保護者が選ぶ通わせたい学童No.1に選ばれました!
お問い合わせ:045-543-3331
受付時間:10時〜19時

アデック(Adecc)のコラム一覧

子どもの脳を強くしよう!子どもの脳を育てるのに避けるべきこと!

公開日:2021/12/26
最終更新日:2022/01/22

子どもの脳を育てるには「なにをしてはいけないのか?」も大事

育児をしているママ、パパであれば、我が子には賢く、自立した人間に育ってほしいと願うものでしょう。そのためには、子どもの脳を育てる必要があります。

今回は、子どもの脳にとって良いことではなく、あえて子どもの脳にとって悪いことをご紹介していきます。

子どもの脳を育てるためには、「なにをすればいいのか?」を理解することも大事ですが、「なにをしてはいけないのか?」、「なにを避けるべきか?」ということを理解しておくことも、非常に大切なことです。

子どもの脳を強くしよう!子どもの脳を育てるのに避けるべきこと!

子どもの脳の成長にとって良くないこととは?

さて早速ですが、ここからは、子どもの脳の成長にとって良くないことをご紹介していきます。

睡眠不足

まずは、「睡眠不足」です。

睡眠は脳を育てるための栄養になります。睡眠不足は脳や体の成長を遅らせるばかりか、メンタルを不安定にまでさせます。ですので、適正な睡眠時間はしっかりと確保してあげましょう。1日のトータルでの理想の睡眠時間というは、子どもの年齢によって違います。

昼間、外でしっかり体を動かして遊ぶなどをして、十分に疲れさせてあげましょう。そして、夜寝る前には、テレビやスマホなどの刺激は避け、ぐっすりと睡眠を取れるようにしてあげましょう。

暴言や体罰

次に、「暴言や体罰」です。

これはそもそも脳への影響がなくても、絶対に止めるべきことです。そして、もちろん脳の成長にも悪影響があります。暴言や体罰を長期的に、かつ継続的に受けた人の脳ではどんなことが起こっているのでしょうか。

なんと前頭前野の一部の体積が、平均19.1%も小さくなっていたそうです。この前頭前野は、感情や思考をコントロールしており、問題行動を抑制する力に関わっています。

さらに共感力、集中力、意思決定力に関わる脳の部位も16.9%も小さくなっており、物事を認知する働きがある部位も14.5%も小さくなっていたそうです。

これらの部位に障害があると、うつ病の1つである感情障害、非行に走らせる素行障害などに繋がってしまいます。

偏った食事

次に、「偏った食事」です。

睡眠と同様に、食事は脳への栄養になるわけですから、大切ですよね。特に、朝食は重要なのではないでしょうか。

朝食の内容と朝の脳の働きと集中力の関係を調べた実験で、おにぎりしか食べていない子どもの脳の働きと集中力は、朝食を食べていない子どものと、ほぼ変わりないことがわかりました。

この実験から言えることは、ご飯だけでなく、ほかのおかずに含む栄養素をしっかりと摂取することが、脳に大きな影響があるということです。

そして、小学生の朝食についての実態を調査すると、おかずの品数が少ない子どもは、成績が悪いということもわかっています。忙しい朝であっても一汁三菜は意識したいですね。

1歳から12歳までの学童型知育教室アデック

スマホを使いすぎる

次に、「スマホを使いすぎること」です。

スマホの使いすぎはダイレクトに脳の成長に良くないです。スマホばかりを見ていて、幼少期に得るべき「脳への刺激」を得ることができずに、幼少期を終えてしまうということが起こりかねません。スマホの使いすぎで記憶を消えてしまうというような報告もあるようです。

子どもは確かにスマホを渡しておけば、大人しくしてくれますが、小さい頃から、スマホ中毒になってしまうなんてことは、絶対にやめましょう。

悪い姿勢を身につけさせてしまう

次に、「悪い姿勢を身につけさせてしまうこと」です。

良い姿勢は、脳に良い影響があります。背筋を伸ばすことで、脳が覚醒をし、情報処理に必要な短期記憶の能力が高まることがわかっています。

ですので、子どもが脳の力を十分に発揮できるようになるには、良い姿勢を保つことを教えてあげる必要があります。

笑顔が少ない

次に、「笑顔が少ないこと」です。

笑顔でいることは脳に良いことばかりです。脳の働きを活発にし、血行をよくし、自律神経のバランスを整え、ストレス発散になります。さらには、免疫を高め病気になりにくくし、幸福感や鎮静作用があることまでわかっています。

