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ディズニー映画を子育て目線で観てみよう!ファンタジーの世界から子どもが学べることとは?

公開日:2021/01/28
最終更新日:2021/01/27

親子で大好きなディズニーの世界

ディズニーの世界が大好きなママやパパは少なくないのではないでしょうか。

アミューズメントパーク、キャラクター、アニメーションなど、ディズニーの世界観が伝わるものはたくさんありますが、その中心にあるのは映画です。映画に出てきた楽しい登場人物たちが、さまざまな世界に飛び出していきます。

ママやパパだけでなく、おばあちゃんやおじいちゃんまで楽しむことができるディズニー映画。どの映画が好きか?というテーマだけでも、会話がずっと続くのではないでしょうか。

ディズニー映画の特徴は必ずハッピーエンドで終わること。映画を観終わった後に、幸せな気持ちになることができます。その中でも、ちょっとした学びにつながる作品をいくつかご紹介します。

親子でディズニーをみよう

ピノキオ

まずは『ピノキオ』です。

おもちゃ職人のゼペットは子どもがおらず、それが心残りでした。ある日、木の操り人形が1人で動き出し、ゼベットは「ピノキオ」と名付けて、育てました。

ピノキオは学校へ行くためにお金をもらいますが、そのお金でサーカスに行ってしまいます。そして、そのサーカスのオーナーに捕まったり、キツネとネコに騙されお金を騙し取られたりしてしまいます。その度に妖精が助けてくれますが、嘘をつくと鼻が伸びてしまうのでした。そして、ついには海の大きな魚に飲み込まれてしまいます。

なかなか帰ってこないピノキオを心配したゼペットは探しまわり、魚の腹の中でピノキオを見つけます。ゼペットと再会できたピノキオは心からの反省をし、妖精は2人を助けてあげます。それから心を入れ替え、良い子になったピノキオに妖精は魔法をかけ、本当の人間になりました。

ピノキオと言ったら、嘘をつくと鼻が伸びてしまうことで有名ですね。この話をすれば、嘘をついたらダメだよということを子どもにわかりやすく伝えられるのではないでしょうか。

美女と野獣

次は『美女と野獣』です。

あるところにお金持ちの父親と欲張りでわがままな長女と次女、そして心の優しい末の娘が住んでいました。

あることから父親は城を訪れ、末の娘の土産にとバラを1本持ち帰ろうとしたとき、城に住む野獣に見つかり、父親の命と引き換えに娘を1人連れてくるように言います。

末の娘だけがこれに応じ、城にやってきて、野獣との暮らしが始まります。最初は野獣を「醜い」と思っていた娘ですが、少しずつ優しい野獣に心が惹かれていきます。

そんな中、父親が病気になったことを知った娘は戻ることを約束して城を離れましたが、娘に嫉妬した姉たちの嫌がらせのせいで、城に帰るのが遅くなってしまいます。

その間、野獣は孤独を感じ、死にかけてしまいましたが、帰ってきた娘の「あなたを愛している」という告白によって、野獣にかかっていた呪いを解き、美しい王子様の姿になりました。そして、娘と結婚し、いつまでも幸せに暮らしました。

孤独というのは、この話の野獣のように死んでしまうほどではありませんが、辛いものです。実際に心にも身体にも悪いものです。普段から人に優しく接することで、あなたのまわりにたくさんの人が集まってくるんだよと伝えられるのではないでしょうか。

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オズの魔法使い

次は『オズの魔法使い』です。

ある日、ドロシーという女の子は大きな竜巻によって、カンザスから見たことのない東の国に家ごと飛ばされてしまいました。

ドロシーはカンザスへ戻るため、オズのもとへ向かいます。その途中、知恵がほしいカカシ、心がほしいブリキのきこり、勇気がほしいライオンと出会います。

オズは願いを叶える代わりに西の魔女を倒せと言います。ドロシーたちは力を合わせて恐ろしい西の魔女を倒します。しかし、オズの正体は魔法使いではなく、ただの人間でした。

