アデック知能教室

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コラム

小学校高学年の子どもにおすすめの児童書3冊。シリーズものが最適?

読書は子どもの成長には大切?

読書の効果は数多く挙げられます。

読解力や理解力などさまざまな能力の発達だったり、豊かな感性を育むものだったり、進路を決める材料にだったり。また、ある研究によると、子どもの時の読書量で将来の年収が上がるという話もあります。

では、特に小学校高学年の子どもにとって読書とはどう有効なのでしょうか。

不安定な時期を読書が支える

小学校高学年になると心が不安定な時期に入ります。

学校での勉強も難しくなり、学習内容が理解できなくなることで、劣等感を持つようなお子様も増えてきます。幼い頃には感じなかった複雑な感情も生まれてきます。このような心の動きを親に対して素直に打ち明けなくなるのも、この時期の特徴です。

また、交友関係が広がってくるので、家族よりも友だち同士の時間を大切にするようになっていきます。親に対して秘密の世界も大きくなり、その中に入り込まれたくないという気持ちも出てきます。

大人の体に変わっていくこの時期は、身体的にも情緒的にも非常に不安定です。

では、どうすれば、子どもが自分で精神的に安定させられるのでしょうか。この不安定な感情をコントロールする際に身につけてほしいのが、まさに読書習慣です。

読書の大きな効果として「語彙が大幅に増える」ということがあります。本を読んで語彙力を上げることが、自分の感情をコントロールし、人間関係によるストレスにも強くなる方法なんです。

語彙力がメンタルを救う

感情をコントロールするためには、自分の感情を細かく分類して理解することが大切です。

例えば、何か強いストレスを受けて「つらい」と思ったときに、どう「つらい」のか。それは悲しみ、怒り、不安、どういった感情なのか。自分に対して自分の言葉で説明し、自分が何を感じているのか知ることがその第一歩です。

その感情に対して、脳が対策を考えることで、ストレスに強くなります。逆に自分の頭の中で感情を細かく分類できていなければ、その感情への対策を脳がうまく考えられないのでパニックになってしまい、ストレスが溜まってメンタルが不安定になってしまいます。

自分の感情を細かく分類する方法、それが語彙力なのです。

語彙力はどうやったら身につくのか

語彙力は読書によって身につきます。海外の研究では「日常会話やテレビよりも幼児向けの本のほうが語彙が豊富」ということが伝えられています。どんなに優しく書かれた本でも、日常会話やテレビより単語の種類が多く、読書は語彙力が大幅に上がることがわかっています。

小学校高学年の子どもにおすすめのシリーズものの本

さて、読書の大切さをお伝えしたところで、小学校高学年向けの児童書を3シリーズご紹介します。高学年といいつつ、低学年のお子様にも読みやすいものもありますので、確認してみてください。

①ハリーポッター

映画が大人気で、読書嫌いの子でも親しみやすいのが『ハリーポッター』シリーズ。

登場人物は個性的で、物語を通して成長していく姿を追えるのも楽しみの一つです。設定も細かく、魔法学校の出来事ですがどこか現実感を持って読み進められるのも魅力的です。

『ハリーポッター』は良質の児童文学で、自分の読書レベルに合わせた読み方ができる作品です。読書に慣れていない子であれば、最初は会話文を中心に読んだとしてもストーリー展開を追っていくことが可能です。

自分の読み方が少し洗練されてきたら、情景描写や間接表現、伏線の回収などに意識を向けながら読むと、ストーリーの広がりをさらに楽しめます。

②バッテリー

原田巧という天才ピッチャーと、そのボールを唯一受け止めることのできる同級生の豪の話から始まります。

この本は、野球少年の話ながら、決して男子向きというわけではありません。子どもと大人の感覚のずれや、子どもたちの人間関係を描いている作品です。

少年が大人へと向かっていく心の揺れ動きがいろいろな登場人物を通じて書かれているので、子どもたちがその立場になったときの予行演習になるかもしれません。感情に関する語彙がまさに大幅に広がるシリーズです。

③シャーロックホームズ

言わずと知れたミステリーの王道の作品です。それ故に、出版社によって同じ作品でも読む難易度が変わるということが特徴です。

学研プラスのホームズシリーズは文字が大きく、文章を読みやすく工夫されていますので、読書が苦手な子どもにおすすめです。

講談社青い鳥文庫のホームズシリーズは対象年齢が上がって高学年向き。小学生でも読めるように文章は工夫されています。読書に慣れてきた子どもにいかがでしょう。

シリーズものの良さ

シリーズものの1番の良さは、普段読書をしない子どもにとって、読むのに適しているということかもしれません。

①ハズレがない

シリーズ化される理由は、前作の売れ行きが良かった、人気があったからこそです。何作もシリーズで売り出されている本を選べばハズレが少なく、お子さんにおすすめしやすいです。

1作目を気に入ってくれれば、もう2作目への興味が湧いている状態にあるので、読書が苦手という子どもであっても、続けて読みやすいのです。

②親しみやすい

シリーズものは人気が高いので、まわりの友だちが読んでいることが多いものです。

図書室の本も、シリーズものはいつも誰かが借りているなんてことありませんでしたか?「みんなが読んでいるなら読んでみるか」と普段本を読まない子どもも重い腰を上げてくれます。

また、アニメ化やマンガ化、映画化などされていることも多く、アニメやマンガを気に入っている子なら、原作の児童書を読むハードルも下がるでしょう。

読書は本の内容を頭の中でイメージ化するという作業のため、映像化されたものをあらかじめ見てしまうということはイメージ化をしなくてすむということになります。普段本を読まない子どもへの入り口として効果的でしょう。

③情報処理能力を育む

シリーズものは読み進めているうちに徐々に情報が複雑化していきます。1作目には出てこなかったキャラクターやアイテムが2作目に登場することで、情報を整理しながら読む難易度が、シリーズを読み進めるほど高まっていきます。

「あれ、これ誰だっけ?」と思い出しながら読むことが、実は子どもの情報処理能力を育てているのです。

アデックが考える、読書の大切さ

アデックでは「確かな学力」を育む方法として読書は有効であると考えています。

読書によって発達する能力はたくさんあり、その中のひとつである読解力は、すべての教科勉強の基礎とも言える力です。

文章を読んで理解する能力は、例えば、国語の読解問題、算数の文章問題に役立ちますが、たくさんの文章を読んで、コツコツと鍛える以外に方法はありません。だからこそ、読書の習慣を小学生のうちに身につけたいものです。

特にアデックでは、年長から小学6年生の「速読速解力+パズル&思考力コース」において、速読力、即解力を身につけるトレーニングを行います。「斜め読み」や「飛ばし読み」とは違い、内容の理解度や記憶力はこれまで通りで、読書速度だけを引き上げます。

速読習慣は、お子様を読書好きへと成長させ、語彙力や表現力を豊かにします。

まとめ

読書の大切さ、おすすめの児童書について紹介してきました。ぜひとも読書好きの子になってほしいところですが、無理強いするのはNGです。ますます読書が嫌いになってしまいます。

読書のすすめ方として、お子さんと一緒に読んで、感想を共有するのはいかがでしょうか。

読書には読んで面白いと思う楽しみと、映画の感想を言い合うような共有する楽しみがあります。感想を言い合うことで表現力を高める効果や、親子の絆も深まる効果もあります。ママやパパにも読書の習慣が身につくかもしれません。