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子どもに友だちって必要?必要な理由と友だちの作り方について

公開日:2021/09/20
最終更新日:2021/09/20

学校で子どもに友だちが少ないと悩むママ、パパ

「学校で子どもに友だちが少ない」と悩むママ、パパはいるのではないでしょうか。だからと言って、「この子の友だちになってくれない?」なんて子どもの同級生に言うのは、過干渉になりますし、そんなことを親に言われた子どもは恥ずかしくてしょうがありません。それに、「友だちになる」というのは、そういうことではないでしょう。

でも、自分の子どもが学校で、独りぼっちで孤独を感じていると想像すると、親としては心苦しいものです。どうすれば子どもに友だちを作るのを、過干渉にならず、手伝うことができるでしょうか。

友だちを作ることって難しいですよね。しかし、そもそも友だちを作ることって必要なんでしょうか。必要だとしたら、どれくらい友だちがいればいいのでしょう。

今回は、子どもが友だちを作るのに、親ができることをお伝えしていきます。

子どもに友だちって必要?必要な理由と友だちの作り方

友だちを作ることって必要なの?

友だちを作ることって必要なのかどうかですが、はっきり言うと、子どもが孤独感を感じているならば、必要かもしれません。孤独感は、健康と学校の成績に関わっているからです。

人間関係と健康なんて、一見すると関係のなさそうなものですが、ブリガムヤング大学による「孤独と健康」の研究によると、孤独だった人に友だちができると寿命が最大で15年も延びるという結果が出ました。友だちがいることの健康の影響は、適度な運動やバランスの良い食事よりも大きいのです。

また、ハーバード大学の研究では、良い友だちがいる人は、孤独な人よりも仕事で成功しやすく、年収も高いんだとか。孤独は脳機能まで衰えさせてしまうため、結果として、仕事のパフォーマンスが下がってしまうのでしょう。

さらに、アメリカの大手世論調査会社のギャロップ社の調査では、職場に3人の友人がいれば、職場の満足度が96%増加することがわかっています。これは、学校生活が楽しいかどうかにも同じことが言えるでしょう。

寿命が延びることや仕事の成功は、子どもにはまだ関係のない話かもしれませんが、学校の成績、健康、幸福は、すべて人間関係の土台があってこそかもしれません。

ほとんどの人間は人見知り

友だちを作らないといけない理由はわかったと思いますが、そういったって友だちを作るのは難しいんだから仕方ありません。私も人見知りで、友だちは多くなかったので、友だちができない子の気持ちは、理解できます。

ベストセラーになった「嫌われない勇気」で有名な心理学者アドラーが「人間の悩みはすべて対人関係の悩みである」と言っていましたが、なぜ私たちはこうも他人との関係に悩むのでしょうか。

それは、私たちの祖先が数百年前から小さな集団の中で過ごしてきて、まったくの他人との交流はほとんどなかったことに関係しています。つまり、私たちの脳は見知らぬ人とはうまく関係を作ることができなく、ほとんどの人間は人見知りなのです。

家族や友だちなど、自分に好意を持っている相手と仲を深める対人スキルは得意です。しかし、それ以外の人との対人スキルは苦手なのです。

人見知りは仕方ないとはいえ、孤独感は子どものパフォーマンスを下げてしまいますから、なんとかしてあげたいですよね。

友だちは多ければいいの?

「友だち100人できるかな」と歌にある通り、友だちは多いほうがいいのでしょうか。

オックスフォード大学の研究では、人は一度に5人前後としか親密な人間関係を築けないということがわかっています。どういうことかというと、ある子に5人の親友がいたとして、そこに新しく2人の親友ができたとします。すると、その子の友人関係は7人に増えるのではなく、かつての親友から2人間引きされ、5人に保たれると言います。

なんとも残酷な話ですが、これも私たちの脳が進化していなく、大勢の友だちをさばくことはできないからです。

先ほどあげたハーバード大学の研究では、たった1人の親友がいれば、孤独感からのダメージは減らすことができ、自分にとっての真の理解者が1人だけいれば十分なのです。

友だちはどちらかというと質のほうが大事であり、「子どもの友だちが少ない」と悩むママ、パパも気が楽になったのではないでしょうか。

子どもが親密な友だちを作るのには?

