

文字は少し多いですが、短編集なので、ひとつひとつの話が短く、集中力が続きます。挿絵は、「ぐりとぐら」で有名な大村百合子さんによる絵で、親近感を持って読むことができます。

 

読書習慣をどのように身につけさせるか

読書の習慣を身につけさせるためには、まず子どもが興味の持つ本から読ませるようにしましょう。ママやパパの目線にたてば、読ませたい本はいくつもあるかもしれません。しかし、それは子どもが読書に興味を持ってからでも遅くはありません。

最後まで読み切るという成功体験を積ませることで、自信がつき、次の本を読もうという意識にさせます。

また、読書はなにも童話だけではありません。子どもが好きな虫や乗り物の図鑑でも構いません。むしろ図鑑のほうが難しい言葉や言い回しを覚えるのに適しているかもしれません。時間を取り、本のページを開くことだけで読書習慣への一歩は十分です。

重要なのは、ママやパパも読書好きになることです。本を読まない親の子どもは、本をあまり読みません。親子で読書の時間を作ったり、読んだ本の感想を聞く時間を作ったりして、家族で読書の習慣を持ちましょう。

ママやパパも読書好きになることで子供も読書がすきになってきます

 

まとめ

いかがだったでしょうか。初めて読むのにおすすめな児童書をいくつか紹介してきました。

年長さんはまだすらすらと文字が読めるわけではありません。最初は読み聞かせをして本の内容を知ることで、ひとりで読むことへのハードルが下がるかもしれません。また、読み聞かせはいい親子のコミュニケーションになるでしょう。

読書をすることで読解力や想像力だけでなく、ひとつのもの意識を向け続ける集中力が手に入ります。小学校受験対策として、集中力は必要なスキルです。面接でのやりとりに耳を傾けられます。

受験に限らず、入学後、国語の時間で必要となる読解力の基礎や文字への親しみ、日々の授業や家での勉強の時間に必要な集中力など、読書で得られる効果は限りありません。ぜひ早い段階で、読書の習慣を身につけたいものですね。