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ママ、パパが子どもに泳ぎ方を教えるコツとは?親が教えるメリットも!

公開日:2021/07/21
最終更新日:2021/07/21

あえてママ、パパが泳ぎ方を教えてみよう

夏休みにも入り、プールに行くことも増えるでしょう。未就学児のお子さんを持つママ、パパで「いつまでも浮き輪をつけて、浅いプールで泳がせるのではなく、そろそろ本格的に泳ぎ方を教えたい」という方は多いのではないでしょうか。

また、小学生のお子さんを持つママ、パパでも、「うちの子、バタ足で少ししか泳げないけど、学校の授業について行けるのかな…」と心配になる方もいることでしょう。

そこで一番手っ取り早いのが、泳ぎ方を教えるプロがいるスイミングスクールに通わせること。スイミングスクールは最も人気な習い事の1つです。

しかし、今回はあえてスイミングスクールに通わずに、ママ、パパが子どもに泳ぎ方を教えるときのことを考えます。ママ、パパが泳ぎ方を教えることのメリット、そして教え方についてご紹介していきます。

ママ、パパが子どもに泳ぎ方を教えるコツとは?親が教えるメリットも!

そもそもどれくらい泳げればいいの?

親が泳ぎ方を教えるメリットや教え方の前に、ママ、パパが気になるのは、「未就学児や小学生はどれくらい泳げるようになっていればいいのか」、「どれくらい泳げれば、授業についていけているのか」ですよね。

小学校低学年の水泳の授業では、遊びながら水に慣れ親しむことが目標とされています。顔に水をつけることや、潜ること、浮くことなど繰り返し、特に水が怖いと感じる子の水嫌いを克服していきます。要するに、未就学児や入学時の時点では、授業についていかせるために焦る必要はないということです。

中学年の授業では、泳ぐために浮いて、進むという動作、泳ぎ続けるための息継ぎを学びます。そして、息継ぎなしでのクロールや平泳ぎから、息継ぎありのクロール、平泳ぎを教えられます。このあたりから、泳げる子と泳げない子の差が出始め、レベル別での指導が始まります。

そして、高学年になると泳げない子は少数派になります。クロールや平泳ぎなどで「続けて長く」泳ぐことが目標であり、その「続けて長く」が具体的に何mと決められてはいませんが、小学校のプールに多い25mが1つの基準でしょう。

しかし、授業についていけないからといって、高学年になってからスイミングスクールに通い始めるのは、少し難点があります。大抵のスイミングスクールは、泳力のレベル別でクラスが編成されていることが多いので、自分より小さな子に混じって習うことになります。

本人が気にならないのであればいいですが、「同じ学校の子に見られたくない…」、「恥ずかしい…」と思うことが多く、水泳が嫌いになってしまうことも。ママ、パパが泳ぎ方を教えるのであれば、そのようなことは避けられそうですね。

ママ、パパが水泳を教えるメリットとは?

では、ここからは、ママ、パパが子どもに泳ぎ方を教えるメリットについて教えていきます。

水泳に興味があるか知れる

まずは「水泳に興味があるか確認できる」ということです。

スイミングスクールは確かに人気の習い事ですが、子どもが必ずしも楽しめるかどうかわかりません。どうせなら子どもに興味がある習い事をさせてあげたいですよね。まずは、ママ、パパが教えてあげて、水泳を楽しんでいるか確認してから、スイミングスクールに通わせるのもいいでしょう。

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スイミングスクール代がタダになる

次に「スイミングスクール代がタダになる」ということです。

スイミングスクールの月謝は週1回のレッスンで、だいたい6000円〜7000円くらいです。その上に年会費がかかるスクールも多いです。

室内の市民プールであれば、1回につき大人は400円程度。子どもは200円程度。月に4回行けば、2400円程度で済みます。プールの使用料があるので、完全にタダとは言えませんが、浮いたお金で、子どもに他の習い事に通わせることも考えられますね。

ママ、パパの運動にもなる

次に、「ママ、パパの運動にもなる」ということです。

子どもと一緒にプールに入ることで、子どもだけでなくママ、パパの良い運動になります。子どもが泳げるように教えている間にいつのまにか、体をよく動かしています。

水泳は、全身運動であり、肺活量や心肺機能が鍛えられ、免疫力の向上も期待できます。子どもの泳ぐ練習を見ながら、ママ、パパ自身も泳げば、親子で健康になれますね。ただし、小さい子どもからはなるべく目を離さないようにしましょう。

親子のコミュニケーションになる

そして、「親子のコミュニケーションになる」ということです。

ママ、パパが泳ぎ方を教えることで、子どもとの会話が増えます。晩ご飯での会話も「プールの半分まで泳げたんだよ!」、「今日もいっぱい頑張ってたね」とプールの話でもちきりでしょう。

