アデック知能教室

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コラム

3歳児が言葉を覚える関わり方のポイント。

3歳児の気質とは?

3歳になると、自分のことを自分でやろうという意欲とともに、実際にいろいろなことを自分の力でできるようになります。例えば、自分でパジャマを着たり脱いだり、靴を履いたり脱いだりと、今までママやパパの力を借りてやっていたことが、自分だけで完結するようになります。

また、オムツが取れ、自分でトイレに行くようになったり、早寝早起きなどの生活リズムが整ってきたりと、生活面での発達が向上し、少しずつママやパパの負担が減っていくのもこの時期です。

友だちと遊ぶ場合にも、友だち同士の約束や一般的なマナー、ルールを守ることができるようになり、「これ貸して」「ちょうだい」「ありがとう」といった短文ではあるもののコミュニケーションが取れるようになってきます。赤ちゃんから乳児になったなと感じるのは、3歳の頃が多いでしょう。

3歳児の平均的な言葉の習得レベル

では、3歳児の平均的な言葉の習得レベルはどれくらいなのでしょうか。

3歳で話す言葉は500語〜1000語と言われています。ママ、スプーン、取って、というような3語文を使い始めるのも3歳を迎えた頃です。数の概念も1〜5まで理解できるのが平均だと言われており、1,2,3…と数えられるようにもなってきます。

大きい・小さい、長い・短いといった対比や尺度も分かるようになってくるので、子どもの言葉や指示、意見などが、ママやパパに伝わりやすくなります。親子でのコミュニケーションが楽しくなってくる時期ですし、今まで伝わらなかったことが伝わるという、嬉しさや成功体験が積み重なってきます。

他の子どもたちとは比較しない

とはいえ、言葉の発達は、子ども一人ひとりによって異なるものです。幼稚園や保育園に通い始める時期でもあるので、同月齢の子どもが自分の子どもよりも言葉を話していると不安になることもあるでしょう。

しかし、子ども同士を比較してもいいことは何もありません。他の子どもと比較して焦ったり、不安になったりするよりは、子どもとたくさん関わり、言葉のシャワーを浴びせることに意識しましょう。比較して悩む時間があるのならば、子どもと関わり、コミュニケーションをとる時間に充てたほうが何十倍もポジティブな結果を生み出します。

言葉の発達を促す、親子の関わり方

では、皆さんのご家庭でできる、3歳の子どもの言葉の発達を促す方法をご紹介します。

言葉の発達を促す方法をいくつか知っておくだけでも、ママやパパは不安や焦りを軽減できます。普段の関わり方を工夫するだけでできることなので、ぜひ参考にしていただけると幸いです。

方法①あいさつや返事を大切に

まずは、あいさつや返事を大切にすることです。おはよう、おやすみなさい、ありがとうなどのあいさつ言葉や、はい、うん、いいよといった返事などをママやパパが意識的に使っていくことがポイントです。

子どもが言葉を覚えるときは、ママやパパのおうむ返しやテレビ番組やアニメなどの登場人物のモノマネがスタートです。朝起きたら「おはよう」、ご飯を食べるときには「いただきます」など、あいさつの場面で毎日必ずやるようにしましょう。たとえ子どもからの返答がなくても、怒ったり、理由を問いただしたりすることなく、待つことが大切です。

起きたら「おはよう」と言うんだとだんだんと覚えていき、ママやパパの言葉につられるように言葉が飛び出してきます。ちゃんと子どもがあいさつできたら、笑顔で褒めましょう。ちゃんと言えたと認められることで、自信がつき、さまざまな言葉を発していこうという意欲につながります。

方法②一緒に出かける

次は一緒に出かけることです。公園や道ばた、コンビニやスーパーなど、たくさんの物に触れることが大切です。その中で子どもが興味を示したものに対して「これは〇〇だよ」と教えていきましょう。

物と言葉が一致しなければ、子どもが話したくても言葉が出てきません。「りんご」という物を知っていても「りんご」という言葉を知らなければ、例えば「りんご 好き」「りんご 食べたい」といった会話は生まれないのです。

散歩をしながら犬を見かけたら「ワンワン いたね」「あれは犬って言うんだよ」と赤ちゃんの時に使っていた言葉をアップデートするような会話も大切です。赤ちゃん言葉と一般用語の切り分けも必要です。

また、子どもが興味を持った物に対して「あれはなに?なんて言うか知ってる?」と問いかけることもポイントです。子どもが一生懸命思い出そうとしたり、言葉を言おうとしたりするときはチャンス。焦ることなく、子どもの言葉を待ちましょう。

一度話し始めることができるようになれば問題ありません。自分が知っている言葉をママやパパに伝えられたという体験だけで自信につながるのです。

方法③あいうえお表や単語カードを使おう

次はあいうえお表や単語カードなど、知育グッズを使うことです。今では100円ショップなどでも手に入れることができるので、コスパの良さもメリットです。

リビングやお風呂など、ママやパパと一緒に過ごせる場所にあいうえお表を貼っておきましょう。まだひらがなやカタカナの読み書きには早いのですが、「あ:あり」「い:いちご」というように、単語と絵が書かれているのが、言葉の発達につながります。身近にある単語が並んでいるので、分かりやすさという点でもおすすめです。

単語カードも同様です。トランプをひと回り、ふた回り大きくしたカードに、野菜、果物、文房具などといったテーマに従った絵と文字が一枚ずつ書かれています。3歳児用の単語帳といえばイメージが湧きやすいかもしれません。

知育グッズを使うことで、言葉の引き出しを増やし、言葉の発達を促していきましょう。親子で遊ぶ時間にも使えるので、普段は仕事で忙しいパパなどがこの役割を担うのがいいかもしれません。

焦らずに、子どものペースに合わせて

子どもの発達は早いほうがいいと思われるかもしれませんが、それはママやパパの安心感だけであって、子どもにとって良いか悪いかは別問題です。それこそ「言葉の発達が早い子どもは賢い」というデータはほとんどないので、言葉を早く覚えさせようと焦る必要もないのです。

「よそはよそ、うちはうち」「みんな違って、みんないい」といった言葉に代表されるように、他者との比較は意味がありません。自分の子どもが何が得意で何が苦手なのか、どこでつまずいているのかなどを知ることが大切です。

周囲に惑わされず、焦らずに、自分の子どものペースに合った学習機会を作っていきましょう。


 

まとめ

3歳児の言葉の平均的な言葉の習得状況をお伝えしながら、子どもの言葉の発達を促す方法をいくつかご紹介しました。共通しているのは、言葉に触れる機会を増やしていることです。

3歳の頃の脳はスポンジ状態。経験や体験を浴びせた分だけ、脳は活性化していきます。言葉の発達を促す模範解答はないので、ママやパパが子どものためを思ってやることは、すべて正解です。ぜひ、さまざまなことにトライしていってください。

また、もうすぐ4歳というタイミングになっても、発する言葉の量が明らかに少ない、3語文はおろか1語文しか使えない、そもそも言葉が出てこないといった課題が見られた場合は、専門家に相談してみてもいいでしょう。ママ友への相談やネット検索もいいですが、情報の真偽の面から考えても、専門家に頼ることをおすすめします。