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神奈川県:鎌倉女子大学初等部(共学)について

公開日:2020/04/07
最終更新日:2020/04/06

受験は情報戦から始まる

小学校受験に必要なものはなんでしょうか。子どもの学力、親子の関係性、家族としての考え方など、答えはいくつも挙げられるでしょう。しかし、一番大切なものは情報です。受験は正確な情報の入手が鍵を握ります。

必要な情報には2種類あります。1つ目は家族内で整理する情報、2つ目は受験先の学校の情報です。

まずは、ご家庭の中で、どのような教育を受けさせたいか、どのような子どもに育ってほしいかなど、どの小学校を受験するか決める以前に、子どもの教育方針を定めなくてはなりません。これがなければ、どの学校がいいのか決める際の判断材料がありません。

また、子どもの意欲や興味関心など、子どもが受験したいのか・したくないのか、さらには受験の準備に前向きに取り組めるかどうか、子どもの状態や要望を尊重して決めなくてはいけません。

この教育方針と子どもの状態の2つが、家庭内で整理する情報になります。

ママやパパが勝手に決めて受験の準備を始めるというのは、子どもの意欲を無視した結果です。これは、強制でしかありませんし、最後の最後、受験の面接などで先生に見透かされてしまいます。家族一丸となっているかどうか、これが伝わるのも、視覚情報なのです。

鎌倉女子大学初等部

学校情報は入手が難しい

インターネットで検索すれば、さまざまな情報が調べられるようになった今でも、小学校受験に関する情報はなかなか手に入りません。中学校以降の入試のように過去問があるわけでもなければ、口コミで入手しやすいわけでもありません。お受験対策も学校ごとに変わってきます。

受験させるかどうかを考えつつも、まずは正確な入試情報を得るルートを確保することから始めましょう。幼児教室や知育教室などに通わせるのもひとつの手ですし、この記事のような情報発信源を押さえておくことも大切です。

誰の情報を頼みにするか、どのような情報を手にするといいのか、情報収集の前に整理しておく必要もあります。

また、中学校や高校受験のように、子どもの偏差値が学校を選ぶ基準とはならないのが小学校受験の難しいところです。したがって、第一志望校を決めることが何よりも先決です。家庭内で整理した情報がなければ、決める・選ぶことはできないので、家庭内で情報整理→志望校の絞り込みという順番となるのです。
どの学校を受験するのかを決めたうえで、志望意欲・入学意欲を高めていきましょう。合否の最後に大切になるのは、その意欲の大きさです。学校側が気にしているのは、本当に入学してくれるのかどうかという志望意欲です。受験というより就職活動に似ているかもしれません。

しかし、いざ受験させよう!と考えても、ご家庭の経済状況や受験にどれだけの時間を割けるのか、志望校までの通学手段や時間なども合わせて考えなくてはいけません。これらの判断材料の中で、ひとつでも?マークが灯れば、受験を辞めるという選択肢も考える必要があります。

常に小学校受験は情報戦であり、情報をもとに戦略を考えたり、時には撤退を考えたりと柔軟な対応が求められます。受験戦争という言葉はあながち嘘ではありません。

子どもの発達やご家庭の教育方針に合わせて、それぞれのご家庭で決断いただくことになるかと思いますが、その決断に後悔がないようにしていただきたいものです。

神奈川県の私立小学校

神奈川県は、関東の中でも私立小学校が多い地域です。特に海沿いの地域には学校が、多くの学校がひしめき合っており、教育熱心な地域と言えるでしょう。

今回は、神奈川県鎌倉市にある鎌倉女子大学初等部(共学)をご紹介します。

鎌倉女子大学初等部の理念

鎌倉女子大学初等部では、3つの「こころ」を理念としています。

それぞれ、素直に感謝ができ、率先して奉仕ができる人を目指す「感謝と奉仕のこころ」、自分に厳しく、積極的に学習や仕事を行う「ぞうきんと辞書をもつこころ」、他人に礼儀正しい態度で接し、物のありがたみを知って大事に使い、時間を守り、けじめのある行動をする「人、物、時を大切にするこころ」です。

