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子どもが努力をするようになるためには、親の〇〇に対する考え方が大事!

公開日:2021/11/26
最終更新日:2021/11/25

子どもをしなやかマインドセットにしたい!

「マインドセット」という言葉は、これまでに何度か触れてきました。「マインドセット」とは、簡単にいうと「考え方」という意味です。もう少し詳しくいうと、「無意識下の思考のクセ」となります。

今まで触れてきたマインドセットは「自分の知能や能力は変わらず、これ以上伸びることはない。生まれつき決まっているものだ」という「硬直マインドセット」と、「自分の知能や能力は、努力やテクニック、他人の助けによってまだ伸びる」という「しなやかマインドセット」です。

子どもがしなやかマインドセットを持っていると、努力できたり、意欲や実際の功績に大きな影響があることがわかっています。ぜひ子どもには、しなやかマインドセットを持ってほしいですよね。

ところで、親のマインドセットは、子どものマインドセットにどれだけ影響するのでしょうか。親がしなやかマインドセットを持っていれば、子どもも自然としなやかマインドセットを持つのでしょうか。

また、どうすれば子どものマインドセットを、しなやかマインドセットにすることができるのでしょうか。その1つは、子どもが何かに挑戦して失敗したときの親の声かけです。親の失敗に対する考え方、「失敗マインドセット」が大きく関わっているようです。失敗を「避けるべきもの」と考えるか、「学ぶ機会」と考えるのかのことです。

今回は、親のマインドセットが子どものマインドセットにどのような影響があるのか、特に親の失敗マインドセットに着目して、お伝えしていきたいと思います。

子どもが努力をするようになるためには、親の〇〇に対する考え方が大事!

5つのスタンフォード大学の調査

ここからは親と子どものマインドセットの関係について調べたスタンフォード大学の調査、5つをご紹介していきます。長くなってしまうの、ここではアンケートの質問内容は省き、調査結果だけを述べていきます。

調査①

1つ目の調査結果です。1つ目の調査でわかったことは、親のマインドセットが子どものマインドセットに関係するかどうかについてです。

親がしなやかマインドセットを持つか、硬直マインドセットを持つかどうかは、子どものマインドセットに影響していないことがわかりました。

以前の記事で、「子どもの努力ではなく能力を褒めてしまうと、子どもは硬直マインドセットを持ってしまう」ということを述べました。たとえ、親がしなやかマインドセットの持ち主でも、親が褒め方を間違えれば、子どもは硬直マインドセットを持ってしまうということです。

そして、親の失敗マインドセットは、子どもがしなやかマインドセットを持つか、硬直マインドセットを持つかに影響がありました。親が「失敗は悪いこと」と考えていれば、子どもは硬直マインドセットになってしまいます。

また、親が失敗は悪いことと思えば思うほどに、子供は「ママ、パパは私の学校の成績を気にしている」と感じていました。親が失敗を悪と考えるほどに、「ママ、パパは私に能力の高さを証明してほしいんだ」と感じてしまい、結果を出せない場合、子どもは「自分の能力は低いし、これ以上伸びないんだ」と思い込むようになります。

ここで大事なことは、子どものマインドセットは、親がしなやかマインドセットを持つか、硬直マインドセットを持つかどうかではなく、親の失敗マインドセットに関係していたことです。

調査②

2つ目の調査結果です。2つ目の調査でわかったことは、失敗を悪いことと考えている親の声かけです。

失敗を悪と捉えている親は、子どもの失敗に対して成果主義な態度を見せ、子どものことを哀れんだり、子どもの能力がないのではないかと疑問を持ったり、能力が足りないことを慰めるような傾向にありました。

例えば、子どもがテストで赤点を取った場合、「うちの子は赤点でかわいそう」、「うちの子の勉強がでいないのかしら」、「〇〇ちゃんは算数ができなくても大丈夫だよ」といった声がけを、失敗を悪と考える親ほどしがちということです。

