保護者が選ぶ通わせたい学童No.1に選ばれました!
お問い合わせ:045-543-3331
受付時間:10時〜19時

アデック(Adecc)のコラム一覧

反抗期を迎えた4歳児。親子の関わりの質と量を高め、成長をうながそう!

公開日:2020/08/30
最終更新日:2020/08/29

4歳児の反抗期の特徴とは?

4歳児は、自分でできることが多くなってくる年齢です。いろいろな世話を焼かなくてもよくなる一方で、反抗的な行動や大人が理解し難い行動をしたり、ママやパパは戸惑うことが多くなるのではないでしょうか。

それは、脳の成長が4歳児の心に大きな葛藤をもたらしているからです。4歳になると、大脳が発達をし、認知能力が大きく伸びます。空間や時間の認識や、自分と他人との区別、相手の気持ちを推し量るなどにみられます。

4歳児はその成長の過渡期に、不安や戸惑いを感じ、自分の感情のコントロールをうまくすることができません。急にかんしゃくを起こし泣いて暴れたりしてしまったり、暴力的になり反抗したかと思うと急に甘えて赤ちゃん返りをしり、4歳は子どもの心は大きく揺れる時期でもあるのです。

また、できることが増えてきたとはいえ、4歳児は「やってみたいこと」と、実際にうまくできることの間にズレがあり、そこに苛立ちを感じたり、そのイライラを表現する術や語彙を知らないために、より反抗的な行動に出てしまうということもあります。

大人にとっては大変な反抗期ですが、これも子どもが成長している証です。どうしても反抗期をイヤなモノと感じてしまうかもしれません。しかし、親の接し方や意識の仕方によっては、明るく反抗期を乗り越えることができるかもしれません。

子どものモチベーションが上がるとき、下がるときの傾向を知ろう!

接し方の3つのポイント

ここからは反抗期の4歳児への接し方のポイントを3つ紹介していきます。

接し方のポイント①子どもの話に耳を傾ける

まず1つ目は、子どもの話に耳を傾けることです。

前述したように、反抗的な行動に出てしまう要因の中には、自分の気持ちを言葉に伝えられないことがあると思われます。語彙が増えたとはいえ、まだ言葉が未発達です。伝えられないイライラが、さらに反抗的な行動や態度に出させてしまいます。

道端や店内で泣き喚いたり、暴れたりしたりといった行動だけについつい目が行ってしまい、ママやパパもイライラしてしまうかもしれません。

しかし、行動の裏にある子どもの気持ちにも目を向けてあげてください。そして、「まだ遊びたかったね」、「できなくて悔しかったね」と子どもの気持ちを代弁してあげましょう。代弁してあげることで、自分の気持ちを表す語彙が増え、自分の中にあるイライラ、フラストレーションを受け止められるようになるかもしれません。

接し方のポイント②子どもへの伝え方を工夫する

2つ目のポイントは、子どもへの伝え方を工夫することです。

否定的な言い方、命令口調な言い方ばかりをされていると、つい反抗したくなります。子どもも素直に受け入れることができそうな肯定的な言い方や、楽しそうに聞こえる言い方に変えてみてはいかがでしょうか。

たとえば「お出かけするから、早くご飯食べて!」と命令口調な言い方から、「ご飯食べたら、お出かけしよっか!」というような言い方にしてみるなどです。

また、「ママとどっちが早くおもちゃ片付けられるか競争しよう!」など、子どもが楽しみながら取り組めるような声かけをしてあげると、子どももママ、パパの言葉を気持ちよく受け取ってくれます。

ただし、このような接し方をするには、時間の余裕、いわば心の余裕が必要です。ママ、パパもあらかじめ時間に余裕をもって行動することで、子どもに素直に受け取ってもらえるような伝え方ができます。

1歳から12歳まで知力育成教室アデック

接し方のポイント③やりたいようにやらせてみる

そして、3つ目のポイントは、やりたいようにやらせてみることです。

反抗的な子どもの言うことを聞いてばかりでは、ママ、パパもイライラが積もって、そのうち爆発してしまいかねません。それならばいっそのこと、危険なことや、周りに迷惑をかけることでなければ、子どもの好きなようにさせてあげてはいかがでしょうか。