また、泳ぎ方を教えたり、一緒に泳いだりしているうちに、肌と肌とがふれあい、親子のスキンシップになります。肌が触れ合うことで、「愛情ホルモン」と呼ばれる「オキシトシン」が分泌され、ストレスを和らげたり、安心感をもたらし幸せを感じさせる効果があります。

泳ぎ方を教えるときのコツ

ここからは、ママ、パパが子どもに泳ぎ方を教えるときのコツをご紹介します。特に今回は1番速く、1番長く泳げるクロールの教え方をご紹介していきます。

水の中にいることに慣れる

まずは、水に顔をつけることに慣れるということから始めましょう。

水に恐怖心のない子もいますが、ほとんどの子どもは最初は水に顔をつけることや潜ることに抵抗があります。これは生まれ持った防衛反応なので、仕方がないことです。

はじめは子どもが足のつく幼児用のプールで遊ぶようにして、水に顔をつけたり、潜ったりすることに慣れましょう。水中の中でじゃんけんをしたり、コインなどを水中に投げて見つけるゲームをしたりしてみましょう。

そして次に、水に浮くことを覚えます。ママ、パパがお手本を見せ、ダラーンと体の力を抜けば自然と体が浮いてくるということを、体で覚させましょう。プールサイドに手をついたり、ママ、パパに手を持ってあげたりすると、水に対する恐怖心が減るでしょう。

バタ足は足の付け根から

次にバタ足を覚えましょう。バタ足はスイミングスクールでも時間をかけて教えているくらい、重要です。

はじめから水中の中でバタ足の練習をするのではなく、プールサイドに腰をかけて自分のフォームを確認しながら練習します。両脚を交互に上下に動かしますが、このときに親指同士が触れ合うように、やや内股にします。そして、膝から曲げて、足をバタバタさせるのではなく、足の付け根から動かし、バタバタさせましょう。

慣れてきたら、プールの中に入り、プールサイドを持った状態で、バタ足をし、ママ、パパはフォームを確認しましょう。そのあとはビート板を使い、プールサイドから離れてみましょう。前へ進むためには小さく早く足を動かすことが重要です。

さらに慣れてきたら、ビート板なしで泳いでみましょう。浮くこととバタ足が習得できれば、ビート板はいらないでしょう。顔を上げずに、おへそを見て泳ぐよう教えれば、体がまっすぐ伸び、浮きやすくなります。

手のフォームを覚える

クロールの腕のフォームを覚えるときも、プールサイドで自分のフォームを確認しながら練習をします。大きなストロークを腕を伸ばすことを意識させましょう。

まず両腕を前へ伸ばして、片方の手のひらで水を押すイメージで、腕を下に動かします。腕をできるだけ大きく回し、元の位置に戻すという動きを左右交互に行います。手を回すときは、おへその下を通るつもりで、水をかくことがポイントです。

腕の動きがわかったら、プールに入り、息継ぎなしのクロールをしてみましょう。ママ、パパは、正しいフォームができているか確認しましょう。腕が入水するときは、指先、手首、ひじの順で入り、水面から出るときは、肩、ひじ、手の順で出ます。

息継ぎのタイミングをつかもう

息継ぎが苦手な子は、息継ぎのタイミングがわからないという場合が多いです。水をかいている方の手が太ももに触れたときが、タイミングです。

そして、息継ぎするときは、あごだけが水面から出ていれば十分です。顔を上げすぎてしまうと、体が沈んでしまったり、上体が上がってしまったりしてしまいます。

呼吸をしているとき、動かしていない手はグッと前に伸ばして、水をおさえることがポイントです。

水泳に興味をもったならスイミングスクールに通おう

今回、教え方を紹介したのは、クロールのみですが、クロールが25mほど泳げるようになったのなら、小学校の授業では十分ついていけるでしょう。

ですが、「もっと泳げるようになりたい!」、「違う泳ぎ方も知りたい!」と子どもに向上心や挑戦心があるようなら、スイミングスクールに通うということも考えてみてはどうでしょうか。ママ、パパとしても子どもが楽しんでくれるほうが、通わせがいがありますよね。

スイミングスクールに通わせることで、さらに速く、長く泳げるようになったり、ママ、パパが教えるのには限界があることを覚えたりすることができます。平泳ぎやバタフライなどの他の泳法や、ターンなどができたらかっこいいですよね。

ママ、パパが子どもに泳ぎ方を教えるコツとは?親が教えるメリットも!

まとめ

いかがだったでしょうか。子どもに泳ぎ方を教える方法をお伝えしてきました。

スイミングスクールに通っていない子どもにとって、泳ぎを覚えるチャンスは、学校の授業、しかも6月〜7月という限定された時期しかありません。近くにスイミングスクールがない、経済的負担が大きいなどの理由でスイミングスクールに通わせられないのであれば、ママ、パパが泳ぎ方を教えてもいいでしょう。

私自身もスイミングスクールに通わず、父に泳ぎ方を教えてもらいましたが、おかげでクロールで50m以上泳げるようになりました。そして、なによりも父との忘れがたい良い思い出となったと感じます。

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