このような親の特徴にあなたは当てはまっていないでしょうか。

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調査③

3つ目の調査結果です。3つ目の調査でわかったことは、子どもは親のマインドセットについて認識しているのかです。

まず、親自身がしなやかマインドセットを持っているのか、硬直マインドセットを持っているのかということと、「失敗は悪」と考えているのか、「失敗からは学べる」と考えているかは、関係がありませんでした。意外なことに、しなやかマインドセット持っていても、「失敗は悪」と考える親もいるし、その逆もいるということです。

そして、子どもは親がしなやかマインドセットを持っているのか、硬直マインドセットを持っているのかということは知っていませんでしたが、親が「失敗は悪」と考えているのか、「失敗からは学べる」と考えているかは理解していました。

子供は親の失敗に対する考え方について、しっかり認識しています。

調査④

4つ目の調査結果です。4つ目の調査でわかったことは、子どもが考える親の失敗マインドセットと子ども自身のマインドセットの関係です。

「自分の親は失敗は悪いことと思っている」と子どもが認識することと、子どもがしなやかマインドセットを持っているのか、硬直マインドセットを持っているのかが関係しているのかを調べた調査です。

結果、子どもが「自分の親は失敗は悪いことと思っている」と考えてしまっている場合、子どもは硬直マインドセットになっていました。親の失敗マインドセットで、子どものマインドセットが決まるということです。

調査⑤

5つ目の調査結果です。5つ目の調査でわかったことは、親が持つべき失敗に対する考え方や態度についてです。

この調査では、親たちの失敗マインドセットを意図的に操作するため、2つのグループに分け、片方には「失敗は悪いことだ」と思わせるような文言をアンケートの中に組み込み、もう片方には「失敗は学びになる」と思わせるような文言を組み込み、質問に答えてもらいました。

結果、「失敗は悪いこと」と思わされたグループは、実際に「失敗は悪いこと」と思うようになり、子どもの知能や能力を評価する成果主義になりやすく、失敗を今後の子どもの学びとなるような発言や考え方をしませんでした。このグループは、赤点を取ってしまった子どもの能力に着目をしてしまいました。

反対に、「失敗は学びになる」と思わされたグループは、実際に「失敗は学びになる」と考えるようになり、子どもの努力を評価する発言が多く、失敗を今後の学びとなるような発言や考え方をしていました。このグループは、赤点を取るまでの過程や今後赤点を取らないようにするにはどうすればいいかに着目しました。

親が持つべき失敗に対する考え方や態度は、失敗は学びのきっかけとなると考えて、子どもの努力を評価し、今後の学びを促していくということです。

子どもが努力をするようになるためには、親の〇〇に対する考え方が大事!

まとめ

いかがだったでしょうか。子どものマインドセットと親の失敗マインドセットの関係について、お伝えしてきました。

5つの調査の結果をまとめると、子どものマインドセットをしなやかマインドセットにするためには、親がしなやかマインドセットを持っているかどうかは影響がなく、親がどんな失敗マインドセットを持っているかが重要です。

子どもは、親のマインドセットがどちらの考えかは知りませんが、親の失敗マインドセットが「失敗は悪」なのか、「失敗は学びのきっかけ」なのかは認識しています。

親の失敗マインドセットが、「失敗は悪だ」となっている場合、子どもの失敗を子どもの知能や能力の低さによるものだと考えがちで、それを表に出した発言や態度を取ることが多くなります。結果、そういった発言や態度を通じ、子どもも「自分の能力は生まれつき決まっていて、伸びることはない」と考えるようになり、硬直マインドセットになる傾向があります。

反対に、親の失敗マインドセットが、「失敗は学びのきっかけとなる」となっている場合、子どもの失敗をテクニックや努力などの過程の問題だと考え、今後の学びを促すような発言が多くなります。そして、子ども自身も「自分の知能や能力は努力やテクニックで伸ばすことができる」と信じることができ、しなやかマインドセットになるのです。

以上から、子どもがしなやかマインドセットを持つようになるためには、親が失敗マインドセットを改善することが大事なのです。子どもが努力できるようになるためにも、「失敗はカッコ悪い」、「失敗は怖い」という考えを捨てましょう。

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