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神奈川県の私立小学校情報:関東学院六浦小学校

公開日:2020/05/10
最終更新日:2020/05/08

なぜ、私立小学校を受験する?

小学校受験、いわゆるお受験の悩みは、子どもが年中さんの頃になってくると多くのご家庭で一度は生まれるものではないでしょうか。教育熱心かどうか、経済的に通わせることができるかどうかなど、ご家庭によって事情はさまざまありますが、子どもの将来を見据えて考えることはあるはずです。

そもそも、お受験の良さは何があるのでしょうか。

端的に言えば、地元の公立小学校に通わせるか、私立・国立の小学校に通わせるかの違いです。地元の友だちと一緒に通い、親交を深めるのか、各地域から集まる友だちとともに、特色のある教育を受けるのか。どちらにもメリット・デメリットはあります。

実際のところ、私立小学校とひとくくりにしても、学校によって特色は異なります。今回は、私立と公立の小学校のちがいを説明した上で、神奈川県の私立小学校である関東学院六浦小学校をご紹介します。

 

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私立と公立の小学校のちがい

公立の小学校は就学年齢に達した子どもたちが、同じ地域に住む子どもたちとともに、近所の学校に通い、格差のない教育を受けられる場所です。定期的に配置転換のある教員がほとんどで、他の学校と比較した時に、教育機会と内容が平等であることが重要です。

一方、私立小学校は、創立者が「自らの考えに基づいた教育」を実現するために設立した教育機関です。その背景には宗教観、倫理観、独自の経験や理論に基づく教育観など、特色豊かな価値観が存在しています。結果として、宗教教育、英才教育、情操教育など教育体系が多岐に渡り、それぞれ子どもに与える影響も変わります。

また、教師陣も、学校が採用するため、定年を迎えるまで同じ学校で教鞭を振るうことがほとんど。卒業後の親交も深まります。「この学校で学ばせたい」という希望を持ったご家庭の子どもが集まることで、独自のコミュニティが生まれることも特徴のひとつです。

同じ「小学校」であっても、公立と私立では成り立ちも違えば、仕組みも違います。教育にかかるコストも違います。どちらが子どもにとっていいのか、しっかりと考える必要があります。

 

神奈川県の私立小学校

神奈川県は、関東の中でも私立小学校が多い地域です。県外にも知られている有名な私立小学校といえば、慶應義塾横浜初等部や湘南白百合学園小学校などがあります。神奈川県の中でも、私立小学校の数には地域差があり、横浜市周辺に集中しています。

今回は、横浜市金沢区にある関東学院六浦小学校のご紹介をします。

 

関東学院六浦小学校の理念

関東学院六浦小学校は、創立60年を迎えた歴史ある男女共学の私立小学校です。系列校は、関東学院大学、関東学院中学校高等学校、関東学院六浦中学校・高等学校、関東学院小学校、関東学院のびのびのば園、関東学院六浦こども園があります。

キリスト教にもとづく人間教育を理念としていて、それは校則である「人になれ、奉仕せよ」の言葉にも現れています。一日の始まりには礼拝の時間があり、六年間を通じて、キリスト教の奉仕精神を学んでいきます。

2019年から実施している「六浦小モデル19-23プラン」の中で“「のびる」を伸ばす小学校”をスローガンにしています。“「のびる」を伸ばす小学校”は三つの個性化を大切にしています。「学習の個性化」で一人ひとり時間割がちがう選択型授業を取り入れて、「自己表現の個性化」で自分の興味をとことん追求し、「学校生活の個性化」で学校内に秘密基地を作ったり、ギャラリー路地を作ったりしています。

 

関東学院六浦小学校の特色

特色は、キリスト教の宗教教育だけでなく、独自の教育プログラムにもあります。

まず、一クラス20人から25人という少人数制のきめ細やかな教育により、個性を尊重しています。学級同一の時間割ではなく、一人ひとりの時間割がちがう選択授業制を導入しています。

