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映画で子どもの想像力を刺激しよう!受験対策&親子での思い出づくりにつながる、おすすめの映画たち。

公開日:2020/06/01
最終更新日:2020/06/01

映画を見ることで想像力を刺激しよう!

皆さんのお子さんは、映画は好きでしょうか?

最近ではおうちでDVDやBlu-rayを見るだけでなく、ネット配信が進み、毎月一定の料金を支払えば、映画を見ることができます。映画を見る機会が増えることで、子どもの想像力を育む機会が増えていきます。

想像力はいろいろな体験によって育まれますが、その中でも映画は、主人公などの登場人物を通して、追体験をすることができます。人間関係やさまざまな状況を頭に留めておき、考えながら観ることにより、思考力が育まれます。

また、登場人物たちの感情にいっぱい触れることができます。悲しい、寂しい、楽しい、怒っている、嬉しいといった感情をたくさん体験することで、親や友だちなど、周囲の人たちの感情を想像して、相手を察する能力が高まり、共感能力の高い思いやりのある子どもに育つでしょう。

「もし自分が〇〇だったら」「もし〇〇がいたら」などの空想も映画の魅力のひとつです。空想する子どもはいろんなものに「どうして?」「なぜ?」と疑問を感じるようになって、思考力が高まり、空想上のストーリーを話すようになって、表現力が高まるとも考えられます。

家族で家で映画をみよう

小さい頃から五感を刺激

映画を通して触れられるものは登場人物たちの感情だけではありません。例えば、音楽です。ミュージカル映画の挿入歌やシーンに合わせたBGMは、登場人物の感情に合わせた音楽であり、五感に刺激を与えてくれます。

「びっくりした!」「次はどうなるんだろう!?」とハラハラさせるシーンではドキドキと胸の高鳴りを感じたり、「怖い!」「気持ち悪い!」とゾクゾクするシーンでは自分の肌が鳥肌になったりするのを感じることも、五感に刺激を与えてくれます。

親子で見たい映画

では、ここからは子どもの想像力をかき立てたり、五感を刺激したりするような映画をいくつかご紹介していきます。

①ミニオンズ

人類より前に存在していた謎の黄色い生物・ミニオンたちは、その時代の無敵であったボスに従うことを生きがいとしていました。ティラノサウルスやナポレオンなどの悪党や実力者に仕えるミニオンたちでしたが、いつも失敗ばかり。ボスがいなくなったミニオンたちは、新しいボスを探すための大冒険に出発します。

謎の言語を喋るミニオンたちですが、何故か声のトーンや身振り素振りで言っていることがわかります。子どもたちもミニオンの真似をして表現力が高まるかもしれませんね。また、ミニオンが本当にいるかもしれないと空想することは子どもの想像力も高めます。

②トイストーリー

カウボーイの人形のウッディは、アンディの一番のお気に入り。しかし、アンディの誕生日に最新式のオモチャ、スペースレンジャー、バズ・ライトイヤーが現れ、アンディの一番の座を一気に奪われそうになります。張り合うウッディとバズでしたが、2人はひょんなことからオモチャをいじめることが趣味としている少年シドに捕まってしまいます。脱出するために力を合わせる2人の間に、徐々に友情が生まれます。

誰もが子どものときに、一度はおもちゃが動き出したらどうしよう?と想像するのではないでしょうか。そんな想像のひとつひとつによって、自分のオモチャを大切にしようと思う気持ちが芽生えてくるかもしれません。

③ホーム・アローン

パリでクリスマスを過ごすため、飛行機に乗り込んだ15人の大家族ですが、飛行機の中で、8歳のケビンを1人、家に置いてきてしまったことに気づきます。家族の心配をよそに、ケビンは1人の自由な時間を思う存分楽しみます。しかし、そこに2人組の泥棒が現れ…。

泥棒を追い返すために、ケビンが家中にさまざまなギミックやトラップを用意します。それが面白く、もし自分の家ならどんなトラップを仕掛けようか想像しながら見るのも楽しいです。

④映画ドラえもんのび太の宝島

国民的アニメ『ドラえもん』の長編劇場版シリーズ。ドラえもんのひみつ道具「宝探し地図」を使って宝島を探していたのび太は、偶然にも太平洋上に新しく出現した島を発見します。ノビタオーラ号と名付けた船で島に向かいますが、その途中で海賊に襲われ、しずかちゃんがさらわれてしまいます。海賊に逃げられてしまうのび太たちでしたが、宝島の秘密を知る少年フロックとオウム型ロボットのクイズと出会い、しずかちゃんを助けるために宝島を目指します。

ドラえもんを見てて思うのはやはり「どんな道具を出すんだろう」ということですよね。ドラえもんの道具を「自分だったらこう使うだろうな」など考えることで子どもの想像力を育みます。

⑤となりのトトロ

入院中のお母さんのため、考古学者のお父さんとともに、田舎の一軒家へ引っ越してきた2人の姉妹、サツキとメイ。お化け屋敷と呼ばれたその家と裏の森には、不思議な生き物たちが住んでいました。姉妹と美しい日本の自然、そして奇妙な生き物の交流を描き、幅広い世代に支持され続けているファンタジーです。

