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子どもと一緒に親子で料理を楽しもう!キッチンでできる知育とは?

公開日:2021/02/28
最終更新日:2021/02/22

親子で一緒に料理をしよう

子どもと一緒に料理をしたいというママ、パパは多いのではないでしょうか。子どもが料理を手伝ってくれたことや、その料理を食べることはいい家族の思い出となりますね。

また、料理は子どもを成長させてくれるものでもあります。料理は指先をたくさん使います。そして、使えば使うほど、指先の器用さは増します。指先は第二の脳と言われるほど脳と神経が直結しており、特に成長期に指先を動かすことは思考力や記憶力が上がると言われています。

さらに段取りよく料理をするためには、作業をしつつ、次の手順のことを考えなければなりません。これも頭を使いますので、料理は良い脳のトレーニングになると言えるでしょう。

しかし、子どもに料理をさせてはみたいものの、包丁で手を切る心配や火傷をする心配があり、なかなかさせられないという方も多いはず。今回は初めてでも子どもがお手伝いできるレシピや、子どもと料理をするときの注意点、料理から学べることについてご紹介していきます。

親子で料理を楽しもう

料理は小さい頃からできるお手伝い

料理というと、ある程度大きくなった子どもにさせるものと思われがちかもしれませんが、料理は小さな頃からでもできるお手伝いのひとつです。

幼い頃の家事のお手伝いにはとても大きな意味があります。幼い頃には家事のお手伝いをたくさんさせてみましょう。

ある研究で、子どもの頃に何をさせれば子どもの人生が変わるのかという調査をしたところ、家事が子どもの将来に関係しているのではないかという結果が出ました。幼い頃、家事をしていたかどうかは、将来の収入の高さや周囲の人たちとの人間関係の良さに影響していたことがわかりました。

お手伝いをして「ありがとう」「〇〇ちゃんが作った料理は美味しいね」と言われ、誰かに認めてもらうことが、心の安定を生み、将来の成功や自己肯定感につながるのかもしれませんね。

子どもと一緒に作りたい料理

さて、ここからは子どもと一緒に作りたい料理について紹介して行きたいと思います。

①ぎょうざ

まずは、ぎょうざです。

子どもと一緒に作るなら、まずはぎょうざを作ってみてはいかがでしょう。具を刻んであげれば、あとは粘土のようにこねて、皮に包むのは子どもと一緒にできます。ヘンテコな形のぎょうざになったりしても、親子でワイワイと楽しむことができます。

カレー粉を混ぜて、カレー味にしたり、チーズを入れてみたりすれば、子どもの好きな味に早変わりします。

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②肉団子

次は、肉団子です。

肉団子も小さい子どもでも一緒に作れる料理です。子どもには具材を混ぜて、丸めてもらいます。甘辛だれで、子どもが大好きな味です。お弁当に入れたり、作り置きの常備菜として作ってもいいので、ご飯にもう一品ほしいなという時にも助かります。

③卵焼き

次は、卵焼きです。

殻が入らないように卵を割るのは、少し苦労するかもしれませんが、挑戦させてみましょう。割った玉子を混ぜるまでは小さい子どもでも失敗はしても安全にできます。

そこから、焼いていくわけですが、何層にも重なった卵焼きを作るのは最初は難しいでしょう。小さい子どもにでもできる卵焼きといえば、スクランブルエッグです。

④カレーライス

そして、カレーライスです。

ピーラーの刃に気をつけて、野菜の皮をむくまでは、幼い子でもできそうです。できれば、包丁を使って野菜を切っていくのも見守りながらさせてみましょう。あとはグツグツと煮込んでルーを入れるだけ。子どもの大好きなカレーの出来上がりです。

お菓子づくりもおすすめ

お菓子もおうちで作ってみるのも良いのではないでしょうか。包丁を使ったり、火を使うことが比較的少なく、お手伝いしやすいかもしれません。

他の食べ物にも言えることですが、普段食べているものがどんな流れで作られているのかを知ることは大切ですし、食べる嬉しさも倍増します。

また、市販のおやつに多く含まれる添加物が気になるという方も作ってみると良いかもしれませんね。

子どもと料理するときの注意点

では、ここからは、子どもと料理をするときの注意点についてお伝えしていきます。

①火の取り扱いに注意

まずは、火の取り扱いです。

火の取り扱いを間違えれば、火傷だけでなく、火事にもつながってしまいます。コンロの火はスイッチ一つでついてしまいます。火傷と火事について教え、子ども1人だけでは絶対に使わないということを約束させましょう。