これだけ良い効果がある笑顔が少ない育児は避けたいものですね。どんなときであっても、子供と接するときは、笑顔で明るくいたいものですね。

朝日を浴びない

次に、「朝日を浴びないこと」です。

朝日を浴びることには、たくさんの効果があります。まず、明るい光や温もりなどの良い刺激によって、脳内のセロトニン神経を活発にさせるのです。

セロトニンは「幸せホルモン」と呼ばれ、脳を活発にさせ、心を落ち着かせる効果があり、子どもがその日を機嫌よく、そして良いメンタルの状態で過ごせるようになります。それだけでなく、頭の回転も良くなり、運動神経までも刺激する効果があります。

幼少期から朝日を浴びる習慣をつけないなんてもったいないことです。

やるべきことを強制し続ける

次に、「やるべきことを強制し続けること」です。

幼少期、特に7歳以降は、「自己報酬神経群」というものが発達していくタイミングです。自己報酬神経群とは、自分が「やってやる!」と思ったことをやり遂げたときに、喜びを感じる神経のことです。そのため、7歳以降は親が「勉強しなさい!」、「練習したの?」などと指示を出してしまうと、子どもはとても嫌がるようになります。

親が先回りして「〇〇しなさい!」と指示されたときに、「今やろうと思っていたのに!」という口答えをするのは、自己報酬神経群の働きが止まり、脳の機能が落ちてしまうからだと言われています。

いつまで経っても、子ども扱いをし、「〇〇しなさい!」と指示していると、子どものやる気はどんどんなくなり、脳の機能を落としてしまいます。

親が「無理!」、「できない!」とマイナスな言葉をかける

次に、「親が『無理!』、『できない!』とマイナスな言葉をかけること」です。

「無理だよ!」、「できないよ!」と子どもに言うことがあると思いますが、これも脳を育てる上では避けるべきことです。子どもはその親の言葉をまっすぐに受け取ります。そして、子どもも「自分には無理だ!」、「自分にはできないんだ!」と思ったり、言ったりするようになります。

実は、このように「無理!」、「できない!」と考えてしまうと、脳の血流が落ちてしまうと言われています。これは脳の「自分を守ろう」という反応が過剰になった結果だそうです。一度「無理かもしれない」と考えると、脳の思考力や記憶力をダウンしてしまうそうです。

「楽しい!」、「嬉しい!」と思う遊び体験が少ない

そして、「『楽しい!』、『嬉しい!』と思う遊び体験が少ないこと」です。

脳科学者、茂木健一郎さんは、「0〜5歳までの間にできるだけドーパミンを出せるようになる」ということが、子どもの脳の土台作りに最重要であると言及しています。そのためには「幼少期にドーパミンを出すサイクルを作り上げることが重要」だとも言っています。

ドーパミンは「楽しい!」や「嬉しい!」と感じることがあったときに分泌されます。脳にとって、楽しいこと、嬉しいことを増やしてあげて、ドーパミンを分泌され、その繰り返しでドーパミンを出すサイクルが出来上がります。ドーパミンを出すサイクルを作るため、ママ、パパがしてあげられることは、「楽しい!」や「嬉しい!」と感じる体験をどんどんさせてあげることです。

「楽しい!」、「嬉しい!」と思うことによって、好奇心や探究心を刺激されます。はじめてのこと、ドキドキ、ワクワクすること、「なんだろう?」、「どうしてかな?」と興味が持てることが、たくさんあればあるほど、脳ではドーパミンがどんどん分泌されます。これらの要素が詰まっているのが、「遊び体験」です。

つまり、幼少期に遊び体験が少ないのは、ドーパミンを出すサイクルを作るチャンスをなくし、子どもの脳の土台作りができなくなってしまうのです。

子どもの脳を強くしよう!子どもの脳を育てるのに避けるべきこと!

いかがだったでしょうか。子どもの脳の成長にとって良くないことをお伝えしてきました。

ご自身の子育てに照らし合わせて、少しでも子どもの脳の成長に悪いことは減らしていただけたらと思います。

1歳から12歳までの学童型知育教室アデック