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小学校受験まで残りわずか!合否を分けるのは親子のコミュニケーションの質

公開日:2020/08/29
最終更新日:2020/08/29

小学校受験まで残りわずか。

もうすぐ小学校受験の季節がやってきます。今までお子さんと一緒に準備してきたことの真価が問われます。

首都圏の国立小学校では、9月から10月の間に願書が配布され、11月に選考が始まります。多くの首都圏の私立小学校では、10月に選考が始まり、また関西の私立の小学校では、早ければすでに8月から選考が始まるところもあります。

高校受験などと違って、保育園や幼稚園から小学校受験の案内をされることはほぼありません。自らで情報収集を常に行い、しっかりと日程やスケジュールをチェックしていきましょう。

小学受験は親子のコミュニケーションがカギとなる

受験に自信をもって臨めるように。

お子さんが受験に自信を持って臨めるように、身体も心も、どちらも準備万端でいきたいもの。

身体のほうに関して言えば、今年は特に新型コロナウイルスのことがあります。試験会場である小学校もクラスター対策に必死です。風邪などの症状があれば試験を受けられない可能性だってあります。例年以上に健康管理には気をつけていただきたいものです。

また、心の準備も大切です。子どもはママやパパの心の変化に敏感です。もうすぐ受験ともなれば、家族全体も緊張しはじめるころ。子どもにもその緊張や不安が伝わり「大丈夫かな」「合格できるかな、できないんじゃないか」と考える始めることもあるでしょう。

子どもの心が不安定のまま受験を迎えると、子どもの力が十分に発揮されないかもしれません。せっかく今まで頑張ったり、我慢したりして、受験に向かって準備してきたのに、それでは子どもがかわいそうです。

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子どもを合格に導く関わり方「コーチング」

ママやパパも同じく頑張ってきたはずです。その頑張りが報われるように、お子さんの心を安定へと導きましょう。

ここからは自己評価(セルフイメージ)を高めていくための子どもへの関わり方のひとつとして「コーチング」を紹介していきます。自己評価(セルフイメージ)が高まれば、子どもはそれだけエネルギッシュになるとともに、自信を持ち、心が安定するでしょう。

受験本番でも、今まで準備してきたことを十分に発揮できるはず。そのための関わり方です。

①否定や批判をせずに子どもの話を聞く

コーチングには「ラポール形成」という考え方があります。

これは信頼関係の構築という意味であり、相手が自分のことを信頼できていなければ、自分の話を聞いてくれないということを前提に関係性を構築していきましょうという考え方です。残念ながら「親子だから」という理由で、親子間に信頼関係が必ずしも構築されているとは言い切れないのです。

ママやパパの言うことを聞いてくれなかったり、一度叱ったことを子どもが繰り返したりといった悩みは多かれ少なかれあるかもしれませんが、ママやパパ自身は子どもの話をちゃんと聞いているでしょうか。子どもとの約束を守っているでしょうか。

子は親を見て育つもの。親ができていないことを子どもに求めるというのは酷な話です。

信頼関係は日常の何気ない接し方の積み重ねで構築されていくものです。まずは子どもの話を一生懸命聞き、今日何があったか、どんなことをしたか、友だちとどんな遊びをしたかなど、何でも構いませんので、子どもの言葉を遮らずに聞きましょう。その際、否定や批判の言葉は逆効果になってしまうので、おすすめしません。

ちゃんと聞いてくれているという安心感が形成されると、自分には守ってくれる人がいると自覚でき、自己評価を高めていくための土台が構築され、心の安定につながります。

受験合格へと導くコーチングの第一歩は、子どもの話を聞くことからです。

②正直に子どもと話す

子どもにとってママとパパの存在は圧倒的なものです。

ママとパパから生まれて、ここまで育ててくれているという感謝や尊敬は、言葉に出てはこなくても、心の中では感じているもの。だからこそ、褒められれば嬉しいですし、叱られればちゃんとしようと考えるのです。