火を使うのではなく、はじめは電子レンジを使う料理から始めるのがおすすめです。また、親子で一緒に料理をする際、火を使う場合は、ママ、パパは子どもから目を話さないようにしましょう。

②包丁の取り扱いに注意

次に、包丁の取り扱いです。

最初は包丁を使わずに、ハムやレタスなどの野菜を手でちぎって作れる料理から始めると良いでしょう。次にキッチンバサミを使わせると良いかもしれません。子ども用のキッチンバサミもあります。

いざ、包丁を使うときは、大人が必ず大人が見守ってあげましょう。小学3年生くらいからが簡単な包丁使いをしてみるのが安全だと言われています。

③子どもの成長に合わせて

そして、子どもの成長に合わせることです。

包丁の取り扱いでも述べたように、ちぎる→キッチンバサミ→包丁というように、子どもの成長に合わせて、与える作業や道具を変えるようにしてみましょう。火の扱いも同様です。

最初はママ、パパにしてもらっていた作業も、慣れてくると子どもは全部したがるので、その先は、見守りながらやらせてあげましょう。

料理から学べること

ここまでは親子で作れる料理や注意点をお伝えしてきましたが、ここからは料理から何が学べるのかについてご紹介していきます。料理は最高の知育教材です。

①段取り、手順の大切さ

はじめに、段取りや手順の大切さです。

料理には手際の良さが重要なところがあります。手際よく料理を進めていくためには、段取り、手順を覚えることが大切です。

今している作業をしながら、次はどんな作業をするのか考えることで、手際よく料理をすることができますし、完成図を想像しながら工程を組み立て、作業するという仕事の原理原則にもつながります。料理以外でも大いに役に立つスキルです。

②整理整頓の大切さ

次に、整理整頓の大切さです。

これも手際よく料理するために必要なことです。具材や調味料をいざ取り出そうとしたら、冷蔵庫や棚の中がごちゃごちゃ。それでは探している間に、料理が焦げてしまうかもしれません。

必要なときに、必要なものがすぐに見つかるような状態にしておく大切さを身にしみて教えてくれます。これは整理整頓の基本中の基本です。

また、キッチンだけでなく、自分の勉強机の上などにも言えることです。勉強がはかどらないのは、部屋が散らかっているからという理由の時が多いものなのです。

③衛生面の大切さ

そして、衛生面の大切さです。

料理の最中は水を使うことが多いので、比較的、手先や指先は清潔さが保たれています。しかし、料理を始める前はどうでしょうか。自分が作っている料理は誰が食べるのか?を考えると、衛生面の大切さにハッと気づくことができるでしょう。

食中毒の危険性なども併せて伝えることも大切です。

知育は教科の勉強ではない

知育は、子どもに楽しんでもらいながら、考える力を育てることです。読み書きや計算などの教科の勉強だけが知育ではありません。また、知育玩具と呼ばれるものを与えることだけも知育とは言えないでしょう。

家事のお手伝いであっても、そこからどんな学びを得られるのか考えるのであれば、それはもう知育的な関わり方なのです。料理ひとつとっても学べることが多いので、関わり方をどのように工夫するかで、単に料理の経験値が増すか、社会生活に必要なスキルや考え方を身につけられるかが変わるのです。

大事なのは、子どもが考え、学びを得ることです。それには親がただ「楽しかったね」だけではなく「どう思う?」「どう感じた?」などの声かけをして、考えるチャンスを与えることが必要でしょう。

料理は知育につながる

まとめ

いかがだったでしょうか。初めてでも子どもがお手伝いできるレシピや、子どもと料理をするときの注意点、料理をすることで学べることについてお伝えしてきました。

親子一緒に料理することは楽しいだけでなく、学びの機会となります。また、お手伝いをして、「ありがとう」「美味しいね」と言われれば、家族の一員として認められた気がして、子どもの心の安定にもつながります。ぜひ、お子さんと一緒に料理をしてみましょう。