鎌倉女子大学初等部の特色

鎌倉女子大学初等部では、理科、英語、音楽、図工、家庭科、読書は専科教員による高い専門性のある指導を行っています。また、週1時間の読書の授業を行い、学年に応じて読み聞かせなどをし、楽しく学習に取り組みます。

各学年には副担任がおり、1年生と6年生に関してはダブル担任制をとるなど、各クラス2人の教員によって学習面と生活面をきめ細やかに指導していきます。

英語教育に関しては、1年生から英語専科教員とネイティブスピーカーの教員によるティームティーチングで指導していきます。「聞く」「話す」活動を基本に「読む」「書く」活動を学年が上がるにつれて取り入れていくようにしています。

3年生以上になると英語の授業を週2時間行い、国際的な感覚と感性を身につけていきます。卒業時には英検3級から5級を目標としています。

女子は系列校の鎌倉女子大学中等部への進学を始め、卒業生のほぼ全員が私立中学校へ進学を希望します。初等部は共学ですが、中等部は女子校なので、男子は中学受験をする必要があります。

すべての生徒が希望する学校へ進学できるように、1年生からフォローと指導を行い、進路希望調査、個人面談、模擬試験などの取り組みをしています。

また、進路進学相談室が設けており、各中学の学校案内や受験雑誌、学校別の過去問題集などが置いてあり、自由に閲覧できるパソコンも設置してあります。

放課後には図書館を開放して、読書や学習ができるようにしています。また希望者に対して、3年生には英語教室、4年生以上には国語、算数、英語、理科、社会の演習型講習があります。

知力育成教室アデック

進路情報

鎌倉女子大学初等部は、系列校に鎌倉女子大学中等部、鎌倉女子大学高等部、鎌倉女子大学、鎌倉女子短期大学部、鎌倉女子大学大学院があります。

しかし、女子も男子同様、鎌倉女子大学中等部以外の私立中学への進学を希望し、6年生のほぼ9割が中学受験をするようです。学校もさまざまな試験対策を行っています。

鎌倉女子大学初等部の合格率

鎌倉女子大学初等部の入試は第1期、第2期、第3期に分かれ、第1期の募集人数は男女80名(系列校の鎌倉女子大学幼稚部からの内部進学者を含む)、第2期の募集人数は男女10名、第3期の募集人数は若干名です。2019年度の入試では志願者数113名、合格者93名、倍率は約1.2倍でした。

また、入学試験としては、ペーパーテスト、行動観察、運動テスト、親子面接、志願者面接が行われます。

アクセス

所在地は神奈川県鎌倉市岩瀬1420です。

アクセスは、JR東海道線、横須賀線、京浜東北線、根岸線、湘南モノレール「大船」駅よりバス10分。もしくはJR京浜東北線、根岸線「本郷台」駅より徒歩15分。京浜急行線「上大岡」駅、「金沢八景」駅よりバス。

ちょっとした気づき

1年生から礼法指導などをきめ細やかに行い、専科教員によってレベルの高い授業を行っており、かつ中学受験のフォローも手厚く行っています。

鎌倉女子大学初等部は、生活面の指導、学習面の指導、また進路指導、どれにも力を入れており、とてもバランスの取れた学校だと思います。

また、1、2年生のときには朝のみスクールバスが大船駅から出ます。帰りには1年生の最初の時期は先生と大船駅まで集団下校をするので安心です。

知力育成教室での授業の一コマ

鎌倉女子大学初等部情報まとめ

いかがだったでしょうか。今回は神奈川県鎌倉市にある鎌倉女子大学初等部について紹介してきました。

小学校受験のときに、お子さんが自分自身で行きたいと思う学校を選ぶことは、非常に困難です。お子さんにどのような人間になってほしいのか考えること、お子さんがどのような特性を持っていて、どのような学校があって、どのような学校に「行きたい!」とお子さんが思っているのかを知ることがとても大切です。

まずはパンフレットをもらい、学校説明会や見学会などで学校の雰囲気を見てみて、志望校として検討してみるのはいかがでしょうか。