誰しもが1度は見たことのある『となりのトトロ』。そして、見ると同時に「もしトトロがいたら…」「猫バスに乗ってみたい」なんて想像したことはあるのではないでしょうか。何回でも想像かき立ててくれる作品です。

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⑥ナイトミュージアム

何をやってもうまくいかない失業中のバツイチの男、ラリーでしたが、離れて暮らす最愛の息子を失望させたくないために、自然史博物館で夜の警備員の仕事を始めます。その博物館ではなんと、夜になると恐竜の骨や動物のはく製、太古の彫刻、ジオラマや人形が動き出すのでした。

トイストーリーと同様、人が見ていない間に展示物が動き出すという、きっと誰もが子どものときに空想したであろうことが映像化されたようなお話です。全体的にコミカルで、その中にちょっとした冒険もあり、友情もありで、お子さんの想像もかき立てるでしょうし、最後まで引き付けてくれる映画でしょう。

⑦天使にラブソングを

ギャングに命を狙われるはめになったショーガール、デロリス。彼女はきらびやかなショー・ビジネスの世界とは真反対の修道院に身を隠すのでした。最初は大人しく隠れていましたが、ひょんなことから聖歌隊のリーダーになります。とても上手いとは言えなかったコーラスでしたが、ソウルやロックのリズミカルな賛美歌に変わり、それが街中で評判になります。しかし、それによってギャングに、デロリスの居場所を知られることになります。

ストーリーも面白いですが、ミュージカル映画としても飽きさせない作りになっており、音楽によって五感が刺激されます。

⑧メリーポピンズ

ロンドンでも美しい桜通りに住むバンクス氏は、銀行家で気むづかし屋さん。奥さんも婦人参政権運動に夢中で子供は放りっぱなしでした。乳母任せの子供たちは腕白ざかりで一向に乳母が居つこうとしません。ある日、子供たちは自分の理想にぴったりの、優しくて、美しい、親切で若い乳母の条件を書いて父親に見せましたが、父は紙片をストーブに放りこんでしまいます。それは煙突から空高く飛んでいきました。その翌朝、パラソルを開いた若い女性、メリーポピンズが子供の書いた紙片を持って、フワフワ空からやってきます。

魔法や音楽、想像力を高め、五感を刺激してくれる、これぞディズニーという映画です。

映画に慣れてきたら、少しずつ対象年齢を上げよう

映画を見る機会が増えてきたら、少しずつ映画の対象年齢を上げていきましょう。

例えばアニメ映画よりも、実写映画のほうが視覚的に情報量が多いため、観る側に情報処理能力を求められます。子どもが実写よりもアニメを好むのには情報処理量が少なくて済むという理由が考えられます。

同様に、ストーリー、内容が複雑な映画のほうが情報を処理しながら観なくてはいけないため、情報処理能力が鍛えられます。

一気に対象年齢を上げてしまうと、子どもの頭がパンクしてしまったり、飽きてしまったりしてしまいます。その対象年齢の映画に慣れてきたら、少しずつ上げるようにしましょう。

映画鑑賞で得られるものは受験にもつながる

映画を観ることで得られるものはさまざまにありますが、これらは受験対策としても活きてきます。中学校以降の受験と違い、学力だけで判断されないのが小学校受験の特徴のひとつ。子ども自身の可能性がジャッジされているといっても過言ではありません。

たくさんの映画に触れている子どもは、想像力が豊かで自分の世界観を持っているので、心豊かに、多くの創造性を導きだします。また、登場人物の気持ちを察することで、相手目線を育み、思いやりのある子どもに育ちます。

どうしても受験対策となると、近道をしがちですが、心を豊かにする活動自体が小学校受験には大きな効果があることを覚えておいていただきたいものです。

親子で映画などの時間を共有することは知育につながります

親子で共有する時間の大切さ

子どもに映画を見せる目的が、子どもに暇つぶしをさせるためになってしまうことがあります。静かに過ごしてもらうためになっていないでしょうか?映画を見る時間は親子で共有する時間であってほしいものです。

親子で時間を共有し、同じことができる時間は皆さんが思っている以上に少なく、とても時間は限られています。働いている時間や睡眠時間、通勤時間を除くと、親子が一緒に過ごせる時間は生涯を通して、約9年間ととても短い時間です。また、1日に親子一緒にいられる時間は、子どもが成長するに従って、どんどん短くなっていきます。

受験対策、子どもの教育といったさまざまな効果がありますが、大事なことは親子で一緒に観る時間そのものなのです。

まとめ

いかがだったでしょうか。お子さんの想像力をかき立て、五感を刺激する映画を紹介してきました。

想像力を高めることで、共感能力や思考力、表現力を育てることができます。また、五感を刺激することで、脳の発達を促します。

映画を子どもに見せるにしても、子どもをおとなしくさせるためのツールとしてではなく、親子の共有の時間を過ごすためのツールとして使っていただきたいです。親子で一緒に過ごせる時間は多いようで、あっという間になくなってしまうもの。ぜひ、親子の良き思い出となる時間をつくってください。