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宿泊学習で身につける、新しい挑戦をした経験。自立心と社会性を育もう!

公開日:2020/08/06
最終更新日:2020/08/05

宿泊学習は、自立につながる

学校が休みであっても、成長できる毎日を送ってほしいというのは、親であれば共通の願いです。せっかくの夏休み、子どもには家にこもっていないで、家の外でたくさん遊んで、成長する機会をたくさん得てほしいものです。

かといって、近頃は子どもが遊べるところが近所にはないという地域も多いでしょう。さらに、パパやママは仕事忙しくて、どこかに連れて行ってあげられない。また、子どもだけで遊ばせるのは不安があるというママ、パパもいるはずです。

そんなご家族におすすめなのが、宿泊学習です。サマーキャンプとも言われる宿泊学習は、子どもたちと大人のスタッフだけで数日間過ごし、自然体験や社会体験などをする体験型ツアーです。

宿泊学習に参加すると子どもたちはさまざまな体験をすることで、ものごとに対する意欲や関心を養います。しかし、それ以上に期待できることは子どもの自立です。

なぜ宿泊学習は子どもの自立につながるのでしょうか。ここからはその理由をお伝えしていきます。

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①親から離れる

まず、考えられる理由として挙げられるのは、親元から離れるということです。

宿泊学習では、親の参加はできません。子どもたちだけで何日間も生活します。したがって、普段はママやパパがやってくれることでも、自分自身でやらなければなりません。

自分がやらない・できないことであっても、同い年で参加している子がやっていれば、それを見て「頑張ってやってみよう」という気が起きるでしょう。自分のことは自分でやるという生活面での自立が期待できます。

また、宿泊学習先では、ママとパパという安全基地がありません。もちろん不安になるかもしれませんが、それは初めだけで、他の子どもたちといろいろな体験をする中で、不安は消えてなくなり、「自分はママやパパに頼らずともやっていける」と精神面でも自立することができるでしょう。

②周囲の大人を頼る

次に、周囲の大人に頼るということです。

頼ることと自立というのは正反対に思うかもしれませんが、大人であっても、人間は他人の力には頼らなければ生きていけません。その頼る先が限られていて、依存度が高いと、自立することからはかけ離れてしまいます。そして、子どもは親に依存している状態と言えます。

自立するということは、むしろ頼れる先を増やすことができ、親への依存度を低くするということなのではないでしょうか。

宿泊学習では、スタッフなどの周囲の大人に頼るということが多くなると思います。子どもにとって、親以外の頼る先を開拓する練習として宿泊学習はとても良い機会なのです。

また、スタッフの大人に頼る際には、親への甘え方とは違う態度があり、「公私」という使い分けがあることも学びます。

③同年代の子どもたちと長時間過ごす

そして、同年代の子どもたちと長時間過ごすということです。

子どもという同じ立場であるため、その関係性の中ではわがままは通じませんし、ときには我慢することも必要になります。そして、親のように自分の気持ちを態度から汲み取ってくれませんので、自分の気持ちをうまく言葉にしないといけません。また、体験の中では、他の子どもたちと協力しながら試行錯誤したりする場面もあります。

そんな中を長時間過ごすことで、自分の気持ちをうまくコントロールする感情コントロール力、人とうまくコミュニケーションをする社会性、他にも粘り強く取り組むための忍耐力など、たくさんの力が子どもに身についてきます。

これらの力は、自立に非常に大切な力であり、記憶力や判断力などの知能指数の高さよりも、将来にわたって社会でうまくやっていくために重要と言われています。まさに生きる力です。宿泊学習に参加した子どもの顔つきが大人っぽくなって帰ってくるというのもうなずけます。

宿泊学習に行かせる前に必要な準備とは?

