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千葉県の私立小学校の受験情報を知ろう!成田高等学校付属小学校について

公開日:2020/05/12
最終更新日:2020/05/09

増えつつある小学校の受験

子どもの将来を考えたときに生まれるのが、小学校・中学校・高校とどのタイミングで受験させるかという悩みではないでしょうか。筆記試験を伴った受験もあれば、推薦で合否が決まる受験など、種類はいくつかあります。方法はちがったとしても、人生の中のどこかのタイミングで受験というイベントは発生します。

「子どもにいつ受験させるべきなのか」という問いに正解はありません。子どもの発達やご家庭の教育方針に合わせて、それぞれのご家庭で決断いただくことになるかと思いますが、最近では「小学校受験をさせたい」というご家庭も増えてきています。

子どもにどのような教育を受けさせるのか。これは子どもの将来を考える上で、とても重要な選択です。

 

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私立の小学校のよいところ

私立小学校について、皆さんはどのような印象をもっていますか。

「独自の教育プログラムを持っていそう」「教育熱心なご家庭の子どもが集まりそう」「学習環境が整っていそう」など、なんとなくのイメージはあっても、具体的に何が良いのかを説明できない方も多いのではないでしょうか。公立小学校にはいいイメージがない、というような比較対象への負の印象から選ぶのは、あまり得策とは言えません。

私立の学校では、建学の精神と教育理念が明確な状態で設立されており、学校の中で一貫した教育方針が定められています。そのため子どもたちは、特長のある教育を6年間を通じて受けることができます。

また、公立の小学校とは異なり、教職員の異動がほとんどありません。先生がコロコロ変わることがないので、一度、信頼できる先生に出会えれば長く付き合えることが多いのは大切な観点です。

6年間ともに学ぶ同級生に関しても、基本的には学校の教育理念や教育方針に共感したご家庭の子どもたちが集まってくるので、自然と大切にしている考え方や気質が似通った子どもたちが集まります。中学校・高校とエスカレーター式に進学していく場合は、最大で12年間ともに学ぶことになります。子ども同士の絆や信頼関係も強固なものとなりやすいのです。

あらゆる面で安定した環境の中で教育を受けることができる。これが私立小学校の最大の魅力かもしれません。

 

受験の鉄則は第一志望を決めること

小学校受験は、中学校や高校受験とはちがう点がいくつかあります。まず、子どもの偏差値が学校を選ぶ基準とはなりません。大学受験などであれば、自分の学力に応じた学校を選ぶだけでも、ある程度学校が絞れるかもしれません。ただ、小学校の場合はご家庭の教育方針や子どもの個性、特徴などに合わせて、「この学校を受験する」と決める必要があります。

また、学校側が気にしているのは、本当に入学してくれるのかどうかという志望意欲です。受験というより就職活動と共通するところがあるかもしれません。

したがって、第一志望校を決めることが何よりも先決です。学校が決まらなければ、受験までに何を準備すればいいのかが定まりません。小学校の入試情報を手に入れ、どの学校を受験するのかを決め、志望意欲・入学意欲を高めていきましょう。合否の最後に大切になるのは、その意欲の大きさです。

 

千葉県の私立小学校

千葉県は、関東の中でも私立小学校が多い地域です。今回は、千葉県成田市にある成田高等学校附属小学校をご紹介します。

 

成田高等学校附属小学校の理念

成田高等学校附属小学校は、成田山新勝寺の宗教的使命の達成と、地方文化の向上という理念に基づいて成り立っています。小学校から高等学校までの教育の一貫性を重視しつつ、広く優秀な生徒を募集し、文武両道に励むことを通じて、社会に貢献する人材を育成しています。

また、この理念と教育方針を達成するために、「挨拶する」「正装する」「勉強する」「運動する」「掃除する」の5つの努力目標を設定し、徹底しています。

 

