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知育教室ってどんなところ?1歳児から始めるメリットと効果。

公開日:2019/11/18
最終更新日:2020/03/29

1歳児の気質

1歳を迎えると、発育が早い子であれば、よちよちと歩けるようになり、また手先もぐんと器用になってくるでしょう。昨日まで開けられなかった扉や蓋が開けられるようになり、子どもの成長を日ごとに感じられる嬉しさがある反面、ヒヤヒヤする瞬間が訪れたりもしますよね。

また、自我が発達し、自分の思い通りにいかない、意図を親にうまく伝えられないといったことから感情をストレートにぶつけてくるようになってきます。

子どもにとっては、親の存在がますます特別になってくるのもこの時期の特徴。人見知りが始まり、お母さんが近くにいないと不安になって泣いたり追いかけたりしてきます。反抗期やイヤイヤ期もやってくるので、育児にストレスを抱える方も大勢いらっしゃるでしょう。

しかし、これも子どもの心が成長しているからです。このタイミングで、親子の関わりやコミュニケーション、外部の習い事などを組み合わせると、子どもの成長が一気に加速します。

親子の関わりの中で学ベること

子どもが1歳を迎える頃に、どのようなことを教えてあげたり、関わってあげたりすると効果的なのでしょうか。子どもによって差があることは当然ですが、成長や発達につながる親子の関わり方の工夫をいくつかご紹介します。

①言葉の工夫

1歳になると「ママ」や「パパ」など簡単な言葉も話す子どももいらっしゃいます。ただ、この時期は言葉を話すことよりも言葉を理解していることのほうに重きを置いてください。言葉が出る時期はあまり気にしないようにしましょう。

日常の中で子どもが興味あるものを示したら、それが何であるか教えてあげることで語彙が増えていきます。例えば、散歩中に子どもが犬を指差したら「ワンワン」「犬さんだよ」と教えてあげましょう。

数や量を理解するのはまだもう少し先のこと。「いーち、にいー、さーん」と数字を言うお子さんも中にはいらっしゃいますが、量を把握することはできません。無理に教え込む必要もないでしょう。

②絵本の読み聞かせの工夫

絵本そのものに興味が出てくると、最初は舐めたり破いたりといった行動を取ります。そして、そのうちに絵本の内容に興味が出てきます。集中力が続く時間が短いので、1ページ1ページが短い、トントンと進む絵本の読み聞かせが良いでしょう。

ある程度、言葉を発することができるようになったら、「次はどうなると思う?」「うさぎさんは何を考えてるかな?」といったように、絵本の世界の中に参加させてみましょう。

こういう絵本の読み方をインタラクティブ読書といい、子どものI.Qが上がるという研究結果があります。

③着替えの工夫

服を脱がすときも着るときも一気に脱がしたり、着せるのではなく、手順通りに「右手脱ぐよ〜」「次は左手通すよ〜」と実況しながらしましょう。

子どもが上着を着るときに腕を出したり、ズボンを履くときに足をあげるなど協力的な姿勢を示すようになります。上下バラバラのセパレートタイプの服やボタンのないTシャツ、ウエストがゴムになっているズボンがよいでしょう。

1歳児にとって知育教室ってどんなところ

ここまではご家庭での日常に一工夫加えることでできる、成長のきっかけづくりをご紹介しました。ここからは外部の習い事、主に知育教室でできることをご紹介します。

知育という言葉を聞くと、どんなイメージを思い浮かべますか?早い時期から読み書きや計算を教える英才教育、知識を身につける教育を想像する方もいると思いますが、そう断言することはできません。

知育教室は、子どもが楽しみながら、夢中になりながら、「能力を引き出す」場所です。生きるために必要な思考力や判断力、発想力や想像力などを着実に身につけていきます。

では、知育教室に1歳児から通い始めることには、どんなメリットがあるのでしょう。

1歳児から始めるメリット①情報収集

まずは、子どもが小さいうちに、正確な情報を得られる可能性が高いということです。

「子どもが立派に育ってほしい」「子どもには幸せな人生を送ってほしい」という親の切実な願いに応えるため、世の中にはさまざまな教育法が広まっています。

しかし、そのほとんどは個人的な経験や主観に基づいており、研究や実験によって得られた科学的根拠に基づく教育法は多くありません。

インターネットの情報を鵜呑みにしてしまうと危険かもしれません。かといって、自分で何冊も育児書など読んだとしても何が有効な方法なのか判断するのは大変です。

そこで、知育教室であれば、有効な教育の情報を得られる可能性が高く、早ければ早いほど子どもにその教育法を活かせます。

また、癇癪や人見知り、イヤイヤ期など悩ましいお母さんにとって、信頼できる知識が得られること、育児に関して相談ができる人がいることは不安解消になり、余裕を持って育児に取り組むことができます。

