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卒園までわずか。入学前の年長さんに勉強させておきたい5つのこと。

公開日:2019/11/09
最終更新日:2020/03/29

もうすぐ卒園というタイミング

年長さんの秋を迎えると、卒園まであと半年というタイミング。そろそろ、子どもの入学のことを考えるタイミングです。

同級生のママ友が「うちの子、やっとひらがなとカタカナ書けるようになったのよ」と話すと、自分の子どもの今と比べてみたり、「この間から英会話教室に通わせ始めたの、早いうちから親しんでおいたほうがいいと言われてるし」と聞くと「通わせたほうがいいかも」と思ったり。

何かと比較してしまうのが、ちょうど今です。

よそはよそ、うちはうち。そう思えたら、どれだけ楽なのだろう。そんな心の声が聞こえてきます。

年少

習い事に通わせたほうがいいのか?

では、実際に、もうすぐ卒園というタイミングで習い事に通わせたほうがいいのかというと、そこに模範解答はありません。

入学前に、ちょっとした計算はできるようになっていてほしいな、幼稚園や保育園とは違った集団生活を体験させておきたいななど、ママやパパの願いはあるはずです。

反対に、子どももこんなことやってみたい、あんなこと勉強したいと思っていることもあれば、習い事に行くよりも友だちと遊びたいという気持ちも出てくるはずです。

大切なのは、親子の間の納得感。通わせたいという気持ちと行きたいという意欲が上手く合わなければ、前向きに通い始めることはありません。お互いの納得感が生まれたら通わせ始めればいいですし、生まれなければ、少し時間を空けることも大切です。やらされ感からはいい学びを得ることはできません。

授業についていけるか心配

年長さんのタイミングであれば、習い事を選ぶときの判断材料のひとつが「学校の授業についていけるか」でしょう。

算数の授業についていけるかな、プール嫌がったりしないかな、といった心配事を解決するための習い事といってもいいかもしれません。

勉強させておきたい5つのこと

そこで、今回は、もうすぐ卒園&入学というタイミングだからこそ、選択肢のひとつとして憶えておいてほしい習い事を5つピックアップしてみました。

皆さんのご家庭の状況に合わせて、選んでいただけると嬉しいです。

①習字

まず最初におすすめするのが習字です。以前は多くの子どもが習字教室に通っていましたが、最近では少しずつその数も減ってきています。

背筋を伸ばして、文字を丁寧に書く習字教室は、文字を覚える、集中力や忍耐力を身につけるといった点で効果的。授業態度や教室での振る舞いなどにも好影響を与えます。また、ひとつひとつの所作へのこだわりも、整理整頓への意識や準備することの大切さを学ぶことにつながります。

美しい文字が書けるようになるというシンプルな目的でもOK。習い事候補に加えてみてください。

②そろばん

次におすすめするのがそろばんです。先ほどの習字と同様、古くからある習い事のイメージですが、最近また密かなブームとなっています。

主に計算力が高まるそろばんですが、論理的思考を司る左脳ではなく、イマジネーションを膨らませる右脳を使っていると言われています。そろばん=暗算のイメージもありますが、そろばんの玉をイメージしながら暗算するため、右脳を使っているのです。

たし算やひき算を身につけるだけでなく、右脳教育にもつながるそろばんも、候補のひとつとして考えてみてください。

③水泳

3番目におすすめするのが水泳です。同級生の何人かが水泳を習っているというのは、いつの時代も同じです。

心肺機能が鍛えられる、バランス感覚が磨かれるといったことが水泳の効果ですが、まずは体を動かす、運動する、いい汗をかくといったところが大切です。スマホで動画ばかり見ていたり、家でゲームばかりしていると、体もなまってしまいますし、基礎体力が身につきません。全身で有酸素運動する水泳はおすすめです。

授業で25メートル泳げないと、ちょっと恥ずかしい思いをするかもしれないという危惧から水泳を選ぶご家庭もありますが、ぜひ選択肢として憶えておいてください。

④英会話

その次におすすめするのが英会話教室です。小学校での必修化の流れが来たことで、英会話に通わせるご家庭も増えてきました。

小さい頃から英語を親しむことができる環境のほうがリスニング能力が身についたり、発音がネイティブに近いものになったりと言われており、通わせる時期も早め早めの傾向があります。

マンツーマン指導の教室もありますが、数名単位で実施する教室のほうが多く、いつもの幼稚園・保育園とは違った子どもたちと一緒に学ぶ機会があるのは、社会性や社交性を身につける意味でもポジティブです。

⑤知育教室

最後は知育教室。知を育むと書いてある通り、知識を受け入れる能力を身につけ、それを引き出す力を養うのが知育です。

読み書きや語彙、計算や図形といったものをインプットし、プリントや課題で発揮できるかどうかをチェックしていきます。年齢に応じた基礎学力を身につける習い事と言えるかもしれません。入学対策だけでなく、お受験にも対応できる教室が多いです。

知識を詰め込んでいくスタイルとは異なり、あくまでも考える力を育むのが知育教室。子どもの思考の可能性を広げるために必要な選択肢のひとつです。

アデックが考える、入学前にやっておいた方がいいこと

入学前の習い事は、やらないよりはやったほうがいいのではないかと考えています。子どもの可能性を広げる意味でも、やらないという選択肢を挙げるほうが難しいです。

ただ、子どもと話したり、触れ合ったりする時間を取ることも忘れないでいただきたいです。入学後は今以上に子どもと過ごす時間は減ります。習い事に通わせてばかりで、子どもとほとんど話していない、子どものことがわからないという状態になってしまうのは本末転倒です。

子どもの健康的な成長のためには、親子間のコミュニケーションが大切です。安心して帰ってこれる場所があるからこそ、子どもは思いっきり、いろいろなことにチャレンジできます。

知識や能力というものは、子どもの自己肯定感や自己評価などの土台があって、初めて活きてくるものです。習い事で知識や情報を獲得し、能力を身につけながらも、子どもの土台となる安心感をご家庭で育めるようにしていただきたいなと考えています。

まとめ

ここまで卒園までもうすぐというタイミングでおすすめしたい習い事をご紹介してきました。年長さんという時期でいえば、毎日習い事を詰めてしまうと、心や体が疲れてしまうことも事実です。週に1個か2個程度の習い事がベターではないでしょうか。

また、いろいろな習い事があっても無料のものはごくわずか。ほとんどは月謝がかかります。家計のやりくりも合わせて、現実的な選択も必要となってきます。無理のない程度というのは子どもの体力だけでなく、ご家庭の体力も調整しなくてはなりません。

ただ、子どもに対する期待は無限大で、いろいろなことに挑戦させたいのも事実です。習い事に通わせるというタイミングで、ママとパパの間の子どもに対する想いを話し合ったり、家計のやりくりについて相談してみたり、家族の中での価値観のすり合わせの機会として捉えてみてもいいのではないでしょうか。