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エジソンとアインシュタインの名言を子どもの教育に生かしてみよう!天才とはなにか?

公開日:2021/05/06
最終更新日:2021/05/05

名言は解釈ひとつでさまざまな分野に活きる

名言とは「確かにそうだと感じさせるような、優れた言葉」「物事の本質をうまくとらえた言葉」のことです。

歴史上の偉人やビジネス界やスポーツ界など各ジャンルで活躍している人たちがよく名言を残すのはなぜでしょう。それは何か1つのことを極めているからこそ、ものごとの真理や本質が見え、そのような言葉が出てくるのではないでしょうか。

また、名言の多くは何か具体的なものについて語ったものであったり、ある一部の人だけが使えたりというよりは、普遍的で、多くの人が活かせる抽象的な言葉が多いです。だからこそ、名言は人生やビジネスなどさまざまな分野で生かすことができます。

特にママ、パパとして活かしたいのが、お子さんの教育ですよね。今回はエジソンとアインシュタインの名言をどう子どもの教育に活かせるか、お伝えしていきます。

エジソンとアインシュタインの名言を子どもの教育に生かしてみよう

「天才とは、1%のひらめきと99%の努力である(エジソン)」

まずはエジソンの名言です。

「天才とは、1%のひらめきと99%の努力である」

これは誰しもが聞いたことのある言葉ではないでしょうか。

エジソンの偉業と生涯

トーマス・エジソンと言えば、白熱電球の発明者だと思われがちですが、実は違います。

電球のフィラメントの改良に力を注ぎ、家電、発電、送電までの電力を事業化までさせたことがもっとも大きな偉業です。他にも蓄音機の実用化、電話、レコードプレーヤー、電気鉄道などの商品化も成し遂げます。

そんなエジソンは、アメリカの中西部、オハイオ州マイランに7人兄弟の末っ子として生まれます。

エジソンは小学校入学後、授業中に何かあるたびに「なぜ?」を連発し、とうとう担任の先生から「君の頭は腐ってる」とまで言われ、わずか3ヶ月で中退させられてしまいます。

その後は小学校の先生であった母親から勉強を教わります。母親は好奇心旺盛なエジソンのために家の地下室にさまざまな化学薬品をそろえて、そこで科学実験に没頭するという少年時代を過ごします。

初めての発明は17歳のとき、駅で夜間信号係として勤務していたときです。何事もなければ一晩中、1時間おきに勤務をしていることを示す信号を送る仕事でしたが、退屈だったエジソンは、時計を使って電信機が自動で電信を送る機械を作りました。

22歳のときに、特許を取得した株式相場表示機は業界から非常に喜ばれ、その特許権は4万ドルで買い取られます。こうしてトーマス・エジソンは発明家としての道を本格的に歩んで行くことになります。

そして、あらゆる発明をした後、1931年10月18日にエジソンは84年の生涯に幕を閉じます。

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この名言を子育てにどう生かすか

「天才とは、1%のひらめきと99%の努力である」という名言は、「努力がなによりも大事」という意味ではないようです。エジソン自身もこれを否定しています。

では、どういった意味の言葉なのでしょうか。他のエジソンが残した言葉を見てみましょう。

「私は失敗したことがない。ただ1万通りの、うまくいかない方法を見つけただけだ。」

この言葉は、何百回、何千回、何万回うまくいかなかったとしても、成功に向けて、挑戦し続けることが大事であることを伝えています。まさに成功するまで諦めない力、努力ですね。

しかし、「1%のひらめきと99%の努力」という言葉に関して、エジソンはある会見で、「1%のひらめきがなければ、99%の努力は無駄になるということだ」と発言しています。

確かに、前に失敗したことと同じことをしていても、成功までたどり着くことはできません。エジソンは考えながら、一回一回なにかを変化させ、模索したからこそ、あらゆる物を発明できたと言えます。考える努力です。

この言葉は、なにか偉業を成し遂げるには、最後まで諦めず取り組む努力は前提にあり、考える努力も怠ってはいけないという解釈ができるかもしれません。

子どもにも最後まで諦めない力と考える力の2つを教えていきたいです。

例えば、習い事や勉強で、子どもがなにかにつまづいたとき、そこで諦めずに成功するまでやり抜くこと、どうすれば成功に近づけるのか考えることを意識させたいです。子どもに意識させるためには、子ども自身が意欲を持って、そのことに取り組むことが大事です。習い事は子どもが興味があることをさせることで、この2つの力は育つでしょう。

