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芸術性やリズム感覚を磨こう!女の子におすすめの習い事は?

公開日:2019/11/27
最終更新日:2020/03/29

習い事で芸術性やリズム感覚を磨こう!

子どもが大きくなってくると、どんな習い事に通わせようか悩み始めるママやパパが少なくないかもしれません。習い事の効果やメリットを考えたり、どれくらいの月謝や時間がかかるのかを考えたりと、悩み始めるとなかなか判断が難しくなります。

一般論ではありますが、子どもが女の子だと、ピアノやバレエ、ダンスなど音楽性や芸術性、リズム感覚を磨く習い事が選択肢に挙げられることが多いです。

今回は、芸術性やリズム感覚を養うことを目的とした習い事を選んでみました。習い事によっては、記憶力や集中力など知的能力の向上にもつながるものがあります。

子どもが通いたいと思える習い事かどうかが一番大切ですし、習い事の中でもコストが高めのものや準備しなくてはならないものが多いなど、ご家庭での判断が求められるものもあります。ぜひ参考にしてみてください。

おすすめの習い事①ピアノ

まずはピアノです。習い事の定番のひとつともいえます。

定番である理由は、ピアノで曲を弾くという動作には、子どもの脳に発達に良い動きがいくつもあるからです。

例えば、音符記号の意味、楽譜を記憶、記憶した通りに指先を動かすため、記憶力が高まります。また、一定の時間、座って鍵盤に向き合わないといけないため、落ち着きのないお子さんであっても、続けているうちに集中力が身につきます。

楽譜を読みながら、両手で違う動きをして音を奏でることで、脳のあらゆる領域がまんべくなく刺激されるため、音楽の能力だけでなく、スポーツ、学力さまざまな機能が向上すると言われています。

おすすめの習い事②ダンス

次はダンスです。最近の人気の習い事のひとつでもあり、学校教育の中で導入された背景から通わせたいと感じるご家庭も多いようです。

ダンス教室は目的によっていくつか種類があります。例えば、将来的にプロのダンサーやインストラクターなどの職業に就くことを見据えてダンスを教える教室、体を動かすことが楽しいと伝えるための教室などがあります。

ダンスを習うメリットはカッコよさや楽しさだけではありません。ダンスは全身運動なので、筋肉や運動神経が発達し、基礎体力、心肺機能も向上させることができます。これらの発達とともにリズム感まで養うことができる習い事やスポーツは多くありません。

また、幼少期であれば、チームで踊ることが多いため、協調性やコミュニケーション能力を高めることができます。

おすすめの習い事③絵画

3つ目は絵画です。

デッサン、風景画、想像画など絵を描くだけじゃなく、貯金箱、モザイクタイル、コラージュなど先生が考えたものを自分で好きなように作っていく工作の時間もあります。毎回違う課題に取り組むので、子どもは飽きることなく、新鮮な気持ちで楽しく取り組めます。

メリットとしては、単純に絵が上手くなるだけでなく、絵を描く上で必要な集中力、観察力、発想力、想像力が養われます。集中力や観察力は、学校での勉強にも活かされるものです。

老若男女通うことができるもので、多様な交流が生まれるのも、絵画教室のメリットです。

おすすめの習い事④ヴァイオリン

4つ目はヴァイオリンです。

子ども用のヴァイオリンは2,3歳のことから持つことができます。ピアノと同じように、演奏するためには楽譜を読み、指や腕を複雑に動かして、自分の出した音を耳で確認します。この一連の動作によって、集中力や記憶力、また、ワーキングメモリが発達します。

ワーキングメモリとは、会話、計算、自分で考えて行動するときなど、日常生活には欠かせない能力で、一時的に情報を記憶、保持し、処理する能力のことです。この能力を鍛えると、頭の良い子が育つとも言われています。

また、正確な音を出すまで時間かかるので、「一生懸命やってるけどうまくいかない」という葛藤や「こうしたらいい音が出る」という試行錯誤などを経験ができます。根気強さや忍耐力の大切さを学ぶことにつながります。

おすすめの習い事⑤バレエ

最後にご紹介するのはバレエです。

バレエ教室は大きく分けて3種類あり、まずはプロのバレエダンサーを目指す子どもを育成する目的で作られたバレエ団系列の教室が挙げられます。次に個人のバレエ教室で、身近な教室で本格的なバレエ技術が学べます。個人教室では先生のバレエに対する考え方や方針が強く出ますので、教室ごとに特徴が違うこともあります。

3つ目は、サークルやカルチャースクールで、ちょっとバレエを体験させてみたいというような場合にはぴったりです。発表会がないため、大きな目標を設定させたい場合は避けた方がいいかもしれません。

バレエは女の子の習い事の中ではルールやマナーに厳しい環境と言えます。規律正しく稽古が進んでいくので、挨拶などの基本的な振る舞いを学ぶことができ、また、団体行動によって協調性を身につく機会にもなります。

身体的なメリットとしては、体が柔らかくなる、体幹が鍛えられる、リズム感がつくなどが挙げられます。

無理やり通わせるのはNG

ここまで5つの習い事をご紹介しましたが、無理に通わせることはあまりおすすめしません。

ピアノやダンスなどでプロフェッショナルを目指すのであれば別ですが、基本的には楽しく学ぶものであることが望ましく、嫌々通って得るものは多くありません。

ただ、子どもが行きたくないと感じている背景を知ることは大切です。習い事自体が嫌いなのか、友だちや先生との間で何かあるのか、普段の生活との兼ね合いの中で体力的あるいは精神的に疲れが残っているのかなど、子どもながらの事情はいくつか考えられます。子どもとの対話を通じて、解決できる悩みであれば解決し、難しいものであれば習い事を辞めるという選択も大切です。

アデックが考える習い事

習い事に選ぶ上で一番重要なのは、お子さんが通っていて楽しいと思えるどうかです。

東大生に「幼少期はどんな風に過ごしていたか」と質問したところ「何かに夢中になっていた」と多くの東大生が答えたと言います。

夢中になることで、壁にあたっても試行錯誤をし、自ら学んで壁を越えていきます。その経験が、学ぶということ自体を楽しく感じられるようになります。東大生はこういう過程で、自ら学ぶということが好きになったと考えられます。お子さんにも夢中になれることを探してあげましょう。

また、楽しく思えるかどうかは、親子との関わり方でも変わってきます。例えば、誰かよりも上手いと褒めたり、誰かと比べて下手と否定することはNGです。習い事が嫌いになるどころか、誰かよりも上手くできるかどうかで判断し、自分が得意なことしかしない子どもになってしまう可能性があります。

褒めるときは、上手くできているかどうかではなく、自分で考えて工夫していることへの承認として実施しましょう。

まとめ

いろいろな種類の習い事がある中で、何を子どもに習わせるかを選ぶのは難しいことです。ただ、習い事を選ぶ際に忘れていけないのは「子どもが主役である」ということです。子どもが主体的に取り組むことで、より学習し、習い事の効果もより大きく発揮されます。

子どものやりたいことは、ある程度やってみないとわからないもの。最初はやりたいと言って始めた習い事が、お子さんに最適な習い事であるとは限りません。また、習い事を通して感じられる楽しさや喜びも、ある程度の期間、続けた先にあるものだと言えるでしょう。

例えばピアノやヴァイオリンなどの習い事は、自分の思うままに弾けるようになるまでに地道な努力が必要です。その悲喜こもごもをママやパパがサポートし、一緒になって取り組んでみましょう。伴走という考え方が大切です。