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かけっこが、ちょっとだけ速くなる“コツ”教えます!

公開日:2022/10/08
最終更新日:2022/10/19

10月といえば秋の運動会シーズン。懸命に競技に取り組む我が子の姿を目にし、その成長に親としてはうれしい気持ちになることでしょう。でもその一方で、運動やかけっこが苦手な子どもにとってはちょっと憂鬱な季節……かもしれません。
そこで今回は、「かけっこアドバイザー」の資格を持ち、都内スポーツ施設で「かけっこ教室」の講師として幼児~小学生を指導する榎本真一さんに、運動会直前でも間に合う、かけっこがちょっとだけ速くなる“コツ”について伺いました。
親子で取り組める&楽しめる練習方法などもご紹介しますので、参考にしてみてくださいね!


◆かけっこが苦手な子の共通点とは?
3・4歳になると、幼稚園や保育園の運動会で「かけっこ」を行うところが多くなります。走るのが上手だったり苦手だったりといった違いも少しずつ見えてきますが、かけっこが苦手な子どもに、共通点はあるのでしょうか?

「苦手な子とそうでない子では、体の使い方に差があるように感じます。日頃から体を良く動かしている子は自分の体をうまくコントロールできるのですが、そうでない子は自分の体の使い方が分からず、うまく動かせないのです」

スイミングや体操といったスポーツに取り組んでいたり、普段の遊びなどを通じていろいろな体の動かし方を知っている子ほど、かけっこや運動が得意な傾向にあるんだそう。まだ運動やかけっこに苦手意識を持つ前から、なるべくいろいろな遊びを通して体を思う存分動かしておくことが大切なんですね。

かけっこが、ちょっとだけ速くなる“コツ”教えます!

~体の使い方がうまくなる遊び~
それでは、どのように体を動かせば、運動やかけっこに有効な体の使い方ができるようになるのでしょうか?体をうまく使うためのトレーニングにもなる楽しい「遊び」をいくつかご紹介します。

<まねっこ遊び>
カエルやウサギなど、動物のまねをしながら四つん這いで歩きます。なりきって遊ぶうちに、普段とは違う体の使い方を覚えることができます。

<鬼ごっこ>
思い切り走り回ることを意識して遊びましょう。公園などなるべく広いところを見つけ、とにかく全力で逃げ回ったり捕まえたりを繰り返します。

<道具を使った遊び>
道具を使うことは、とても楽しく効果的。中でもキャッチボールやドッジボールといった「ボール遊び」は、頭を使いながら投げたり、受け取ったり、相手のことを確認したりと、いろいろな体の使い方を覚えられるのでおすすめなんだそう!

◆親子でできる、かけっこ上達トレーニング
かけっこが速くなるために体の使い方が大事なことはわかりましたが、一朝一夕ではなかなか身につけることはできません。運動会を目前控えた子どもが、短期間で少しでも速くなるための“コツ”はあるのでしょうか?

「かけっこで速く走るためには、大切なポイントがいくつかあります。中でもすぐにできることとしては、スタートポジションの確認や腕の振り、足の上げ方といった部分が挙げられます」

スタート時の姿勢や手足の出し方、ちょっとした腕の振り方のコツを覚えるだけで、今までよりもちょっとだけ速く走れるようになるんだそう。特に「かけっこ」の場合、スタートでついた差がそのまま結果に繋がることが多いため、スタートには意識して取り組むとより良い結果につながるのでは、と榎本さんは言います。

1歳から12歳までの学童型知育教室アデック

~これでかけっこも大丈夫! 簡単親子でトレーニング~
<スタートポジションの確認>
スタート時、左足を前に出しているなら右手を前に、右足を前に出しているなら左手を前にと、一歩踏み出した足と反対側の手を前に出すのが正しいフォームです。これが間違っていると、スムーズにスタートが切れません。無意識に同じ方の手足が出ていることが多いそうですので、まずはしっかり正しい姿勢になっているか確認しましょう。

<スタートを早く切るためのトレーニング>
気をつけの姿勢のまま前にゆっくり倒れる子どもを、親がしっかりキャッチします。これは重心を前に持ってくる練習。倒れる感覚をつかむと体重移動がスムーズになり、きれいなスタートに繋がるといいます。ちなみに、スタートの際に特に意識するべきなのは、実は、前に置いた足ではなく後ろ足。前に置いた足は体を支えることに使い、体重を前にかけながら後ろにある足を強くけり出して前に出すことが、スタート後のスムーズな足の回転に繋がります。

<腕をしっかり振るトレーニング>
速く走るためには、腕をしっかり振ることも大切。しっかりと腕を振ることは大きな体のひねりを生み、それが力強く速い走りに繋がります。まず子どもは両肘を折った状態で立ち、親はその両肘の後ろに手のひらを置きます。姿勢を正し、曲げた肘を思い切り後ろに引いて、肘で手のひらを交互に強く叩きます。肩や上半身を動かさず、腕の動きだけで手のひらを叩くようにするとGOOD!

