保護者が選ぶ通わせたい学童No.1に選ばれました!
お問い合わせ:045-543-3331
受付時間:10時〜19時

アデック(Adecc)のコラム一覧

小学校受験を目指すなら、幼稚園・保育園に通っている間に、小学校入学までに身につけておきたいこと。

公開日:2020/07/29
最終更新日:2020/07/23

小学校に上がる準備には時間が必要

皆さんは、お子さんが小学校に上がるための準備はいつごろからされていますか。準備といっても、ランドセルや筆記用具などを物を揃える準備ではなく、小学校生活に円滑に馴染めるための能力を身につける準備です。

物を揃えるための準備はすぐにでもできますが、能力を身につけることは一朝一夕でできることではありません。また、身につけさせたいことも、授業のこと、友だちや先生との人間関係のことなどたくさんあります。

お子さんに準備をさせ始める時期はご家庭によってさまざまです。子どもが年少さん、年中さんの早い時期から、小学校入学に向けての準備を意識する親御さんは少なくありません。年長さんになって入学が迫ってきてからする方もいます。

しかし、年長さんになって子ども教えようとすると短期間にいくつものことを教える必要があります。それよりは、年少さん、年中さんの時期から余裕を持ちながら教えていったほうが、親も子どももストレスが少なく過ごせるのではないでしょうか。

小学生までに身に着けたい受験対策とは

幼稚園、保育園に子どもが通っている間の不安や悩み

幼稚園、保育園にお子さんを通わせているママやパパは小学校に上がるにはどのような点を不安に思っているのでしょうか。ここから先は、ママやパパが抱えがちな悩みを項目に分けてご紹介します。

園で友だちができるか

まずは、「園で友だちができるのか」です。

「うちの子、いつも他の子とケンカになっちゃう」、「人見知りで友だちがなかなかできない」と子どもの交友関係で心配する声は少なくありません。実際、幼児期のお友だちの多さや友だちとの仲の良さは、その後の小学校から青年期にかけての交友関係、社交性に大きく影響すると言われております。

お友だちとの交友関係を作り、維持できるかどうかには本人の社会性が影響します。社会性の定義は人によっても変わりますが、「自分の気持ちや考えを周りの人に理解してもらえるよう表現をし、他人の気持ちや考えの違いを受け入れて行動する」力のことです。

そして、社会性は幼児期に同年齢の子ども同士で遊ぶことでよく育ちます。同じ年齢の子どもがいる場所、公園や児童館、習い事などにも積極的に行き、たくさん交流をさせてみてください。最初はうまくいかないかもしれませんが、徐々に他人とうまくやっていく力が身についていきます。

1歳から12歳まで知力育成教室アデック

園のルールを守れるか

次に、「園のルールを守れるのか」です。

園のルールは園によって違いますが、「順番を守る」、「人の悪口を言わない」、「約束を守る」など人としての最低限のルールやマナーはできるようにしておきたいものです。これらができないとトラブルを招いたり、お友だちに嫌われてしまうかもしれません。

そんなルールやマナーを身につけさせるには、まずはママ、パパが手本になって見せることが大切です。子どもは親のマネをしたがります。そして、すぐに身につけられるものではありませんので、ルールを覚えるまで何度も繰り返し言って聞かせることです。

ときには、子どもが「〇〇ちゃんはやってるよ?」と言ってくるときもあるかもしれません。そんなときは、「だめなことは、だめ」と毅然とした態度で子どもに接することです。

自分の身の回りのことができるか

そして、自分の身の回りのことができるかです。

着替えや靴の脱ぎ履き、手洗い、うがいなど自分の身の回りのことは子どもが3歳ごろからできるようにしておきたいです。「うちの子はなかなかできるようにならない」というご家庭では、教え方を見直す必要があるかもしれません。

お子さんが自分でやろうとするときに、先回りをして手を出してはいませんか。「自分でやらなくてもやってくれる」という癖がつくと、他人任せになってしまい、自分では行動できない子どもになってしまいます。

そうならないためにも、忙しいとき以外は子どもを見守って、手を出さないようにしましょう。そして、子どもが助けを求めてきたら、初めてお手伝いするようにすることをおすすめします。そして、上手にできたら、しっかりと褒めてあげることもポイントです。褒められることで自信が湧き、その自信が自立心につながります。

小学校入学までに身につけておきたい5つのこと

上記の悩みが解消されたら、小学校入学の準備を徐々に始めていけるようになります。ここからは小学校入学までに身につけておきたいことをお伝えしていきます。今回は学習面での準備よりも、生活面での準備をピックアップしてみました。

