キャンプが子どもに与える効果!家族で自然の中へ行こう!
最終更新日:2021/09/04
家族でぜひキャンプへ!
秋も近づき、過ごしやすい気候になりましたね。アウトドアにはもっとも適した季節なのではないでしょうか。
ママ、パパの中には、子どもの頃、キャンプに出かけたという方は多いのではないでしょうか。きっと家族との良い思い出となっているのではないでしょう。
しかし、家族でキャンプをすることは、子どもにとって、良い思い出となるだけでなく、子どもの教育、脳の発達にも良いということはご存知だったでしょうか。
今回は、家族でキャンプに出かけることが、子どもにどんな良い影響があるのかお伝えしていきます。これを読んで、ぜひ家族と計画を立て、キャンプに出かけましょう。
何歳から子どもをキャンプへ連れて行ける?
何歳から子どもをキャンプへ連れて行けるでしょうか。
答えは、「ママ、パパが子どもを連れていきたい」と思ったときが、子どものキャンプデビューのタイミングです。0歳でも、1歳でもかまわないです。
問題は、ママとパパがキャンプを楽しめるかどうか。楽しんでいれば、子どもにとってもキャンプが楽しい思い出になりますし、逆にママ、パパがイライラ、ピリピリしていれば、嫌な思い出となり、キャンプにネガティヴなイメージがついてしまうかもしれません。
ただし、乳幼児の子どもを連れてのキャンプは、ママ、パパどちらかは子どもに常に掛り切りでしょう。パパ、ママが1人でテント設営や料理ができるぐらいの経験者であったり、ママ、パパの友人、おじいちゃん、おばあちゃんも参加したり、とにかく「子どもを常に見ている人がいる」という条件が整っている必要があります。
また、多少お金がかかりますが、手ぶらでキャンプ道具などを持っていかなくてもキャンプ体験ができる「グランピング」も、子どもが幼いうちにはオススメです。
キャンプの子どもへの効果
では、ここからは家族でキャンプをすることが、子どもにどのような効果があるのか、いくつかご紹介していきます。
協調性が身につくこと
まず「協調性が身につくこと」です。
キャンプでは、テントの設営やアウトドア料理の調理といった、家族みんなで協力し合って行動する場面であふれています。非日常のキャンプの中では、子どももお手伝いを率先してやってくれやすいです。
テントが張れた瞬間や焚き木に火が回り始めた瞬間、ターフが張れた瞬間、自分で切った野菜でカレーができて、テーブルに並べられた瞬間。キャンプでは、子どもも、ママも、パパも家族全員で達成感を味わえます。達成感を味わうことで、子どもの自信に繋がり、ある目標に向かって取り組むことの楽しさを感じられます。
最初のキャンプでは、ママ、パパが子どもに指示したり、子どもが遊んでばかりで、やるやらないでもめたりすることもあるかもしれません。しかし、何回かキャンプを繰り返すうちに、自分から仕事を見つけて取り組んでくれるようになります。
問題解決能力を伸ばせること
次は、「問題解決能力を伸ばせること」です。
キャンプの中では、日常生活よりも、さまざまなトラブルが起きます。例えば、天気です。雨や風などに左右されることが多いです。また、何かを忘れてしまうこともあります。どれだけ準備したとしても、トラブルが起きることはあります。
そういったトラブルに対して、ママ、パパがアイデアを出し合って、問題解決する姿を見て、子どもの問題解決能力は伸びていきます。
問題解決能力は、勉強などでは身につくのは難しいでしょう。経験を積むことによって、身につきます。天気の影響を多く受けたり、トラブルが起きたりするキャンプでは、十分に経験を積むことができます。また、先を読み危険や問題を回避することもできるようになるでしょう。
五感が刺激されること
次は、「五感が刺激されること」です。
現代では、スマホやゲームにばかりに夢中になり、「間接的な体験」しかなく、「直接的な体験」が不足している子どもが増えています。直接的な体験とは、デジタルではなく、五感を通して得られる体験のことです。