「天才とは努力する凡才である(アインシュタイン)」

次にアインシュタインの名言です。

「天才とは努力する凡才である」

この名言も多くの人が聞いたことがあるのではないでしょうか。

アインシュタインの偉業と生涯

アルベルト・アインシュタインと言えば、物理学者であり、相対性理論を提唱したことで有名ですね。他にもいくつもの物理学の理論を提唱し、物理学の全領域にわたり、多大な業績を残しました。

1879年3月14日、アインシュタインはドイツの南西部のバーデン=ヴュルテンベルク州ウルム市のユダヤ人家庭に生まれます。その翌年、家族はミュンヘンへ引っ越します。

アインシュタインはあまり言葉を発さない子どもでした。5歳のとき、父親から方位磁針もらうことで、自然界の仕組みについて興味持つことになります。9歳のときにピタゴラスの定理のことを知り、自分一人で定理を証明します。12歳のときに叔父からユークリッド幾何学の本をもらい独学で学び、微分積分も当時に独学で習得したと言います。また、天文学の存在も知り、物理学にも興味を示すようになりました。

その後、37歳のときに、一般相対性理論を発表します。そして、43歳のときにノーベル物理学賞を受賞します。その後はドイツナチスのユダヤ人への迫害が激しくなり、アメリカへ移住します。

1945年の広島への原子爆弾投下の報道には衝撃を受け、アインシュタインは「我々は戦いには勝利したが、平和まで勝ち取ったわけではない」と演説します。核兵器廃絶や戦争根絶、科学技術の平和利用も世界各国に訴えます。

そして、1955年4月18日、アインシュタインは76年の生涯に幕を閉じました。

この名言を子育てにどう生かすか

「天才とは努力する凡才である」とは、どういう意味でしょう。

私たちは生まれた瞬間、必ずしも平等ではありません。生まれ持った才能や環境は、人によって違います。しかし、努力をする人間にとって、そんな違いは微々たるものでしかありません。

アインシュタインはこうも言っています。

「私はそれほど賢くはありません。ただ、人より長くひとつのこと付き合ってきただけなのです。」

誰よりも努力ができること、ひとつのことに向き合うことが、天才と呼ばれるための素質なのだという意味なのではないでしょうか。

子どもに努力をいっぱいしてもらうには、どうすればいいでしょうか。

アインシュタインは「私には特別な才能などはありません。ただものすごく好奇心が強いだけです」とも言っています。子どもの「もっと知りたい」「もっとやってみたい」という知的好奇心を育てることが、子どもを努力家にさせることにつながるかもしれません。

二人の名言の共通点

エジソンは最後まで諦めない努力の他に、考える努力も必要だと言っています。アインシュタインは、才能や環境の違いは努力の前では無いに等しいと言っています。どちらとも共通するのは偉業を成し遂げるには、努力は不可欠であるということです。

偉業とまでいかなくとも、努力ができる人間になってほしいですよね。努力できるようになるためには、子どもの好奇心や意欲を育てましょう。

エジソンとアインシュタインの共通点、それはエジソンは母親から化学薬品を、アインシュタインは父親から方位磁針をもらって、2人とも好奇心を持つきっかけを親から与えられていることです。このことがなかったら、2人は天才とは呼ばれない人生を送っていたかもしれません。

好奇心や意欲を持つことで、少しつまずいても諦めないで、根気強く取り組んでくれますし、よく考えるようになります。このようなやり抜く力や忍耐力、思考力を非認知能力と言い、IQなどと違って数値化できない力のことで、人生の成功にとって重要であると言われています。

親として子どもにさせたいことはあると思います。しかし、子どもが努力家になるためには、子どもがどんなものに興味関心を持っているのか観察し、好奇心を強くするきっかけを与えてあげましょう。ひとつのことを努力できるようになった人は、他のことにも努力ができるはずです。

エジソンとアインシュタインの名言を子どもの教育に生かしてみよう

まとめ

いかがだったでしょうか。エジソンとアインシュタインの名言をご紹介してきました。

天才かどうかの前提にあるのは、ひとつのことに向き合って、努力できるかどうかです。子どもが努力ができるかどうか、親としてできることは、紹介した2人の親のように子どもの知的好奇心を育ててあげることでしょう。

また、子どもが努力して取り組んでいたら、ぜひ褒めてあげましょう。才能や能力を褒めるよりも、モチベーションが上がり、さらに努力や挑戦をしようという気持ちにつながります。

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