最後に美しい南の魔女が現れ「オズの魔法がなくとも、西の魔女を倒したカカシたちの願いごとはすでに叶っている」と言います。そしてドロシーは南の魔女の魔法によって、無事カンザスへ帰ることができるのでした。

3人のお供の願いである、知恵、心、勇気は誰からもらうものでもなく、経験によって身につくものです。子どものひとりひとりに育まれる知恵、心、勇気も、さまざまな経験によって授かります。ママやパパは子どもにたくさんの経験となるきっかけを作っていきましょう。

ディズニー作品を通じた心の教育

今回紹介したディズニー作品は、ストーリーや登場人物の感情の揺れから、子どもの成長につながる学びや気づきを得ることができます。

『ピノキオ』からは嘘をついちゃダメだよというメッセージ、『美女と野獣」からは孤独の大変さとそばに誰かがいることの安心感、『オズの魔法使い』からはさまざまな経験やチャレンジによって知恵や勇気が育まれることを教えてくれます。

作品自体の面白さや感動から、どうしてもその余韻に浸っておきたい気持ちはありますが、親子で作品を楽しむ場合は、感想の共有、学びの整理、そしてこれから生きていくために何がヒントとなるのかを考えることが大切で、これが本来の意味での学習なのです。

知育は「楽しみながら学ぶこと、考える力を身につけること」ですが、映画から学ぶことは紛れもなく知育の取り組みです。その上で、感性が磨かれ、想像力が広がり、知らない世界へと興味が湧いてくる映画は、最高の教材とも言えるのです。そして、その中でもディズニー映画はハッピーエンドで終わることも含め、子どもの成長に適切な作品たちと言えるでしょう。

この映画から学べることは何か?と考える時間は、ご家庭で親子の対話から実施できるものです。親子のコミュニケーション機会を作る上でも大事にしていただきたいです。

原作との違いも比較してみて

ディズニー映画は、ディズニーのオリジナル作品もあれば、世界の童話や寓話から作られたものもあります。ぜひ、子どもの年齢が大きくなったら、本や動画を通じて、原作も楽しんでみてください。

最近では「ありのままの、姿見せるのよ」の歌でも有名な『アナと雪の女王』が広く楽しまれた作品となりましたが、これはアンデルセン童話の「雪の女王」が原作です。原作の方が価値観の違いを考えること、多様性とは何か?といったテーマがより強く展開されています。

どうしても原作本などは難しく、映像に比べて親しみづらいという子どもも多いかもしれませんが、一度ディズニー映画を楽しんだ上で読んでみると、初めて読む本に比べても読みやすいはずです。原作を親子で読んで、学びや気づきを共有することも知育的な価値がある学びです。

ディズニーから学ぼう

まとめ

ここまでディズニー映画の有名な作品から、子どもが学べることを整理してみました。

ディズニー映画の場合、オリジナルのサブスクリプションサービスや作品を購入しなければならないため、簡単に親子で楽しめるものとは言いづらいですが、子どもにとって親しみやすい作品が多いので、それだけ子どもの心に何かが残りやすいと言えます。

今回紹介した作品以外にも、子どもの教育につながるものがまだまだたくさんあるので、ぜひチェックしてみてください。ママやパパなりの気づきで十分です。作品の気づきに模範回答はありません。ママやパパが素直な感想を子どもに伝えることも大切な教育機会です。

スマホやタブレット、パソコンなどを効果的に使って、子どもの心や価値観を育むことは、現代の子どもたちの生活、そして環境に合っています。ただ、子どもに「これ見ててね」と時間潰しのように見させるのではなく、学びの機会としてその時間を使ってほしいところです。

ともに学びや気づきを共有しながら、親子が互いに高め合えるような関係性をつくることも同時に行っていきましょう。