1歳児から始めるメリット②言葉の習得

次に挙げるのは、言葉の習得です。

実は子どもは家庭で話す言葉よりも家の外で話す言葉の方が習得しやすいと言われています。親が頑張って話しかけるだけじゃなく、外の世界と数多く接点を持たせてあげるといいでしょう。親以外の大人や同じ年齢の子どもと教室で触れ合うことで、言葉を覚えやすくなります。

また、ユニセフの発表によると0歳後半〜3歳ぐらいの時期は脳の発達過程において、言語能力を伸ばすのに非常に重要な時期と言われています。1歳児から知育教室に通うメリットはここにもあると言えます。

1歳児から始めるメリット③非認知能力の形成

第3に挙げるのは、性格や能力が形成されることです。

ここでいう性格や能力とは「社会性」「利他性」「思いやりの心」「やり抜く力」「自己効力感」「楽観性」「自制心」などです。これを総じて、非認知能力といいます。逆に認知能力とは計算や読み書きができること、I.Qで測れる能力のことを言います。

この非認知能力は同年代の子どもの集団と遊ぶことで発達します。就学前の乳幼児期に伸ばしておくのがとても効果的とされており、大人になってからの「幸せ」や「経済的な安定」にもつながると言われています。

1歳児はちょうど同年代の子どもに興味を持ち始める時期です。知育教室だけでなく、公園に行って友達を作ったり、プレスクールに通わせるのも有効です。

ご家庭でもできる知育的な取り組み

ご家庭で知育をする場合、どんなことを気をつけたらいいのでしょうか。それはなるべく親が手を出さずにいることです。

知育で重要なのが「自主性」です。子どもが興味を持ち、自ら取り組むことで、子どもの脳はより学習をします。何をするのか、しないのかはなるべく子どもに選ばせてあげましょう。

そして、失敗、挑戦することも大事です。同じくらいの子が自分の子よりもいろいろとできているところを見ると、知識、やり方を教えこもうとしてしまう親御さんもいると思いますが、グッとこらえて、見守るようにしましょう。

例えば、積み木です。親が手を出して「このおもちゃはこうするの、次はこう」と教えると、子どもは頭がいいもので上手にその積み木積み上げます。しかし、こんな風に教えられた子どもはそのうち積み木で遊ばなくなるといいます。親と同様に「できる」ということにしか脳が喜ばず、「積み木を積み上げる」ということ自体を楽しめなくなるのかもしれません。

また、子どもが失敗して考え、工夫する機会を奪ってしまいます。マウスの実験では「初期の失敗が多いほど成績が伸びる」ということがわかっており、能力が伸びるのは「できる」という結果ではなく、試行錯誤する過程にあるようです。

試行錯誤の結果、成功したことによって、自己効力感が子どもに芽生えます。自己効力感とは「自分なら頑張ればできる」という気持ちで、自己効力感が高い子供ほど、情緒が安定し、粘り強く努力する可能性が高くなります。

1歳児向けにアデックでできること

アデックでは、知能開発メソッドを活かしたオリジナルプログラムによって、「心」「体」「知能」「社会性」をバランスよく育てることを意図しています。1歳児は母子同室で取り組んでいただけるので、お子様の安心の環境で知育に取り組んでいただけます。

まとめ

知育で親ができることはあまり多くないのかもしれません。

・子どもが自分で選び、行動できる環境を整えてあげることで、子どもが考えて、工夫する能力が伸び、自己効力感が感じられる。
・子どもを同年代の子供たちの中に遊ばせてあげることで、言語の習得が早く、将来幸せになる可能性が高くなる非認知能力を伸ばせる。

知育教室はこの2つができる場所だと考えられます。

もちろん、すべての知育教室が信頼できるというわけではありませんし、お子さんに合っているかなどの問題もあります。見学などを通じて、実際に目で見て確かめていただきたいものです。