この自然発生的な上下関係は決して悪いものではありません。しかし、子どもを応援したり、心の声を聞いたりするのならば、この上下関係をナシにして、横の関係を意識しましょう。子どもを導くのではなく、子どもに寄り添うイメージです。

例えば、子どもを叱るときに、ママやパパの大人の背の高さから、子どもに言葉を投げかけると、それは物理的に見下ろす形でのコミュニケーションとなります。これは子どもの目線から見ると、高圧的に感じてしまいます。

親がしゃがんだり、横に座ったりして、同じ目線で話せば、不必要な不安感を抱くことなく、子どもは話の内容を理解してくれます。

また、この論理と同様に、ぜひママやパパは強がったり、誇張したりせずに、ありのままの姿を子どもにさらけ出してください。あまりにもルーズな姿を見せるのはよくないですが、「ママやパパでも失敗するんだ」「完璧じゃないんだ」と子どもがわかると、親への親近感がより大きくなります。

自分の子どものときの話やちょっとした失敗談なども交え、嘘をついたり、自分を大きく見せようとしたりせずに、正直に向き合いましょう。

その正直さによって、子どもにメッセージを送るときに説得力と納得感が増し、子どもが自己評価を高めるための一歩となります。

受験対策としても、常にミスできないとびくびくすることなく、自然体で臨めるようになります。

③事実と意見を分けてフィードバックする

子どもの自己評価を高めるための一番のポイントは声をかけるタイミングです。フィードバックのタイミングともいえるでしょう。フィードバックとは、成長を促すための率直な声かけです。

子どもができたこと、失敗したことなどに対して、どうしてできたのか、どうしてできなかったのかを見直しして、アドバイスを行っていきましょう。

このフィードバックの際に注意したいことが「事実」と「意見」を切り分けることです。子どもがしたこと、できたこと、うまくいかなかったことなどは「事実」、その事実に対してママやパパがどう思ったのかが「意見」です。事実と意見は切り分けて、事実から先に述べることが重要です。

実は、褒められたり、叱られたりしている子どもにとって重要なのは、ママ、パパの意見ではなく、自分の行動の何が良かったのか、何がダメだったのかの判断です。それは、どうすればまた同じ失敗を踏まないようになるのか、どうすれば同じように上手くいくのかを考えたいからです。つまり、事実を教えてくれることを期待しているのです。

ただ、親の役目として事実を伝えるだけではもったいなく、事実を伝達した上で、意見を伝えることも重要です。親の意見によって、子どものやる気や意欲を引き上げたり、ダメなことはダメだと納得させたりという効果が生み出されます。これは子どもの自己評価を高めるチャンスでもあります。

事実を伝えるのは子どもにちゃんとした道を歩ませるためのものであり、意見を伝えるのは子どもの自己評価を高めるためのものです。ママやパパがこれを整理しないまま話してしまうと子どもは混乱し、自己評価を下げてしまう原因になってしまうかもしれません。

事実を伝えてから意見を伝えるという順序立てることで、子どもの自己評価を引き上げて、心を安定に導きましょう。

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大切なのはストレスを適度に解消してあげること

子どもの心の安定を導くのに、自己評価を高めることも大切ですが、ストレスを適度に解消させることも大切です。

もうじき本番というタイミングですから、最後の追い込みと思って、家族全体が張り切りすぎてしまうこともあるでしょう。

しかし、ストレスを溜めすぎていないか、子どもの様子をしっかりと見てあげましょう。適度なストレスや緊張感は、いい影響をもたらしますが、溜めすぎてしまうと心が不安定になることもあります。

親子のスキンシップや、子どもの好きなことをさせてあげる、自然の中で思いっきり遊ぶなどを行い、適度にストレスを緩和させてあげましょう。その結果、ママやパパの心にも余裕が生まれます。

まとめ

いかがだったでしょうか。小学校受験の合格のカギを握る「コーチング」についてお伝えしてきました。

子どもが受験本番で持っている力を十分に発揮するためには、心の安定が重要です。それには、日頃の親子のコミュニケーションの質の高さによって左右されます。コーチングによってコミュニケーションの質を高めてみましょう。