では、子どもが親密な友だちを作るのには、なにが必要でしょうか。また、どのようなアドバイスをすればいいでしょうか。

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時間

まずは「時間」です。

親密な友だちを作るのに、個人の性格やコミュニケーションスキルなどより、重要度が高いのは
「一緒に過ごす時間の長さ」でした。つまり、一緒に過ごす時間が長い人ほど仲良くなりやすいということです。

「近接の原理」というものがあります。簡単にいえば、「近くに住んでいる相手ほど好意を抱きやすい」ということです。それはなぜかというと、近くにいる人ほど、一緒に過ごす時間が長いからです。

しかも、苦労を共にしたなどのイベントがなくとも、相手の顔を合わせることを増えるだけで、仲が深まるということでした。

確かに近所に住む同級生たちは、仲が良かったなというイメージが残っていますが、こういう原理だったんですね。

同じ時間を共にすることほど、シンプルな解決策はないでしょう。もし、子どものコミュニケーションスキルが乏しくても、接触の時間が増えれば相手の好意は増えます。平均200時間以上コミュニケーションを重ねれば、自然と仲良くんれるようです。

「遊ぼ!」と勇気を出して言うのは、とても勇気がありますが。せめて毎日あいさつをしていれば、友だちは自然と増えていくのではないでしょうか。あいさつはマナーの基本ですしね。

また、例えば、習い事でも、同級生がたくさんいる習い事に通わせれば、多くの時間を接触することができます。もちろん、習い事は子どもの意思を確認することも必要ですので、ぜひ参考までに。

同期行動

次に、「同期行動」です。

同期行動とは、その名の通り、他人と同じ動きをすることです。同期行動は他者との関係を結びやすくします。

これは、小学校ではすでに行われていることです。体育の時間の体操であったり、音楽の時間の合唱であったりです。大事なのは、全員で近い場所で行うことと、同じタイミングで同じ行動をすることです。

こちらも合計200時間、同じことをして、参加すると、周囲との親密度が高まります。これも、学校の友だちを増やしたいなら、子どもが許す限り、同級生の多い習い事をするといいかもしれませんね。

自己開示

そして、「自己開示」です。

友だちを作る方法としてよく言われるのが、「自己開示」と言われています。なぜでしょうか。

それは、私たちが他人に与えられる最強の贈り物は「信頼」です。相手に「この人は自分を裏切らない」ということが伝えられたら、そこには強い同盟関係ができるんです。

では、自己開示ではどのようなことを相手に打ち明ければいいでしょうか。そこで「自己開示」があります。「僕はあなたのことを信頼しているからこんなことを話している」という合図になります。

しかし、いきなり深刻な話をするのは相手に引かれてしまうし、浅すぎる話は信頼感を伝えられません。適度なレベルの自己開示は難しいものです。

そこで、社会心理学者のゲイリー・ウッドが選んだ効果的な自己開示の話題があります。以下のような話をすれば、相手に信頼感を伝えることができます。

自分がイライラすること、幸福になれること、楽しいこと、体型や性格など自分が改善したいこと、自分の夢や目標、自分の弱点やマイナス面、自分が怒ってしまった出来事、自分の趣味や興味、恥ずかしい体験や罪悪感を感じた体験。

ここから、話題を振っていくといいでしょう。自分自身が改善したいことや、自分の弱点なんかは話しやすいのではないでしょうか。自分の趣味や興味も取っつきやすい話題でしょう。

ママ、パパが子どもに「今日、こんな恥ずかしいことがあってね…」、「最近太ってきたから、痩せたいんだよね」などと自己開示をすれば、子どもも同級生に対して自己開示しやすくなるのではないでしょうか。

子どもに友だちって必要?必要な理由と友だちの作り方

まとめ

いかがだったでしょうか。子どもに友だちができやすくするために、親ができることについてお伝えしてきました。

友だちがいることは、子どもの勉強の成績だけでなく、健康にも関わってきます。ですが、友だちが多ければいいというものでもなく、たった1人でも親友ができればいいのです。要は、子どもが孤独感を感じなければいいのですから。友だちの作り方で大事なのは、「時間」、「同期行動」、「自己開示」です。

最後に、子どもが孤独感を感じていないのであれば、無理に「作らせよう」と思う必要はありません。

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