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キャンプ、ハイキング、虫取り。自然体験が子どもの成長にもたらす価値とは?

公開日:2020/07/31
最終更新日:2020/07/31

自然体験は子どもの成長に効果満点

子ども時代の自然体験にはさまざまな効果があり、子どもの成長に非常に大切であると言われています。いったい、どんな効果が自然体験にはあるのでしょうか。そして、どんなことをすれば自然体験になるのでしょうか。

まず、自然体験とはいったいどういったものなのでしょうか。自然体験とは、自然の中で自然を利用して行う活動のことであり、具体的に言うと、キャンプやハイキングなどの野外活動、虫を飼ったり、植物を育てたりして観察する自然・環境学習活動などのことです。

今回は、自然体験が子どもの成長にもたらす効果についてお伝えしていきます。

自然の中で様々な体験をしよう

キャンプ、ハイキング、虫取りなどは家族で楽しみたい

かつての子どもたちは、放課後や休日に、野原を駆け回ったり、昆虫採集をしたりなど、自然の中で思いっきり身体を動かして遊んだものです。

しかし、最近の子どもは、遊ぶ場所がなかったり、塾や習い事で忙しかったり、ゲームやスマホなどが普及したりなどの原因で、自然体験をする機会は減少しています。自然の中で体を動かす体験が少なければ、さまざまな力を育める機会も減ってしまいます。

そこで、ぜひ休日には家族で自然体験を求めて、積極的にお出かけをしましょう。キャンプやハイキングなどの本格的なアウトドアじゃなくても、もっと手軽な虫取りや川遊びなども自然体験の1つです。

子どもの成長のためだけではなく、ママやパパも自然の中に行くことによって、日頃の疲れが癒されるはずです。

コロナ対策は万全に

とはいっても、新型コロナウイルスについてはまだまだ安心できないことがほとんどでしょう。

ただ、自然体験のほとんどは屋外で行われ、空気が密閉される機会も少なければ、都会ほど人が密集することはあまりないです。しかし、油断することなく、熱中症に注意しながらマスクを着用し、手指先のアルコール消毒を行いましょう。

自然体験イベントに参加するときは、他の参加者との距離を取りましょう。また、37.5°C以上の発熱やせき、倦怠感などの風邪のような症状があるときはイベント参加はやめましょう。

「うつらない」・「うつさない」という心がけが大事です。

自然体験が子どもの成長に役立つ4つのこと

では、ここからは自然体験がこどもの成長に役立つことをお伝えしていきます。

①積極性

まず、積極性です。

子どもは、自然の中でたくさんのものに触れます。その中には、不思議なもの・きれいなもの・新しいもの・未知のものがあります。それらについて「もっと知りたい」「できるようになりたい」という興味関心が、物事への積極性につながるのではないでしょうか。

子どもの積極性を育みたいのであれば、大人があれこれ教えたりせずに、子どもに自由に考えさせましょう。

例えば、子どもが花を見つけたときに大人が「この花は〇〇と言ってね、〇〇なんだよ」と教えることはせずに、「この花はなんていう花なんだろう。きれいだな。」と子どもが自由に感想を言えることが重要なのです。ママやパパが知識や技術などをあらかじめ調べたりして、たくさんの準備をする必要はありません。

かといって、ママやパパが何もしなければいいのかというと、そうではありません。子どもの興味関心をより強めるために、子どもと一緒に自然を探索し、発見した感動を分かち合い、子どもがより知りたいという意欲が強くなったら、一緒に調べてあげることです。子どもの積極性がさらに育まれるでしょう。

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②協調性

次に、協調性です。

自然体験の中では、テントを設営したり、手漕ぎボートを漕いだりと、他人と一緒に協力して行う活動が多くあります。一緒に何かを作り上げたり、一緒に目標へ向かって協力し合ったりすることで、仲間と一緒に達成する喜びを子どもに感じさせ、仲間を信頼し合うことを教えてくれます。

また自分の役割や存在意義を認識することで、責任感も育まれます。仲間と話し合いながら取り組むことで、コミュニケーション能力も高まり、相乗効果を伴って協調性が向上するでしょう。

パパやママが仲間として自然体験をしてもいいですが、子どもはパパ、ママが一緒にいるとどうしても頼ってしまいがち。同年齢ぐらいの子どもたちが集まってする自然体験が、協力性を育むのにはいいかもしれません。

③命の尊さを知る

次に、命の尊さを知るということです。

キャンプやハイキングなどをしていると、自然の中には多くの命があることを知ります。そして、ときには命が土に帰っていく場面に遭遇したりします。

虫を飼うことも自然体験の1つですが、命あるもの、いつかは死んでしまいます。昨日まで動いていたカブトムシが、今日は動かなくなってしまった。そして、もう動くことはない。このような体験から、「死」とはどういうものなのか感覚的に認識します。

命の大切さは、言葉で教えるより、実体験から学んだ方が心に刻み込まれやすいものです。

④自然に対する怖さを知る

最後に、自然に対する怖さを知るということです。

自然はときに人間を恐怖を与えます。地震や台風、大雨、遭難事故、大雪などがありますが、そのたびに人は自然の怖さを知り、心を痛め、教訓を得ます。

子どもたちにとって、これらはテレビのニュースの中だけの世界のように感じるでしょう。しかし、自然体験が多ければ多いほど、自然災害の怖さを認識できるようになり、ニュースもリアルに感じられるようになります。

川遊びをすれば、普段でもどのぐらい川の流れる力があるか、流れる水に逆らって動くのがいかに大変か体験でき、雨が降ったら体験した以上の流れになり、どれくらい怖いのかという想像もできます。

自然に対する怖さも、肌感覚で把握する方が、学びとしては大きいものになります。

成功体験と失敗体験を積み重ねよう

体験には「自然体験」のほかに「社会体験」や「遊び体験」などがあります。どの体験であっても、成功と失敗はどちらもつきものであり、そしてどちらも子どもを成長させてくれます。

成功体験を積み、子どもが「できた!」と思うことで、子どもは自己肯定感を持ち、困難に立ち向かい、チャレンジできる人間に育ちます。これは生きていく上で非常に大切な力であり、そして、子どもの幸福度にとても関係しています。

そして、成功体験と同様に失敗体験を積むことは大切なことです。しかし、ここで大事なのが親が子どもの失敗や間違いをどう対処するかです。

親は、子どもの失敗をポジティブに捉え、間違いを学習のチャンスと思って、扱ってあげることです。親はなるべく子どもに失敗をさせたくないと思うかもしれませんが、それが子どもの成長を邪魔している可能性があります。

子どもは、失敗を学習のプロセスの一種として考えるようになり、失敗からの教訓を得て、また挑戦するようになるでしょう。そして、成功したら、できたこととその努力をよく褒めてあげましょう。

もちろん自然の中では命に関わる失敗もあるので、見守ってあげること、時には介入することは必要不可欠です。あくまでも、バランスの問題です。

自然の中での出来事は子どもの成長につながります

まとめ

いかがだったでしょうか。自然体験が子どもの成長にもたらす効果についてご紹介してきました。

自然の中で遊ぶともたらせる効果はご紹介したほかに、子どもはバランス感覚や筋力などの身体能力を身につけたり、感情の安定したりなどの効果があります。

自然体験の中で、ママやパパが子どもにしてあげることというのは特になく、できることと言えば、子どもと一緒に一生懸命取り組んだり、子どもが感動したことに一緒に共感してあげることです。子どもは自然の中で遊ぶことで大人が教えなくても、自ら学んでいきます。

お子さんが自然の中でのびのびと遊ぶ機会をたくさん作りたいですね。