成田高等学校附属小学校の特色

教育の大きな特徴は、宗教講話会です。道徳の授業の中の1つとして、成田山新勝寺より講師を招き、定期的に行っています。2学期には、本山本堂にて護摩焚き修行、成田山境内の清掃奉仕を実施しています。

また、英語学習にも特徴があります。1年生・2年生は週1.5時間、3年生・4年生は週2時間、5・6年生は週3時間と、進級するごとに大幅に授業時間を増やして行っています。専門の講師(外国人と日本人)2名と学級担任の3名のチームティーチングで指導にあたっています。

発達段階に応じて、文字学習も実施しています。高学年は、中学英語も視野に入れ、基本的な文法習得、簡単な英作文にも取り組んでいます。また、学校の立地条件を生かし、成田山新勝寺に出かけ、外国人観光客へのインタビュー活動を全学年で実施しています。

さらに、小・中・高の一貫教育の取り組みとして、5・6年生を対象に、隣接する成田高校教員による出前授業を実施しています。これまでに、国語(論語読解)・数学(数の不思議)・社会(歴史入門)・理科(静電気の実験)などが実施されてきました。専門的な難しい内容を小学生にも分かるように工夫して話をしてくれ、子どもたちは興味津々に取り組みます。

教職を目指す高校3年生を対象に、小学校体験を実施しています。授業を参観したり、児童と遊んだりして、児童理解に努めています。

6年生は、付属中への内部進学を見据え、発展的な学力の育成を図っています。毎週木曜日の放課後には、算数の学力向上を目指した「学力向上講座」を実施しています。

夏季休業中には、国語・社会・算数・理科の4教科で「夏季特別講座」を実施し、どちらの講座も希望制ですが、ほとんどの6年生が参加して学習に励んでいます。

 

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進路情報

成田高等学校附属小学校は、系列校に成田高等学校附属中学校、成田高等学校があります。原則として卒業生は成田高等学校附属中学校に進学します。

 

成田高等学校附属小学校の合格率

成田高等学校附属小学校の2019年度の入試では募集人数は35名、受験者数は39名、合格者数は37名、倍率は1.1倍でした。

また、入学試験の内容としてはペーパー試験、行動観察、運動テスト、個別テスト、保護者面接があります。

 

アクセス

所在地は千葉県成田市田町10です。アクセスはJR総武線・京成線「成田」駅より徒歩15分です。

 

ちょっとした気づき

成田高等学校附属小学校では、茶道や百人一首など日本の伝統文化に触れる機会が多いです。触れるだけでなく、それらを通して学ぶものも多く、貴重な体験となります。

学校にある作法室や高等学校の作法室を利用して、全学年で茶道体験を行っています。茶道の作法に触れることで、礼儀作法を身に付け、思いやりの心を育てることをねらいとしています。

また、1年生から、百人一首の暗唱に取り組んでいます。2月には、1~4年生、5・6年生に分かれて百人一首大会が開かれ、毎年熱戦が繰り広げられています。1年生でも100首暗唱してしまう子もいて、記憶力を伸ばすことができます。

 

アデックではタブレットを使用した授業も用意しています

 

成田高等学校附属小学校情報まとめ

いかがだったでしょうか。今回は千葉県成田市にある成田高等学校附属小学校を紹介してきました。

成田高等学校附属小学校は、成田山公園の緑が豊かな環境に隣接し、落ち着いた雰囲気であり、1学年35名と少人数であるため、アットホームで、あたたかみのある学校です。

ただし、注意が必要なのは、同じ仲間で進級していくことで競争意識が低くなってしまう影響が作用するのか、付属の中学校にあがれなくなっている子どもが何人かいらっしゃるようです。未来が確実に待っているわけではないことを親御さんが頑張ってお子さんに伝えていく意識が必要になってくるかもしれません。

まずは学校説明会などに参加して、学校の雰囲気や先生方の教育に対する熱意などを知って、志望するか検討してみてはいかがでしょうか。