①早寝早起きの習慣づけ

1つ目は、早寝早起きの習慣づけです。

夜遅くまで起きていて、朝ギリギリまで寝ていると、眠気が取れないまま、朝の授業を受けることになります。脳は起きてから2時間後に覚醒すると言われていますので、1時間目の授業が始まる2時間前、だいたい7時には起きていたいものです。また、授業だけでなく、子どもの脳と身体の成長のためにも十分な睡眠が必要です。

早起きするためには、やはり早く寝ることが大事です。寝る時間になったら「今、何時?」と声をかけ、寝る時間を意識させましょう。時計を読む練習にもなって一石二鳥です。

②一人で通学をする練習

2つ目は、1人で通学をする練習です。

1人で道路を歩かせるのはママ、パパにとって心配なことのはずです。多くの学校が集団登下校をしたりしていますが、それでも家の近くまでであったり、最寄りの駅までだったりします。

交通ルールは守れないと危険なものです。実際に小学校まで一緒に歩いたりして、注意しないといけない場所を事前に子どもと一緒にチェックしましょう。

また、電車やバスなどに公共交通機関を利用して通学するお子さんもいるかと思います。公共交通機関のマナーやルールのほかに、「黄色い線の内側を歩く」、「乗っているときは手すりをつかむ」なども身につけさせましょう。

③自分の物を管理する

3つ目は、自分の物を管理することです。

自分の持ちものを管理できないと、無くし物や探し物をすることにつながります。授業で使うものを無くしたり、先生からの大事なお便りを渡し忘れると困る場面も出てきます。

それだけでなく、同級生と思わぬトラブルになったりする可能性もあります。まずは自分の持ち物と同級生の持ち物を区別できるように、自分の名前の読み書きは最低限覚えさせる必要があります。

そして、自分の持ち物を管理できるように、普段からご家庭で子どもの身の回りのもの、特に机の上や中の物を片付けられるように、声をかけ促しましょう。

④時間を守る

4つ目は、時間を守ることです。

基本的に、小学校ではチャイムが鳴り、時間を教えてくれますが、中には、子ども達自身が時間を意識しながら行動できるようにするために、チャイムがならない学校もあります。

時間を守るためにも、小学校の入学前からアナログ時計の読み方を勉強しておきたいものです。時計を見て「そろそろ幼稚園に行く準備をしよう」と自主的に行動ができるようになったり、「そろそろ寝る時間だ」と生活リズムを整えることにもつながります。ママやパパからしたら、子育てが楽になるなんて話もあります。

普段から「今、何時?」と聞いてみたり、「短い針が3のところにきたら3時だよ」と言って、時計の短い針を読ませることから始めましょう。その次に30分刻みの時間、15分刻みの時間、5分刻みの時間と教えていくと、子どもも理解がしやすいです。

⑤困ったときにはSOSを出す

5つ目は、困ったときにはSOSを出すことです。

困ったときに、素直に助けを求められるようになっておくことは生きていく上で必要な力です。ついつい「自分の力だけでやらなくちゃ」、「人に迷惑をかけちゃダメ」と言ってしまいがちですが、子どもが小さいうちは自分で解決できないことも出てきます。

例えば、学校でいじめにあったとき、体調が悪くなったとき、授業でわからないときがあったときなどSOSを求める力は大切なのです。

小学校入学は子どもにとって大きな環境の変化です。困ったときは先生にSOSを出せるように教えていきましょう。多少誰かに迷惑をかけても、自分ににできないことは他人に頼むという姿勢は、社会に出ても大切なことです。ときには誰かに頼ることも、自立のために必要なステップなのです。

家庭でできる入試対策はアデックへ

まとめ

いかがだったでしょうか。小学校入学に向けて身につけておきたいことをお伝えしてきました。

小学校入学の準備を始める時期やペースはご家庭や子どもによってさまざまです。年長さんから準備したという方も多くいらっしゃいますし、何も準備しなかったという親御さんも一定数いるようです。子どもが変化に対応していく必要はありますが、神経質にならなくてもいいのです。

小学校に入れば、国語はひらがなの読み書きから始まりますし、算数は数の概念から教えてくれます。学習面で最低限、身につければおきたいのは、自分の名前の読み書き、そして、授業中に席に座っていられることです。

大切なことは早く成長をしておくことや他の子と足並みをそろえることだけではありません。少しずつできることを増やしていければ大丈夫です。お子さんの学校生活を充実させるために、できることから少しずつ始めてはいかがでしょうか。