では、ここからは宿泊学習に行かせる前に必要な準備をチェックしていきたいと思います。

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①持ち物

まずは、持ち物です。

何をもっていけばいいかは、参加する宿泊学習によって変わります。宿泊学習のしおりやホームページを見て、準備しましょう。持ち物には、必ず名前を書いておきましょう。持ち物を失くしたとしても、名前が書いてあれば、返ってくるでしょう。

そして、持ち物はできるだけ自分で準備するようにしましょう。子ども自身が準備をすることで、間違えて他の参加者の子の服を持ち帰ってきてしまった、なんてことが防ぐことができます。

また、宿泊学習は、日常から離れて体験をしながら学ぶ場です。おやつは少しならいいですが、ゲームは持っていかないようにしましょう。

②時間割

次に、時間割です。

これも宿泊学習のしおりなどを見てみましょう。しおりを見て、どんなことをするのか、どんなスケジュールなのかを頭の中でイメージをすることで、初めて親元から離れて宿泊学習に参加する子も、人見知りで引っ込み思案な子も、少しでも不安が減るかもしれません。

出発前には「どの体験をやってみたい?」「どのプログラムが楽しみ?」と親子でコミュニケーションしてみましょう。楽しみだね!と意識させることで、不安よりもワクワクのほうが増えるかもしれません。

③場所

次に、場所です。

これも、時間割と同様に、どういう場所に行くのか、あらかじめイメージしておけば、子どもの不安が減り、ワクワクが増えるでしょう。また、どのような場所なのかわかれば、どのような行動をしなければいけないかも想像できますよね。

宿泊学習の場所は、宿泊学習のホームページやGoogleマップなどを見れば、場所の様子を確認することができます。

実際に行ってみれば1番早いかもしれませんが、遠い可能性もありますし、未知の場所で過ごすという体験の意義が減ってしまう可能性もあります。

困ったときのSOSの出し方も教えてあげて

はじめて宿泊学習に子どもを送り出すときには期待よりも不安の方が大きいのが親心ですよね。しかし、子どもは順応性が高いので、親が心配するよりもすぐに溶け込んでいきます。「かわいい子には旅をさせよ」という気持ちで送り出してあげましょう。

しかし、どうしても困ったときのためにSOSを出すことを教えておきましょう。トラウマになって「もう2度と行きたくない!」というような結果になってしまったら本末転倒です。

例えば、怪我したとき、出された食事にアレルギーのものが入ってきたとき、ホームシックになってしまったとき、「大人の人を呼んでください!」などと言えるようにしておきましょう。

この癖づけは、「大人に頼ってもいいんだ」「頼ることは恥ずかしいことではないんだ」と思えるようになり、少しでも不安を減らすことができます。

「自分で新しい挑戦をした経験」は自信につながる

宿泊学習の間、子どもたちはたくさんの挑戦をします。宿泊学習のプログラム上の活動だけでなく、身の回りのことを自分ですることも挑戦の中のひとつです。

挑戦の中には、時間がかかったり、苦労したりするものもたくさんあるでしょう。しかし、ママやパパがいない環境で、「できた!」「成功した!」と思う経験があったとき、頭の中にその経験が強く残り、自信が湧き上がります。

宿泊学習後、自信を身につけたことで、「自分でやってみる!」と言って、なんでも新しいことに挑戦するようになったという子どもがたくさんいるという話をよく耳にします。

外には様々な学びがあります

まとめ

夏休みなどの長い休みは、子どもがさまざまな経験をして成長するチャンスです。休みの間、テレビやゲームにかじりついてしまうようなことはもったいないです。

宿泊学習では、楽しみや喜び、驚き、怖さや戸惑いなど、さまざまな感情が複雑に入り混じります。怖いや戸惑いなどネガティブな感情は適度であれば子どもの成長に必要ですが、せっかく参加するのだから好奇心や楽しさといった感情が優位になってほしいですよね。

そのためにはどの宿泊学習が子どもの興味や性格に合っているのか調べたり、口コミをチェックしたり、最良の宿泊学習を選択することも大切です。「また来年も参加したい!」と思ってくれるといいですね。