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子どもの想像力と英語力を育むための古き良き映画たち。親子で絶対に観ておきたいおすすめの洋画。

公開日:2021/01/26
最終更新日:2021/01/26

洋画で育む想像力と英語力

皆さんは、邦画と洋画、どちらが好きですか。日本の映画か欧米(特にアメリカ)の映画かの違いですが、割と明確に邦画好き、洋画好きは区切られることもあるのではないでしょうか。

子どもにとって映画は想像力を引き立ててくれる最高の教材です。

例えば、悲しい、楽しい、怒っている、嬉しいといった登場人物の感情を追体験することで、子どもの感性は大きく開かれていきます。家族や友だちなど、周囲の人たちの感情を想像し、共感能力の高い思いやりのある子どもに育つでしょう。

また、洋画で言えば、英語力を伸ばすことにも一役買ってくれます。

それこそ、小学校入学前後の子どもは、英語を耳から学ぶことに適した年齢と言われており、音声と字幕をうまく活用しながら英語を学ぶジャストタイミングです。DVDやブルーレイ、ネット配信であれば、英語の字幕もあるので、日本語で聞きながら、英語表現では何と言うのかを知ることもできます。

想像力と英語力を培うには、洋画が一番です。ここからはママやパパの世代にも馴染みがある、古き良き映画たちをご紹介していきます。ぜひ親子で観てください。

親子でみたい映画

①スタンドバイミー

まずは『スタンドバイミー』です。

舞台となるオレゴン州のある田舎町は、あまり治安もよくなく、その町に住む12歳の少年たち、ゴーディ、クリス、テディ、バーンも家庭に何かしら問題を抱えていました。4人は性格、家庭環境が違うものの、なぜかウマが合い、いつも一緒に遊んでいました。

ある日、バーンが不良グループの兄たちの話を盗み聞きします。どうやら、3日前から行方不明になっているブラワーという少年が列車にはねられて、死体になっていると言います。バーンはそのことを3人に教えると、死体を見つけるために、4人でひと夏の旅が始まります。

子ども目線で見たときは冒険心を感じ、大人目線で見たときはノスタルジックな気持ちになる、大人と子どもで印象が変わりそうな映画です。この映画のテーマ曲も誰しもが聞いたことのあり、今も色褪せることなく歌われています。

②サウンドオブミュージック

次は『サウンドオブミュージック』です。

修道女見習いであるマリアは、修道女らしくないお転婆で、いつも怒られていますが、修道女たちからは大変可愛がられていました。そんなある日、修道院長が、マリアに外の世界に触れさせようと、トラップ大佐の7人の子供達の家庭教師として向かわせます。

トラップ大佐の教育は軍人式で、子どもたちを呼ぶときも笛で指示します。そんな教育方針をマリアは不満を持ち、歌の力で子どもたちの心を開かせます。

誰もが歌ったことのあるドレミの歌をはじめ、聞いたことのある名曲が散りばめられているミュージカル映画です。そして、ただのミュージカル映画というわけではなく、反戦であったり、家族の絆であったりをテーマにしており、とても深い映画です。

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③バックトゥザフューチャー

次は『バックトゥザフューチャー』です。

1985年、カリフォルニア州ヒルバレーに住む高校生のマーティ・マクフライは、ある夜、ドクことエメット・ブラウン博士が開発したタイムマシン「デロリアン」の実験を行うため、ショッピングモールの駐車場へとやってきます。そこでリビア人集団に襲われ、ドクは命を落としてしまいます。

そして、マーティはタイムマシンに乗って、その場から逃げようとしますが、誤ってタイムトラベルのスイッチを入れてしまいます。そして、たどり着いたのは30年前の1955年のヒルバレーでした。

誰もが好きなタイムスリップものの先駆けとなった映画です。映画のファンは多く、続編となる2や3も人気が高いです。タイムトラベルの夢が広がります。

④E.T.

