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小学校入学までもうすぐ!入学前までに必要な子どもへのしつけとは?

公開日:2021/02/09
最終更新日:2021/02/09

小学校入学までもうすぐ!

年長さんの子どもをもつママやパパにとって、幼稚園や保育園の卒園の寂しさが訪れるとともに、小学校入学への期待と不安が生まれてくるのが、新年明けてしばらく経った、ちょうど今頃ではないでしょうか。

友だちたくさんできるかな?勉強についていけるかな?学校生活に馴染めるかな?といった悩みも多く浮かび上がってくることもあるでしょう。それは、どこのご家庭であっても、大なり小なり生まれていること。我が家だけでは?なんて考える必要はありません。

しかし、子どもの生活態度や学習態度は、ご家庭でのしつけがそのまま表れてしまいます。子どもが学校生活の中で大変な思いをすると同時に、その姿によってご家庭でのママやパパの態度まで見えてきてしまいます。

小学校入学までもうすぐ、という時期ではありますが、入学前までに必要な最低限度の子どもへのしつけを考えていきます。

小学校入学前のしつけとは

そもそも、しつけとは?

そもそも、しつけとはどのような意味でしょうか。ママやパパによっては、この言葉自体にネガティブなイメージを抱いているかもしれません。

しつけとは、漢字で書くと「躾」です。これは美しい振る舞いという意味です。社会生活の中で、子どもが美しく振る舞えるように、例えば、人間関係がうまくいく、規則正しくルールが守れるといった態度が取れるように、ご家庭で関わっていくことが、しつけなのです。

しつけは、社会性に関することになるので、ご家庭で実施するSST(ソーシャルスキルトレーニング)という感覚で捉えてもいいかもしれません。したがって、入学前に読み書きや計算といった、いわゆる勉強を教えるような幼児教育の範疇には入りません。

社会でのルール、モラル、マナーなどを覚えて入学したほうが、子どものためになることは言わずもがなでしょう。

しつけで教えておきたいこと

では、ここからは「しつけ」として入学前までに教えておきたいことをお伝えしていきます。

あいさつの大切さ

まずは「あいさつ」です。

「おはようございます」や「こんにちは」といったあいさつもあれば、「いただきます」「ごちそうさま」といった食事のあいさつ、「さようなら」や「おやすみなさい」もあれば「ありがとう」「ごめんなさい」もあります。あいさつの種類は多岐に渡ります。

あいさつは、人間関係をうまく築いていくための大切なコミュニケーションです。あいさつが、TPO(タイミング・場所・機会)に合わせてスムーズにできる子どもは、同級生、先輩・後輩、先生、地域の大人たちといった、たくさんの人と良好な関係性を築くことができるでしょう。

あいさつが苦手な子どもは、人見知りといった性格や気質に起因する場合もあれば、TPOへの自信がなく、まごついてしまう場合もあります。どちらの場合であっても、大切なことは「慣れ」です。ぜひご家庭で、ママやパパ相手に練習してみてください。

子どもは気がついたらできるようになっていることが多いですが、それはひとつの運任せとも言えます。ご家庭で機会を作ることも大切なのです。

交通ルール

次は「交通ルール」です。

入学前に必ず伝えておきたいのは交通ルール。交通ルールは生命に関わることです。子どもには確実に教え、守らせなければなりません。

小学校までの通学路は、最近では学年を縦割りにした集団登下校、慣れるまではご家庭の誰かが同行することもあります。地域で危険な横断歩道や交差点などには地域のボランティアが立っていることもあります。しかし、原則として、一人で通えるようになることが求められます。

信号(車の信号と歩行者用の信号のどちらも)について、横断歩道について、また道を渡るときは左右確認すること、急に飛び出さないこと、白線の外側を歩くことなど、教えなくてはいけないことは山ほどあります。

これらのひとつでも見逃してしまうと、生命の危険に関わってしまいます。絶対に入学前に教えておきましょう。

また、通学路は入学前に親子で下見して、どこが危険な場所なのかチェックしてみてください。その際、暗がりの場所や空き家など、防犯的な観点でも確認しておきましょう。

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時間を守ること

次は「時間を守ること」です。

小学校では、幼稚園や保育園以上に厳密に時間管理されています。登下校の時間、1時間目・2時間目といった時間割など、細かく設定されています。時間を守るという意識づけは、入学前に実施しておきましょう。

また、学校の時間に合わせて、朝起きる時間が決まったり、夜寝る時間を考えたりと一日のタイムスケジュールも変わってきます。そして、これらはママやパパに頼るのではなく、自分で律することができるようになるのが目標です。

入学前に、例えば学校の時間割に合わせた生活を送ってみる、いわばリハーサルを行うこともおすすめです。ぜひ、親子で取り組んでみてください。

ママやパパはどのように教えたらいいか

ここまで入学前に必要な子どものしつけをまとめてきましたが、ただ頭ごなしに教えたり、やらせたりしても、なかなか身になりません。教え方、伝え方も大切になってきます。

ここからはママやパパがどのように教えればいいかを考えていきます。

ママやパパがお手本となる

まずはママ、パパが子どものお手本となる行動を心がけましょう。

子どもは大人が思っているよりも、親のことを見ているものです。それは良いことも悪いことも。ママやパパができていないのに、子どもにやらせることはナンセンスです。

ママやパパがあいさつする、交通ルールを守る、時間を守るといった取り組みをすることで、子どもがだんだんと真似するようになっていきます。学ぶことは真似ぶこと、とも言いますが、子どもが真似するようになってきたら、習得は時間の問題です。

ママやパパがお手本となる大人になりましょう。

しっかり褒める

次は、できたときにはしっかり褒めることです。

褒められることは認められることです。褒められることで、今の行動は良かった、正しかったと子どもは理解できます。子どもながらに判断軸が生まれるのです。

また、褒められることは気持ちがいいものです。前向きな気持ちが継続した行動につながります。大人から見たら、できて当たり前と思うようなことであっても、できたらしっかりと褒めましょう。褒めるときは子どもの目を見て、身体を向けて、が大切です。

できなかったときは、上手に注意する

また、できなかったときには上手に注意しましょう。

注意することは、何がダメだったのか、誤りだったのかを認識させることです。今の行動は間違っていたんだと子どもは理解できます。これもまた、子どもの中に判断軸が形作られるのです。

ただ、子どもに注意するときには感情が高ぶってしまうこともあるかもしれません。しかし、その感情はママやパパの一方的なものであり、一種のわがままです。感情を抑えて、普段と変わらないテンションで伝えましょう。

入学準備をしよう

まとめ

ここまで、小学校入学前にやっておきたい「しつけ」についてお伝えしてきました。そして、ママやパパの関わり方のヒントも併せてお伝えしました。

このしつけは、子どもが小学校でしなくてもよい失敗を未然に防ぐことが一番の目的です。失敗はたくさんしたほうが子どもの成長につながりますが、今回挙げた3つの項目は、どれもそもそも失敗してはいけないことであり、子どもの評価につながってしまうことです。

まだ間に合います。ぜひ、小学校入学前までに、子どもとの時間を確保して、伝えていってください。 子どもが習得できたときには、いっぱい褒めてあげましょう!