身体を動かして寒い冬を乗り切ろう!子どもの身体が温まる室内遊びとは。
最終更新日:2021/02/14
寒いからと言って、運動しないのはダメ
寒い日が続く冬の季節は、なかなか屋外に出られずに、室内で静かな遊びばかりになりがちです。積み木遊びや絵本を読むこともいいのですが、運動不足になってしまうのは少し心配ですよね。体力も減ってしまいますし、子どもの発育にも良くありません。この季節になって、スマホやゲームの使用時間が長くなる子もいるのではないでしょうか。
運動は、子どもの成長や体力づくりには必要なものです。 ただ、今は新型コロナウイルスのことも考慮すると、なかなか外に出づらいものです。身体を動かしたいと思っていても、なかなかできずにいる方も多いはずです。
今回は、室内でできて、楽しみながら身体の温まる運動をご紹介していきたいと思います。
運動とスポーツの違い
まず、運動とスポーツはどのような違いがあるのか知っていますか。運動というと「スポーツ」を連想してしまいがちだと思いますが、厳密には運動とスポーツは違います。
スポーツとは、あるルールの中で勝負をつけるものであり、相手を倒すのが目的です。したがって、記録や順位を求めて、自分の限界に挑戦します。そのため、体力以上の無理をする場合もあるので怪我をする可能性が高いです。
その一方で、運動とは、自分の身体的、精神的な状態を良くすることです。1人でもできて、無理をする必要もないため、怪我の可能性もスポーツと比べると低めです。
たとえば、運動不足解消のためにマイペースで走るのが運動であり、マラソンのように記録を計り、順位を決めるのがスポーツです。
おすすめの室内遊び
では、ここからは室内であっても子どもと運動不足を解消できる遊びを4つほど紹介していきます。
①ダンス
1つ目は、ダンスです。
ダイナミックな動きのダンスでなければ、室内でもできる運動です。ダンスは歌やリズムに合わせて全身を大きく使うので、遊んでいるうちに自然と身体が温まっているでしょう。リズム感を高めたり、身体の使い方を学んだりするだけでなく、お子さんの体力づくりにも一役買ってくれそうです。
お子さんが好きな曲や流行っている曲であれば、より気分が上がり、楽しみながら取り組めるでしょう。
最近は動画サイトで子ども向けにダンスを教えてくれる動画もあるので、ママ、パパがダンスができなくても大丈夫。一緒になってダンスをして、子どもと一緒に汗をかくのもおすすめです。
②おしくらまんじゅう
2つ目は、おしくらまんじゅうです。
身体が温まる遊びと言えば、おしくらまんじゅう。親子、きょうだい、友だちと一緒に取り組んでみましょう。床にテープなどで円を描き、背中合わせになって、腕を組みます。そして、「おしくらまんじゅう、おされてなくな」と言いながら、背中やお尻を使って、相手を円の外まで押し合い、円の中に残ったほうが勝ちです。
簡単なルールの遊びですが、子どもも熱中しやすい遊びです。全身を使う遊びなので、いつの間にか、身体が温まっていることでしょう。
ただし、親子でする場合、いつも勝つのは体格の大きいパパかママでしょう。それではお子さんもすぐに飽きてしまうので、ときにはわざと負けてあげることも必要です。
③手押し車
3つ目は、手押し車です。
2人1組で遊べるゲームです。子どもが両手を床について体を伸ばし、ママ、パパが子どもの後ろに回り、足首を持ちます。そして手押し車のようにして前に進みます。強く押すと子どもが転んでしまうので、子どもとスピードを合わせて進むのが大切です。
全身を使う運動であり、特に体幹を鍛えられます。兄弟やお友だちがいるのであれば、どちらが早く着くか競争をしてみるのもいいでしょう。さらに盛り上がることができます。
④トンネル遊び
そして、4つ目は、トンネル遊びです。
やり方はいたって簡単で、大人の股の下をくぐる遊びです。ママ、パパがトンネルとして、脚を広げて、子どもにトンネルくぐりをさせます。
脚を肩幅ぐらいに広げるだけでなく、他にもバリエーションを出すことで子どもに飽きさせないようにしましょう。
たとえば、両手両足を床につければ、小さなトンネルになり、自然と子どもと肌と肌がふれあい、スキンシップになるでしょう。また、体勢のキツいブリッジした間を通らせれば、子どもはトンネルがいつ崩れるかわからないドキドキ感を味わうことができます。
室内だとどうしてもスマホで遊びがち
「子どもと連絡を取るため」や「子どもの居場所を知るため」にスマホを子どもに持たせている方が増えました。スマホは便利なだけでなく、防犯や安全のためにも役立ちます。
ただ、この寒い時期で外に出られないとなると、どうしてもスマホで動画を見たり、ゲームで遊びがちになってしまいます。スマホの時間が長引くのは、運動不足の大きな原因にもなりますが、スマホ依存への不安もあります。
子どものスマホの使い過ぎ防止のために、親子でルールを作りましょう。たとえば、「1日2時間以内」「夜8時まで」「自分の部屋に持ち込まない」「目が悪くなりそうなところでは見ない」などです。
親が一方的に決めつけるのではなく、ルールと「なぜそのようなルールを作るのか」まで話をすることが大切です。
「夜8時まで」というルールは「寝る前にスマホの光を浴びることで、眠りに就きにくくしてしまうから」であり、そこまで話すと子どもも納得し、ルールを破りにくくなるのではないでしょうか。
室内では親子で体を動かそう!
公園や児童館に行けば、友だちという遊び相手がいて、子どもが体を動かす機会が増えます。遊び相手がいない家の中では、スマホやゲームにいってしまうのは自然なことです。
そんなときには、ママ、パパが遊び相手になって、親子で体を動かしてみてはいかがでしょうか。子ども相手の遊び相手は非常に疲れます。子どもの体力は無限のように感じられ、体力のあるパパであっても大変に感じるかもしれません。
しかし、子どもと体を使った遊びは、良い親子のスキンシップにもなります。親子の仲を深めることができるでしょう。また、普段運動不足気味のママ、パパの体力づくりにもなるはずです。
まとめ
いかがだったでしょうか。室内でできて、楽しみながら体温まる運動をご紹介してきました。
冬は風邪をひきやすく、体力づくりが重要な季節。寒くて外に出れない季節でも、スマホでゲームや動画視聴ばかりをするのではなく、室内でもできる運動を取り入れたいものです。
また、親子で一緒に運動することで、親子の仲が深まり、親子で運動不足を解消することができます。紹介した他にも室内でできる遊びはまだまだあります。ぜひ親子で遊んでみてくださいね。