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神奈川県の私立小学校情報:森村学園初等部

公開日:2020/03/01
最終更新日:2020/03/29

お受験する?しない?

お子さんが幼稚園や保育園での生活に慣れてきて、一安心したところで、次はお子さんの進路を考えなくてはいけません。お子さんに小学校のお受験をさせるかで悩む親御さんは多いのではないでしょうか。

ママやパパの友だちや同級生のご家庭でも、私立の小学校を受験させようという方は増えているのではないでしょうか。お子さんにはなるべく高い教育を受けさせたい、環境の良いところで学ばせたいと思う反面、それがお子さんにとって必ずしもいいものかはわからないのが、悩みどころです。

お受験する対象の小学校は私立小学校がほとんど。実際のところ、ママやパパ自身がOB/OGであれば、イメージしやすいですが、どのようなところで、通うことにどのようなメリットがあるのかはいまいち分かっていません。

「教育のレベルが高そう」「周りの子どものレベルも高そう」というフワッとしたイメージだけで、子どもの未来を決めてしまってよいのでしょうか。

森村学園初等部

私立の小学校のよいところ

私立の小学校のよいところはどんなところでしょうか。それは大きく4点挙げられます。

1つ目は、進学に苦労しなくて済むことです。

私立の小学校の場合、ほとんどの学校が中学、高等学校、大学とエスカレーター式で内部進学することができます。小学校さえ入ってしまえば、その後の受験のストレスで悩まずに済みます。小学校卒業時に外部進学を考える親御さんもいますが、それはそれぞれのご家庭での選択なので、このメリットに反することではありません。

2つ目は、子どもの個性に合わせた学校選びができることです。

前述した通り、学校によって特色が異なります。枠にはまった公立の小学校の教育であれば、お子さんの個性を潰してしまうかもしれませんが、私立であれば個性を伸ばしてくれる可能性があります。その個性との相性を見いだすことが、むしろ難しいかもしれません。

3つ目は、教師の異動がないことです。

私立小学校では、公立小学校のように教師の異動がありません。教育レベルが変わることなく、一定に保たれるので、次はどんな先生が来るのか心配することがありません。また、理念や教育方針に沿った教師ばかりなので、一貫性があることも忘れてはいけません。

4つ目は、長い付き合いの、深い仲になる友だちが作れることです。
小学校に入ってしまえば、エスカレーター式で進学ができます。友だちとは小学校から高校・大学まで、途切れることなく長く付き合うことになります。これはこういった環境でなければ、なかなか機会を作ることができません。自身のいいところ、悪いところもしっかりを受け止めてくれる、一生の付き合いになる友だちが生まれるのです。

神奈川県の私立小学校

神奈川県は、関東の中でも私立小学校が多い地域として知られています。今回は、横浜市緑区にある森村学園初等部のご紹介をします。

森村学園初等部の理念

森村学園初等部は、創立110周年を迎える歴史と伝統のある学校です。
幕末から明治にかけて日米貿易で活躍した森村市左衛門という実業家が「独立自営」という建学の精神を掲げ設立した学校です。

学園全体の「正直・親切・勤勉」という校訓のもと、森村学園初等部では「よく学び、よく遊べ」というモットーを掲げ教育を行っています。

教育目標は「美しいものを愛し、自然を大切にする子に育てよう」「困難を乗り越える強い心を持つ子に育てよう」「基礎学力をしっかりと身につけ、向上心を持つ子に育てよう」「友達と仲良くでき、思いやりのある子に育てよう」「体を鍛え、自分自身を大切にする子に育てよう」「善悪のけじめをつけ、進んで善い行いをする子に育てよう」という6つを示しています。

このように、森村学園初等部では、一人ひとりの個性を大切に、基本的な学力・体力・精神力と豊かな情操を持った生きる力を持つバランスの取れた子どもを育むことを目指しています。

こういった建学の精神や教育方針も、受験する学校を選ぶときの大切なポイントになります。

森村学園初等部の特色

森村学園初等部の教育の特色は、きめ細やかな学習環境です。

全学年を通して英語・音楽・体育・図画工作が選科制になっています。また、中学年からは理科、高学年からは社会と家庭科も専科の授業になり、より専門的でさまざまな先生が子どもたちの育ちに関わる環境をつくっています。

特に英語学習は、ネイティブの先生が1年次から担当し、高学年では1クラスを2分割した「二分割指導」という少人数制で行われます。算数学習でも、4年生からこの二分割指導を取り入れています。

さらに、1年生と2年生次は、1クラス2名の教員で指導を行い、学習だけでなく、生活面の指導まで細やかに見守っていきます。3年生以降も算数の授業などでチームティーチングを取り入れており、子どもの育ちを支える目や手が多い環境といえるのではないでしょうか。

ハード面でも設備が充実しており、屋内プールや焼き物ができる窯、化石や生物の標本などといった普段の生活だけでは触れる機会がなかなか少ないものも校内にそろっています。

進路情報

森村学園初等部は、系列校として森村学園中等部・高等部を持っており、12年間の一貫教育を行っています。そのため、卒業生の8割ほどは森村学園中等部に進学します。

中学校受験をした生徒は麻布中学校、筑波大学付属駒場中学校、女子学院中学校、慶應義塾普通部、浅野中学校、大妻多摩中学校などに進学しています。

森村学園初等部の合格率

森村学園初等部の前年度入試結果は男子児童が出願者213名、合格者60名で倍率は3.6倍、女子児童は出願者が162名合格者56名で倍率は2.9倍でした。

試験内容は、ペーパー試験・個別観察・集団観察・両親同席での面接です。ペーパー試験は難しく、過去問や受験対策の教室もあります。

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アクセス

所在地は神奈川県横浜市緑区長津田町2695です。交通アクセスは、東急田園都市線「つくし野」駅より徒歩5分です。

ちょっとした気づき

森村学園初等部では、難関小学校を受ける子たちが併願校として受けることもある、人気のある小学校です。倍率を見て不安になられる親御さんもいらっしゃるかもしれませんが、チャレンジしてみてもよいのではないでしょうか。

森村学園初等部情報まとめ

今回は、神奈川県の横浜市緑区にある森村学園初等部についてご紹介しました。森村学園初等部は、子どもに関わる教職員がとてもたくさんいるきめ細やかな教育とのびのびとした校風が特徴の学校です。

小学校の受験をする際には、子どもに合った学校を選ぶことやママやパパの子どもに対する想いと願いとつながった校訓や教育理念・目標を掲げている学校を選ぶことが非常に大切なことです。

しかし、小学校を選ぶ段階では、子ども本人の意思で学校を選択することはどうしても難しいものです。ママやパパは、子どもに本当に合う学校を探して、選ぶために最大限のサポートや見極めをしてあげてください。

子どもとママやパパが学校に惹かれる基準はさまざまです。どんなことを大切にしたいのか、どんなところに重きを置くのかということも、人やご家庭によってさまざまでしょう。正解や間違いはありませんから、家族の中で話し合ったりすり合わせたりしながら、学校を選んでいってください。

そのためにもまずは、ママやパパにとって、そして子どもにとって重要な項目が何なのかを考えるところから始めてみてはいかがでしょうか。

森村学園初等部
http://www.morimura.ed.jp/