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子どものボタンかけ練習はいつから始める?知育にも効果的。

公開日:2020/02/12
最終更新日:2020/03/29

ボタンかけの練習はいつごろから始める?

お子さんが自分で着替えをするようになると、一つの難関になるのがボタンかけ。自分だと、なかなか上手にできない、ついついママまかせになってしまうこともあるのではないでしょうか。

指先の細かい動きが必要になってくるので、少しずつ練習をする必要があります。

指先の器用さで個人差はあるものの、練習を始める年齢は3歳ごろがいいと言われています。理由としては、指先が器用になってくる年齢であることと、幼稚園や保育園で着替えをする場面があることが挙げられます。

少しずつ幼稚園や保育園で困らないように、お家で練習をしていくお子さんが多いようです。今回は、ボタンかけの練習の仕方や、教え方のポイントについてです。

ボタンかけ練習は知育に効果的

ボタンかけの練習の準備

まず、ボタンかけの練習の準備についてです。お子さんが3歳になったからといって、みんながみんな、ボタンかけをできるようになるわけではありません。ある程度、指先の器用さが必要になります。

最初は、大きめのボタンで始めるといいでしょう。指先でボタンをつかむのがむずかしいお子さんに無理をさせると、ボタンかけに対してイヤなイメージがついてしまうかもしれません。

もし、まだ準備が整っていないお子さんであれば、一緒に指先を使った遊びをすることをおすすめします。積み木やブロックなどをつかむ練習をして、指先の力をきたえましょう。

練習をしている期間に、お子さんがボタンに興味を示すことがあればチャンス。「やってみる?」などと誘ってみてはいかがでしょうか。お子さんのやる気があるときは、練習もやりやすくなります。

ボタンかけの練習の仕方

ボタンかけの練習をさせる場合は、先ほども伝えた通り、大きめのボタンから。お子さんの洋服で練習する場合は、ママやパパがうしろに回ってあげてお手本を見せるとわかりやすいです。

もし「着ている洋服だと見えづらい」ことでつまずいてしまうお子さんであれば、一度洋服を置いて練習をする方法もあります。お子さんにとって、やりやすいように工夫をしてあげてください。

ボタンかけの練習用のおもちゃも販売をされているので、道具を変えることでやりやすくなることもあります。次からは、実際のボタンかけの順番を見ていきます。

ステップ①ボタンをつかむ

最初のステップは、ボタンをつかむ工程です。ボタンは丸くてすべりやすいので、なかなかつかめないお子さんもいます。その場合は、洗濯バサミを使って練習をするのがおすすめです。洗濯バサミで指先に力を入れる感覚を身につけさせてください。

小さなもの、細いものをつかめるようになったら、徐々にボタンも扱えるようになってきます。

ステップ②ボタンを穴に入れる

次のステップは、ボタンを穴に入れる工程です。最初は、見本をみせてあげるとよりわかりやすくなります。親指と人差し指でボタンをつまみ、もう片方の手は穴の近くに持っていきます。

ボタンを持った手を誘導してあげたり、ボタンを通したりする練習を何度かしましょう。反復することで、コツをつかめるようになります。

ステップ③ボタンの受け渡しをする

最後のステップはボタンの受け渡しです。片側からボタンを穴に入れて押して、もう片方の手の親指と人差し指で受け取ります。

最初は、ママやパパがボタンを穴に入れるところまでやってあげて、受け取る練習だけをすることもおすすめです。位置を合わせた上で力を入れないと穴に通せないので、子どもだとむずかしいことがあるのです。

最初はうまくいかないとしても、何度か練習していくうちに上達していくので長い目で見守ってあげてください。

ボタンかけを教えるポイント

小さなお子さんにとって、ボタンかけは意外とむずかしいもの。位置がズレるとうまくいきませんし、指先に力をこめないと穴に通すこともできません。最初からうまくできることはほとんどありません。

うまくいかなくても、練習を継続することが必要です。そのためには、あまり無理をさせすぎないこと。そして、なるべくうまくいくようにサポートをしてあげると、わずかな負荷で上達することができるようになります。

時間に余裕のある夜に習慣づけるのがおすすめ

ボタンかけの練習は継続が必要。そのためには、習慣の中に組み込むことがポイントです。早起きのできるお子さんであれば、朝の着替えのときでもいいのですが、朝は何かとバタバタすることが多いですよね。

練習する時間帯は、ゆっくりと時間をとりやすい夜の着替えのときがおすすめです。「朝はママが手伝うけれど、夜は自分でやってみようか」と約束ごとを決めておくと、日常的に練習を取り入れられるようになります。

ゆっくり焦らずに

時間帯のところでもお伝えしましたが、最初はなかなかうまくいかないもの。ママが代わりにやってあげた方がずっと早いです。

それでも、代わりにやってあげると自分でできるようにはなりません。

上達させるためには、待つことも必要です。最初は見本を見せてあげたり、手をそえてあげたり、声かけをしてあげたりしてもよいのですが、できるようになってきたらなるべく本人に任せてあげてください。

できるようになったところはまかせて、むずかしいところだけを補助する工程を経て、自分ひとりでできるようになっていきます。

 
知力育成教室アデック

完璧を求めない

最後のポイントは、完璧を求めないということ。これまで挙げたポイントが時間だとしたら、最後のひとつは完成度です。

ママやパパの手を借りてできたのだとしても、初めのうちはなるべく褒めてあげてください。できないところに注目するのではなく、取り組もうとした姿勢や、途中で投げ出さなかったことを認めてあげるのがポイントです。

継続していけば、自然と上達はできていきます。最初にできるようになるまでが、苦しいところ。そこで出鼻をくじいたり、モチベーションを下げたりせずに、なるべくサポートをしてあげてください。お子さんは、ママやパパの励ましや助けがあってはじめて、練習に取り組めるようになるのです。

ボタンかけは知育にもつながる

ボタンかけは、生活の中の一部です。知育とは関係がなさそうに見えるかもしれませんが、指先を動かすことは脳への刺激になるのです。

指先に意識を集中させること、集中力を保つこと、細かい動きをすることはどれも脳の活性化につながります。知育は、何も机について勉強することだけではありません。特に、幼児のころは、学習以外のことからのアプローチの方がメインです。

ボタンかけのように生活のワンシーンで自然と取り入れられるようなものでも、知育につながるものはあるのです。

親子で色々なことに挑戦しよう

まとめ

今回は、ボタンかけの練習方法と、教え方のポイントについてでした。ボタンかけは、大人にとっては簡単なことでも、子どもにとってはむずかしいもの。すぐに完璧にできるようにはなりません。

これは、ボタンかけに限った話ではありません。何でも、新しいことを習得するまでは練習が必要ですし、困難がともないます。子どもは失敗を積み重ねて、その中で成長をしていくものです。

アデックは、子どもと接していく中での継続を大切にしています。練習を続けるときには、うまくいかないこともあるもの。そうしたときに、周りの大人のサポートが必要になります。アデックは、お子様がひとりでできるようになるまでの過程を応援しています。