<腿をしっかり上げるトレーニング>
体の軸をずらさないよう、高く腿をあげる練習です。親子でじゃんけんをして、負けたほうが10秒間しっかり腿をあげます。ふらふらせずに腿上げができるように、何度も繰り返しやってみましょう。

以上のトレーニングは、どれも場所を取らずにできるものばかり。親子で楽しみながら、遊び感覚で体の動きを覚えていきます。スタート・腕の振り・腿上げ、すべてのトレーニングに共通することが「正しい姿勢」で、これらを意識するだけでいままでよりちょっとだけ速く走れるようになるはず。ぜひ試してみてください!

またこの他にも、「あえて正しくない姿勢で走ることで『動きにくさ』を感じさせることもトレーニングになります」と榎本さん。腕を使わずに走る、かかとだけで走る、つま先だけで走る、後ろ向きで走るなど、「正しくない姿勢」で走りにくさを体験することが、逆に「正しい姿勢は走りやすい」という実感に繋がるんだそう。

「いつもと違う走りにくさ」さえ、子どもにとっては楽しい体験のひとつ。遊び感覚でやってみるといいでしょう。

◆来年こそは! かけっこが速くなるために普段からできること
今年は残念ながら運動会が終わってしまったという子どもたちもいるでしょう。それでは来年に向けて、今からできることはどんなことがあるでしょうか。

「とにかく遊ぶことですね。走ることはどんなスポーツにもつながる動きですから、たくさんの遊びや運動を通して、いろいろな体の使い方を経験してほしいです」

実は、幼児のうちは走りにはそれほど差はなく、子ども自身にも苦手意識はあまりないものなんだそう。だからこそ、早いうちに体を動かす遊びをたくさん経験して、かけっこや運動を楽しめるようにしていきたいですね。

「最近では、いろいろな競技を経験した上で何か一つのもので成功しているプロスポーツ選手も多いですよね。小さい頃からいろいろな運動に慣れ親しむことで、自分の体を上手にコントロールできるようになるのはもちろん、上達することに喜びを感じて楽しめたり、より強くなりたいという気持ちが生まれたりと、心の成長にもつながるんです」

かけっこがちょっとだけ速くなる“コツ”と練習方法をご紹介しましたが、いかがでしたか。

かけっこが、ちょっとだけ速くなる“コツ”教えます!

必ずしも「他の子より速く走る」ことはできないかもしれませんが、“コツ”を知ったうえでかけっこに取り組んで、少しでも上手に・速く・楽しく走れたという手応えや達成感を感じられれば、それは子どもの運動能力だけでなく、自己肯定感を高めることにも繋がるのではないでしょうか。

子どもが思い切り体を動かして遊ぶ機会が少ない現代だからこそ、大人は意識的にその場を提供してあげたいもの。子どもと一緒に遊ぶことで大人の運動不足の解消にもつながるのでは?さわやかな秋空の下、親子で楽しく体を動かしてみましょう!


プロフィール
榎本 真一さん
日本ランニング協会認定資格「かけっこアドバイザー」「ランニングアドバイザー」「ウォーキングアドバイザー」を取得。現在は、都内スポーツ施設で「かけっこ教室」の講師として、3歳から小学校低学年までの子どもたちに、正しい走り方を教えている。遊びを取り入れた楽しい指導が好評。

取材協力
一般社団法人日本ランニング協会
2013年設立。「『安全に楽しく継続して走る』ことを普及する人材」の育成を目的とし、「いつでも、どこでも、だれにでも」できるランニングをライフスタイルの一部として定着し、すべての人が健康となることに貢献したいという思いから生まれた。豊富な知識を持った講師陣による資格認定講座の発行や、さまざまな種別のイベント企画・運営、ランニング・健康関連商品の開発支援を行い、ランニングの普及活動を行っている。