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5歳児の反抗期、イヤイヤ期を乗り越えるためのポイント。子どものエネルギーを知育へのきっかけに。

公開日:2020/09/16
最終更新日:2020/09/13

5歳児の反抗期の特徴とは?

子どもの反抗期と言えば、「魔の2歳児」、「魔の3歳児」なんて言って2歳児、3歳児がよくフューチャーされますが、5歳児になってもなくなるわけではありません。ママやパパは子どもの反抗的な行動や態度に毎日イライラがたまり、ついつい感情的になってしまうこともあると思います。

今回はそんな子どもの反抗期に困っているママ、パパに反抗的な子どもへの接し方をお伝えしていきたいと思います。

まず、5歳の子どもの反抗期の特徴として、言葉数が増えてきた分、他の歳の反抗期よりも口答え、暴言などが増えてきます。「バカ!」、「ウザい!」、「大嫌い!」など大人並みの口答えをしてきます。

また、聞こえているのに、聞こえないふりや、知らん顔など反抗的な仕草を見せます。子どもの特徴として自己中心性があるので、気に入らないことがあれば、怒りをあらわにし、物を投げたり奇声をあげたりします。暴力的な行動が多く見られるため、心配になる親御さんもいらっしゃるかもしれません。

そして、特に男の子に多く見られますが、この頃からママやパパにアレコレ喋りたがらなくなります。叱られたり、否定されたりすることを避けようと、思っていることとは違うことを言ったりしてしまうのです。

5歳の反抗期に向き合っていきましょう

知っておきたい中間反抗期

ここで中間反抗期のことについて述べていきます。中間反抗期とは、5歳から小学校低学年のころに訪れる反抗期のことです。

では、この中間反抗期において、子どもが反抗する原因とはなんでしょう。その一因として挙げられるのが、この頃から「自分自身で考えてやりたいんだ!」という気持ちが強くなっていることです。

ママやパパは子どものことを「まだまだ幼い」と考え、「これやって」、「こうすると早いよ」などいろいろ指示してしまいますよね。子どもは子どもなりに「わたしはこうしたいの!」という考えがあり、過剰に反応してしまいます。親の側のとらえ方と、本人の側の感じ方のズレへのフラストレーションを表す行動が反抗的に見えてしまうのです。

「うちの子、反抗期がすごくひどいんです…」とお悩みの親御さんもいらっしゃるかと思います。その原因のことを考慮すると、お子さんは「自分でやってみたい!」という自主性の心をより持っていると考えることができます。また、ただ反抗しているだけではなく、自主性の表れととらえるとより対処しやすくなります。

接し方の3つのポイント

ここからは、「反抗期」の子どもたちへの接し方の3つのポイントについてお伝えしていきます。

接し方のポイント①子どもの話に耳を傾ける

まず1つ目のポイントは、子どもの話に耳を傾けることです。

前述したように、5歳児の子どもが反抗的な行動に出てしまう要因の中には、「自分自身でやりたい」と親に伝えたい気持ちがあります。「早くこれをしてほしい」、「できたら、あれをしてほしい」というママやパパの考えもあると思いますが、できるだけ子どもの気持ちに耳を傾けてあげてください。

そして、自分でやってみたけれども、できないということは多々あります。語彙が増えたとはいえ、まだ幼いので自分の気持ちを上手に伝えられないこともあります。うまくできないこと、伝えられないことのフラストレーションがストレスになるのです。

「自分でやりたかったね」、「できなくて、悔しかったね」と子どもの気持ちを代弁してあげると、「伝わった!」、「わかってくれた!」と親を信頼し、親の言うことにも耳を傾ける心の余裕ができるようになります。

また、親が子どもの気持ちを代弁することで、自分の気持ちを表す語彙が増えるという利点もあります。自分の気持ちをうまく表すだけでなく、自分の中にあるストレスを整理し、受け止めることにもつながります。

接し方のポイント②褒める・叱るを意識的に

2つ目のポイントは褒める・叱るを意識的にすることです。

「自分でやりたかった」という理由があっても、暴力や暴言などは悪いことに変わりありません。何が悪い行いなのか、また何が良い行いなのか、それはしっかり言葉にして伝えましょう。

子どもが悪いことをしたときに、「コラ!」と怒鳴ったり、恐い表情をしたりする方もいます。しかし、「怒る」と「叱る」は違います。怒鳴ったりするだけでは子どもが何が悪い行為で、もうしていけない行為なのか、わかりません。また、どうして怒られているのかよりも、怒鳴られたことへの恐怖のほうがまさってしまい、話の内容が入ってこなくなってしまいます。