この頃の子どもはなんでも「自分でやりたい」という気持ちが強い時期であったり、自分なりのこだわりが出てくる時期であったりします。親が手を出してしまうことで、より反抗的になってしまうことが多いです。子どもの好きなようにやらせてあげると、反抗的な行動が減るかもしれません。

しかし、これも時間と心の余裕があるからこそできることです。特に忙しい朝や夕方は時間に余裕を持って、行動しましょう。

ママとパパが意識したい3つのポイント

ここまでは4歳児への接し方のポイントでしたが、ここからはママとパパ自身が意識したい3つのことをお伝えしていきます。

意識すべきポイント①褒める・叱るをメリハリつけて

まず1つ目は、褒める、叱るのメリハリをつけることです。

4歳児は言葉の理解が深まってくる時期であり、こちらの話すことも十分に理解できるはずです。「助かったよ。ありがとう」、「それはしちゃいけないよ」とコミュニケーションによって、今は褒めてるのか、叱ってるのかメリハリをつけましょう。

しっかり言葉にすることによって、何がいい行いだったのか、悪い行いだったのか伝えることにもなります。

叱るときに、「こら!」と大きな声や恐い表情など態度で怒っていることを表現する方もいますが、それだけでは子どもが何が悪い行為で、もうしちゃいけないことなのか理解できません。また、叱られていることよりも、怒鳴られたことへの恐怖のほうがまさってしまい、話の内容が入ってこなくなってしまいます。

意識すべきポイント②スキンシップをこまめに

2つ目は、スキンシップをこまめにとることです。

反抗期であったとしても、心の中ではむしろママやパパに甘えたがっています。ママ、パパに怒られたり、叱られたりする機会が多くなれば、親に嫌われているのではないかという不安な気持ちが湧いてきます。そんなネガティブな気持ちから、親の気を引きたいという気持ちがさらに湧き、余計に反抗的な行動が多くなることもあります。

スキンシップの時間をこまめにとることで、子どもに「ママは愛してるよ」、「〇〇くんのこと受け入れてるよ」というメッセージを伝えてあげてください。子どもは安心感を得られ、親の気を引きたいことからの反抗的な行動は減るかもしれません。

意識すべきポイント③新しいことにチャレンジを

そして3つ目のポイントは、新しいことにチャレンジさせてみることです。

前述したように、4歳児は「自分でなんでもやりたい!」と考える時期。言うなれば、挑戦するエネルギーがあり余っている時期です。

しかし、そんな気持ちと反対に、ママやパパは「やっちゃダメ!」「急いでるんだから手出さないで!」と言ってしまいがちですよね。それでは、子どもは反抗的になってしまいます。それだけならいいですが、子どもの挑戦してみようという意欲までがなくなってしまいます。

そのエネルギーをうまく活用して、新しいことへ挑戦してみましょう。挑戦して、できるようになることで、子どもの自己効力感が高まります。

知育へのチャレンジがおすすめ

4歳児の反抗的な行為の一部は、なんでも自分でやりたいけどうまくいかない状況と、それをうまく表現できないことへの苛立ちの表れです。ですから、やりたいことはどんどん挑戦させてあげてみてはいかがでしょうか。

失敗をしても、また挑戦できる貴重な時期です。また、その心の動きを表現できるようになれば、自分の感情のコントロールもうまくなります。

子どもの反抗期を機に、知育をチャレンジさせてみませんか。知育は一つのことを達成できたとしても、新しい課題に取り組むことができます。知育はチャレンジの連続です。

知育とは、読み書きや計算など机に向かって勉強さるイメージがあるかもしれませんが、むしろ机から離れて子どもが楽しみながら行うことが多いです。反抗期の子どもでも、前のめりになってチャレンジしていくかもしれません。

早期学習ならアデックへ

まとめ

いかがだったでしょうか。反抗期の4歳児への接し方や意識したいことについてお伝えしてきました。

子どもが反抗的なのは、親を困らせたいのではありません。ママやパパもそれは十分に理解していることです。しかし、子どもにイライラしてしまいます。それは心に余裕がないからかもしれません。反抗期の時期を親子で明るく過ごすためにも、まずはママやパパが余裕を持つことが重要です。

ママやパパに反抗するのはあくまでも「自分でやってみたい」という自我が芽生えたからです。成長の証と言うこともできます。子どもの行動を怒るだけで終わらせないためにも、今回ご紹介した方法を取り入れてみてはいかがでしょうか。