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小学校入学まであと3ヶ月。入学への準備は大丈夫?年長さんの子どもが身につけておきたいこととは?

公開日:2020/12/29
最終更新日:2020/12/27

小学校入学直前のママやパパの悩み

年長さんの子どもをもつママやパパにとって、まもなく訪れる小学校入学に関する悩みは尽きないことでしょう。幼稚園や保育園の卒園、ここまで成長してきた子どもの姿に感動する反面、「うちの子、小学校でやっていけるのかな」「学校に行きたくないって言われたらどうしよう」という不安を抱えることもあるでしょう。

そんな心配をしているママやパパは大多数で、小学校入学に不安を感じていないほうが少数派です。そんな小学校入学直前のママやパパの悩みとしてよく挙がるのが、これから紹介するふたつです。

もうすぐ小学生

学校の授業についていけるのか

よくあるお悩みのひとつが「学校の授業についていけるのか」です。

小学校入学のタイミングで、勉強に関しては良いスタートを切りたいと願うのが親心です。ひらがなやカタカナの読み書き、1年生で習う漢字、たし算やひき算。多くは国語と算数の悩みではないでしょうか。

学校の授業は小学1年生からの積み重ねであり、一度授業についていけなくなってしまうと追いつくために一踏ん張りしなくてはいけません。子ども自身も辛いですし、家庭で勉強を教えることになるママやパパもしんどくなってしまいます。

授業が学校生活の大半を占めるものですから、勉強が楽しくなければ、学校が楽しくなくなってしまうのも当然のこと。学校の授業についていけるのかという悩みは、いつの時代にもママやパパが抱えるものです。

学校生活をきちんと送れるのか

また「学校生活をきちんと送れるのか」ということも、よくある悩みのひとつです。

「きちんと」というのは、遅刻せずに、寄り道せずに通学できるのかという点もですし、友だちと仲良く、ケンカすることなく学校での時間を過ごせるのかという点も含まれています。忘れ物せず、背筋を伸ばして授業を聞いていられるか、好き嫌いなく給食を残さず食べれるかという点もでしょう。それらをひっくるめて「学校生活をきちんと送れるのか」という悩みに集約されます。

これは、社会性の部分にもつながります。子どもが幼稚園や保育園以上に規則正しい集団生活を送れるのかという心配は尽きません。社会性は子どもに対するしつけの結果でもあるので、ママやパパ自身を評価されてしまう意味でも、不安感が募るでしょう。

授業だけでなく、学校で過ごす時間全体に対する悩みですので、子どもが前向きに楽しく学校生活を送るために重要なポイントです。

入学前にあらかじめ身につけておきたいこと。

ここまで挙げたママやパパの2つの悩み、学校の授業についていけるのか・学校生活をきちんと送れるのかは、子どもも同じような悩みを抱えています。子ども自身は入学を楽しみにしているので、あまり悩みは言葉に出てきません。しかし、周囲の友だちとの比較などから、自然と感じていることもあるでしょう。

では、どんなことを身につけておけば、親子そろって安心して、小学校入学を迎えられるのでしょうか。

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①ひらがなの読み書き

まずは、ひらがなの読み書きです。カタカナや漢字もありますが、ひらがなの読み書きができていれば十分でしょう。

覚える順番は「読み方」→「書き方」です。読み方から始めなくては、ひらがなを文字としてではなく、ただの絵として捉えてしまうことにつながります。五十音表を部屋やお風呂に張って、ママやパパが字を指しながら「あ・い・う・え・お・・・」と親子で一緒に声に出して読んでみましょう。

ひらがなが読めるようになったら、ひらがなを覚えるためのドリルを購入し、「なぞり書き」の練習から始めていきます。このときは「あ・い・う・え・お」と五十音順に覚える必要はありません。自分の名前など、覚えやすく、よく使うものから覚えていきます。

自分の名前を書いたり、プリントに書き込んだりと、入学してすぐにひらがなの読み書きを使う場面は多いです。授業で習う前から使うものでもあるので、入学前に覚えておきたいところです。

②10までの数字を覚える

次は、10までの数字を覚えることです。たし算やひき算まで覚える必要はありません。10までの数の感覚で十分です。

お風呂に入ってるときなどに「いーち、にー、さーん…」と数えさせていきましょう。ただ、これは暗唱しているだけかもしれないので、数字の感覚がわかっているかは別の話です。おはじきなどを使って、1,2,3…と数が増えるごとに量も増えていくことを視覚的に伝えていきましょう。

ここで興味を持ったならば、「6個に4個を足したら、10個になるね」「10個から5個引いたら、5個になるね」と10までの簡単なたし算やひき算を伝えても構いません。ただ、まずは数字を覚えることが大切です。

③45分間座っていられる

次は、45分間座っていられる習慣づけです。小学校の授業は1コマ45分間。この時間ずっと座っていられるように習慣づけることが必要です。

授業中は、先生の話をしっかりと聞く、姿勢正しく座っていられる、言われたことに取り組む、隣の友だちに不必要なタイミングで話しかけないなど、多くの制約があります。これは幼稚園や保育園の頃とは段違いのルールです。入学した直後から、授業中ずっと座っていられるのは簡単なことではありません。

先輩ママの声として、子どもにひらがなや簡単な計算を覚えさせたけれど、なによりもまずは、授業中にような45分間座っていることを身につけさせるべきだったと後悔したという話もあります。

この対策としては、絵本の読み聞かせが効果的です。自分以外の誰かの話を集中して聞く習慣を身につける、いいきっかけとなります。最初は短い時間から始めることが大切で、その時間内に集中して話を聞くことができれば、「よくできたね!」と声をかけましょう。

また、お絵かきや市販のドリルをやることで、机に向かわせる習慣を身につけることも大切です。 小さな成功体験を積ませることで、お子さんの集中力を伸ばしていきましょう。

④ごはんを残さず食べられる

最後は、ごはんを残さず食べられることです。小学校では給食が昼食に出てくることがほとんどですが、ごはんを残さず食べることが求められます。食べられずに昼休みを過ごしていると、子どもの嫌な思い出として残ります。それは避けたいところです。

残さず食べるためには、子どもが満腹になるごはんの量を自分で知ることが大事です。これ以上食べるとお腹いっぱいという量を知っておくと、給食で食べる量を調整できます。今では、多くの学校で、子ども自身で食べる量を調整することができます。少し減らす・増やすという発想を親子で持つことが大切です。

また、嫌いな食べ物の克服も大切です。ごはんを残すことがNGとされている中だと、嫌いな食べ物を残すことができません。家で少なくとも飲み込めるところまでは進めておきましょう。

好き嫌いをなくそう

まとめ

いかがだったでしょうか。小学校入学前にあらかじめ身につけておきたいことをお伝えしてきました。

4つの観点から紹介してきましたが、他にも時計の読み方や通学路の交通マナーなど教えておくことがたくさんあります。これだけでいい、という発想ではなく、思いついたものはすべて子どもに伝えておきましょう。準備はやりすぎるくらいが安心・安全です。

また、友だちとの関係構築について、「ありがとう」「ごめんなさい」を素直に言えるようにしましょう。普段から家族の中でこの言葉がスムーズに出ていると、子どもも学校で友だちに素直に言えるようになります。親しき仲にも礼儀あり、ということわざがあるように、ぜひご家庭で始めてみてください。

親心として、子どもが授業についていけるかどうかが一番心配かもしれません。しかし、学校での生活は授業だけではないことも事実です。まずは子どもに「小学校の入学前に不安なことある?」と聞いてみることが大切ではないでしょうか。