5歳児は言葉の理解が深まってくる頃であり、こちらの話すことも十分に理解できるはずです。「助かったよ。ありがとう」、「それは他の人に迷惑がかかるからしてはいけないよ」とコミュニケーションによって、褒めること、叱ることをしましょう。

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接し方のポイント③ママやパパがどう感じたかを伝える

3つ目のポイントは、ママ、パパどう感じたのか伝えることです。

5歳児はおしゃべりも上手になりますが、言葉の揚げ足取りにもなりかねません。注意されると、屁理屈を言ってきたり、口答えすることもあります。「なんでそんな屁理屈ばっかり言うの」、「どうしてそんな風にしか考えられないの?」とママやパパは、怒ったり、悩んだりすることもあるかもしれません。

そんな時は、「へーそうなんだね」と一度子どもの話を受け止めてから、元の話に戻してみてください。口答えされたときは、「そんなこと言われるとママは悲しい」と、ママ、パパがどう感じたのか、素直な気持ちを伝えてみましょう。

挑発に乗ったり、口答えに怒って返すとやり取りがエスカレートしかねません。話を本筋に戻し、ママやパパがどう感じているかを素直に伝えることで、子どもも一回冷静になることができます。

新しいことへのチャレンジが反抗期を乗り越えるきっかけに

5歳児はなんでも自分で考えて、自分でやりたいと思う年齢です。チャレンジ精神の塊のような時期に、ママやパパが「やらないで!」「忙しいんだから手出さないで!」では、子どもはエネルギーのやり場がなくなり反発します。それだけでなく、子どものチャレンジしてみようという意欲がなくなってしまう可能性もあります。

たくさんあるエネルギーを活かして、新しい挑戦をさせてみてはいかがでしょうか。たとえば、お手伝いなどをお願いするのもいいかもしれません。自分がやったことを認められて、「とても助かったよ」、「ありがとう」と褒められると、子どもは達成感や嬉しさを感じ、子どもの自己肯定感を高まります。

5歳児の反抗の背景には、なんでも自分でやりたいけどうまくいかないことと、それをうまく表現できないイライラがあります。やりたいことにチャレンジしてみれば、成功しても失敗してもその子の財産になります。挑戦する過程は、自分の気持ちを表現する練習にもなりますし、感情のコントロールにもつながります。

知育へのチャレンジがおすすめ

5歳児のの反抗期を機に、知育にチャレンジすることもおすすめです。知育はチャレンジの連続です。これができるようになったら、次はあれに挑戦するというように、子どもには新しいこととの出会いがたくさんあります。成長にもつながりますし、熱心に取り組むものが見つかれば反抗をしなくなるかもしれません。

知育とは、読み書きや計算など机に向かって勉強していく英才教育のようなイメージがあるかもしれませんが、むしろ机からは離れて、子どもが楽しみながら取り組むことのほうが多いです。反抗期の子どもでも、前のめりになってチャレンジしてくれるはずでしょう。

ママやパパのイライラ対策として、子どもの成長を客観的に見る

ママやパパが子どもを見ていると、どうしてもイライラしてしまう場面はあるはずです。大人から見れば、子どもはまだまだできないことも多いですし、自己中心的でワガママにうつることもあるでしょう。ママやパパの言っている通りにすればうまくいくのに、反発されるとストレスも溜まります。

そんなときは、深呼吸をして子どもから一旦離れてみるのもおススメです。短期的に見れば、子どもの行動は不可解かもしれません。それでも、長期的に見れば少しずつ成長しているのではないでしょうか。もしかしたら、ママやパパ自身が疲れているから余計に怒ってしまっているときもあるでしょう。

客観的に見てみると感情的な衝突が減り、子どもだけでなくパパやママにとっても少し楽になるのではないでしょうか。

子どもの成長に向き合っていきましょう

まとめ

いかがだったでしょうか。反抗期の5歳児への接し方についてお伝えしてきました。

子どもが反抗的なのは、親を困らせたいのではありません。ママやパパもそれは十分に理解していることです。しかし、子どもにイライラしてしまいます。それは心に余裕がないからかもしれません。反抗期の時期を親子で明るく過ごすためにも、まずはママやパパが余裕を持つことが重要です。

ママやパパに反抗するのはあくまでも「自分でやってみたい」という自我が芽生えたからです。成長の証と言うこともできます。子どもの行動を怒るだけで終わらせないためにも、今回ご紹介した方法を取り入れてみてはいかがでしょうか。