虫の声や木々のさざめきを聴きながら、火を起こしたり、外でご飯を作って食べたり、眠りについたりすることは、五感がフルに使われます。キャンプは直接的な体験の宝庫と言って良いでしょう。
あの有名なモンテッソーリ教育では、子どもの五感を育むことを、すべての活動の基礎としています。五感が刺激されることで、脳や神経が発達すると言われています。
キャンプには、なるべくゲームはおいてきて、スマホは視界の中に入らない場所に置いておきましょう。
自然について知れること
次に、「自然について知れること」です。
自然と一体になれるとも言えるキャンプでは、自然の知識が身につきます。動物や虫、木々や花々の名前を知ったりするだけではありません。川の水の冷たさや、焚き火の熱さなど五感で感じて覚える知識もあるでしょう。
また、さっきまで遊んでいた川も、雨が降ると、川の水かさが増えて、危険な場所と変わるという自然の怖さも、自然の中にいるからこそ学べます。
自然の恩恵を受けながらするキャンプは、自然の大切さも知ることができます。自然破壊や汚染などの環境問題についてんも関心が向くかもしれません。
親子で感動が共有できること
そして、「親子で感動が共有できること」です。
親子で作った料理が美味しかったり、山の上から見た景色が壮大だったり、星空がとてもきれいだったり…キャンプではそんな感動がいっぱいです。感動を親子で共有しましょう。
同じ感動を共有することで、家族の仲や親子の仲がより深まるのは、間違いありません。キャンプが終わった後でも、感動したこと、経験したことで家の食卓の会話に花が咲くでしょう。
何年経ったあとでも、子どもが「あそこのキャンプ場で見た星空きれいだったよね」と言うことがあり、子どもにとっては大切な思い出となっていることを知るでしょう。それを聞いて「行ってよかったな」と思うのではないでしょうか。
ママ、パパも癒される?キャンプの大人への効果
「子どもはいいかもしれないけれど、キャンプなんて疲れるだけじゃないの?」、「キャンプなんていかずに家でゆっくりしていたいんだけど…」と思っているママ、パパに朗報です。
キャンプには、日頃の疲れを癒す効果がたくさんです。自然に触れる量が増えるほど、心と体は改善していくという研究がいっぱいです。これは、私たちの脳がまだ自然の中で過ごしていた古代の人たちの脳から変わっていないことなんですね。キャンプは古代の人たちの生活に近いことをしていると言えます。
具体的に、心と体がどのように改善していくかというと、まず、うつ病の発症リスクが減り、高血圧が改善、悲しみなどのネガティヴな感情が減り、不眠にも効きます。他にも免疫システムを整えてくれるなどの効果もあるようです。
仕事で疲れたとき、嫌なことがあったときこそ、引きこもらずに、積極的に家族で大自然の中に身をおきましょう。子どもにも同様な効果があると思いますよ。
まずはハードルの低いキャンプから
はじめから、キャンプ道具を全部揃えて行くというのは、金銭面的にもとてもハードルがありますよね。
まずは、宿泊はせず、日帰りで行く「デイキャンプ」をオススメします。揃えるものも少なくてすみます。デイキャンプでも、十分に上記の効果が得られると思います。
また、キャンプ道具をレンタルできるキャンプ場もあります。最初は最低限のものを買い、あとはキャンプ場からレンタルし、親子で楽しめそうであれば、徐々に買って集めて行くのがいいでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。キャンプと一緒に行くことで、子どもにどんないい影響があるかお伝えしてきました。
キャンプは子どもにとってとても楽しいものであり、同時にいろんな効果があり、子どもを成長させてくれます。今の子どもは特にスマホやゲームなどで自然の中で遊ぶ機会が減っています。そんな今こそキャンプへ連れ出してみましょう。