次は『E.T.』です。

カリフォルニアのとある森に、宇宙船が不時着し、宇宙人が現れます。彼らの目的は、地球の植物をサンプル収集することでしたが、そこに政府職員が駆けつけます。宇宙人たちは宇宙船に戻って飛び立って行きますが、1体だけ地球上に取り残されてしまいます。

彼は森の近くに住む少年、エリオットによって発見され匿われます。宇宙人はE.T.と名付けられ、エリオットと過ごしながら、故郷の星に帰ることを望みます。エリオットはこれを叶えるべく奮闘します。

宇宙人の映画といえば、エイリアンのような怖い映画も多いですが、E.T.は心優しい宇宙人。子どもも安心して見ることができ、夢中になれる映画です。自転車に乗って空を飛ぶシーンは心に残る名場面です。

⑤ベイブ

最後は『ベイブ』です。

養豚場で多くの兄弟と一緒に育っていた子ブタ、ベイブは、ある日、「子ブタの体重当て」の景品として農夫のアーサーに引き取られ、ベイブは農場でたくさんの出会います。牧羊犬のフライはベイブに農場のルールを教えてくれ、自分の子どものように可愛がってくれます。

ある日、牧場に羊泥棒が現れ、ベイブはいち早く気づきアーサーに知らせたことから、牧羊豚として育てられることになります。

ファンタジーな動物作品のようにも思われますが、描かれている内容は現実的な「ベイブ」。大事なことを教えてくれます。フライは「羊にナメられたらダメよ」と言いますが、ベイブは羊たちの話を聞き、恐怖ではなく誠実さによって他人に動いてもらうことを学びます。「目を見てお願いをする」という当たり前なことを子どもたちに教えてくれます。

親子での感想共有が学びの機会

ここまで海外の映画を紹介してきましたが、映画を観た後は、必ず親子で感想共有をする時間をとっていただきたいです。

学びにはインプットとアウトプットがあり、見る・聞くといったことがインプット、話す・書くといったことがアウトプットです。見たり聞いたりしたことを、誰かに話したり日記やブログなどにまとめることで記憶に強く残ったを経験したことはありませんか?この「記憶に強く残ること」が学びなのです。

映画で言えば、映画を観ること、感想を抱くことがインプットであり、その感想を話すことがアウトプットです。このアウトプットの機会を親子で作ることによって、映画で感じたことや気づきが心に残り、子どもの成長の糧となるのです。

ここでおすすめした映画は、ホラーやパニックもののような作品ではなく、子どもの心に残り、成長を引き出すものとなっています。だからこそ、ぜひ、親子で感想共有していただきたいのです。

また、感想を聞くこともインプットであり、親子でそこからコミュニケーションが生まれることがアウトプットになります。これは、子どもの学びというよりは、ママやパパの学びの時間であり、子どもが何を考えているのかを知るいい機会です。

親子での感想共有が学びの機会という意識をぜひ持っていただきたいものです。

邦画の良さ

では、邦画にはこれらの良さがないのかと言われれば、そんなことはありません。

想像力は洋画も邦画も変わらず培われるものであり、刺激を受けるものです。英語力は身につきませんが、日本語の語彙は広がります。また、日本人独特の心の機微や感情の揺らぎ、美意識といったものは洋画では学ぶことが難しいのは言わずもがなでしょう。

ママやパパが子どもに映画を勧めるときは、何かしらの意図があるはずです。もちろん、単純にママやパパが好きな映画だからといった理由もあるでしょう。洋画にせよ、邦画にせよ、子どもの成長につなげられるような映画をおすすめしてほしいものです。

親子で見たい英語の映画

まとめ

想像力と英語力を培うには、洋画が一番ということで、ここまでおすすめな映画を紹介してきました。

どちらの力も、ないよりはあったほうがいいものです。ただ、勉強して学ぶものというよりは楽しみながら得るものだと考えたほうがいいのではないでしょうか。特に英語の場合は、おもしろい、もっと知りたいと思わなくてはなかなか前に進み出せません。学ぶことが当たり前だからということでは子どものモチベーションも上がらないでしょう。

ぜひ、映画を通じて、想像力と英語力を養い、世界に通用する、そして誰からも愛される大人へと進んでいってほしいものです。