英語教育に力を入れていて、1年生から英検取得に積極的に取り組んでおり、小学校卒業までに英検上位級の合格を目指しています。ネイティブ講師と日本人教師のダブル指導で、グローバルに活躍できる人材を育成しています。

また、K-map(Kanto mutsuura adventure program)という体験学習サイクルを通して児童の主体性を引き出す教育プログラムもあります。クラスづくりをはじめ、授業、運動会、自然学校、児童会など、さまざまな活動にプログラムを取り入れています。チームで目標を立てて、振り返りを行いながらミッションを達成していきます。

学校内に放課後預かりの「カナン」があり、登校日は18時半まで利用可能(延長は19時まで)、春休み、夏休み、冬休みも開校しています。

 

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進路情報

気になる進路先としては、約60%から70%の生徒が系列である関東学院六浦中学校に内部進学しています。中学校と高等学校も隣接しているので、通い続けやすい環境です。

2019年の外部受験をした生徒の合格実績は、青山学院中学校、栄光学園中学校、鎌倉女学院中学校、関東学院中学校、逗子開成中学校、中央大学付属横浜中学校、東海大付属高輪台高等中等部、法政大学中学校、山手学院中学校、早稲田佐賀中学校などがあります。

 

関東学院小学校の合格率

関東学院小学校の入試は、一次試験から三次試験まであります。一次試験は3種類あり、9月に願書受付、面接をして10月に合格発表をするA試験とB試験、9月に願書受付、面接をして11月に合格発表をするC試験です。二次入試は、11月に願書受付、面接をして12月に合格発表です。三次試験は、12月に願書受付、面接をして1月に合格発表です。

倍率は、1.0倍~2.0倍以内であることがほとんどです。過去三年間のデータは以下の通りです。

データ(※2017年から2019年)

A15P006_入試情報


試験内容は、ペーパー式テスト、集団ゲームの行動観察、運動試験、音楽などの個別試験、保護者と児童の面接です。

 

アクセス

所在地は神奈川県横浜市金沢区六浦東1-50-1です。交通のアクセスは、京浜急行線またはシーサイドライン金沢八景駅下車して、金沢八景バスターミナルより「関東学院循環」バスにて、「関東学院東」下車徒歩2分です。

「金沢八景」は横浜駅から18分、品川から40分、新逗子から8分の位置にあります。

 

ちょっとした気づき

小学校受験に臨もうとされるご家庭の情報源は、ほとんどがインターネットです。したがって、学校のホームページも学校ごとに特色があります。

関東学院六浦小学校の場合、必要な情報がホームページのどこに掲載されているか分かりやすく、子どもたちが1日をどう過ごすのか、どのような施設なのかなど、受験前に知りたい情報が整理整頓されています。ぜひ一度、検索してみてはいかがでしょうか。

 

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関東学院小学校情報まとめ

今回は、神奈川県の横浜市金沢区にある関東学院六浦小学校をご紹介しました。関東学院六浦小学校は、キリスト教にもとづき「人になれ、奉仕せよ」を校則としています。礼拝、聖書の授業などの宗教教育が特徴でもあります。

他にも少人数制の授業で一人ひとりの個性を尊重していたり、英語教育でネイティブ講師と日本人講師のダブル指導をしていたり、K-mapという体験学習プログラムを取り入れたりと、新しい試みを取り入れている学校でもあります。

受験において、それぞれのご家庭が重視する価値観や、教育方針がちがうので、お子さまに合った学校を見つけることが重要になってきます。子どもの性格や気質によっても、合う・合わないは顕著に見られます。

学校を選ぶ基準はさまざまです。学力を上げること、国際交流、教育理念、進学先などの教育内容なのか、それとも地域、学費などの条件なのか。合格率で現実的に入学可能かどうかも関わってきます。その結果、どのタイミングで受験させるかという長期的な見通しが浮かび上がってくるはずです。

まずは、ご両親にとって、そしてお子さまにとって重要な項目が何なのか話し合いつつ、ご家庭の教育方針を明らかにしていくところから始めてみてはいかがでしょうか。

 

関東学院六浦小学校
https://www.kgm-es.jp/