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神奈川県の私立小学校の受験情報!カリタス小学校について

公開日:2020/03/30
最終更新日:2020/03/29

私立小学校を受験する理由とは?

子どもが3,4歳になってくると、ママやパパの気がかりとなってくるのは小学校についてではないでしょうか。公立に通わせようか?私立に通わせようか?という悩みは必ず生まれるといっても過言ではないでしょう。

もちろん、ご家庭の経済状況や家族構成、通学にかかる時間など、考えるべき課題も多いですが、そういったことを小脇に置いてでも、お子さんの将来に関わる進路については考えることでしょう。少なくとも、スマホでググる程度のことは、ほとんどのご家庭で経験があるはずです。

とは言っても「そもそも私立の学校ってどんなところ?」という疑問を持っているご家庭もあるでしょう。ご自身が私立小学校に通った経歴があれば別ですが、多くのママやパパはイメージが持てないかもしれません。

今回は、私立小学校について簡単な説明をした上で、選択肢のひとつとして、カリタス小学校についてお伝えしていきます。

カリタス小学校

私立の小学校に行くメリット

私立の小学校では、教育理念や方針が学校の中で明確なものとして存在しており、学年を経ても一貫した教育を受けることができます。これは揺るぎないひとつの大きな軸です。

また、学校独自の教育カリキュラムがあるところも多いため、貴重な体験や特徴的な学びを得ることができます。

公立小学校とは違い、教員の異動が頻繁にあるわけではないことも特徴で、比較的安定した人間関係や環境の中で6年間学んでいくことができます。卒業生の絆が深いことも、この点が背景でしょう。

学校によっては中学校や高校・大学まで系列校がある場合も多いので、先に受験をすることで節目の時期(12歳や15歳)に受験へのストレスがない学校生活を送れる、人間関係が継続していくといったメリットを感じるケースもあるかもしれません。

カリタス小学校の理念

今回ご紹介するカリタス小学校は、カナダのケベック・カリタス修道女会が派遣した3名のシスターによって設立された川崎市に初めてできたカトリック系の学校です。

教育目標は「ともに祈り、学び、仕える人に」というものです。

「神を信じ、人と生き物をいつくしむ」「互いに磨き合って深く考え、創り出していく」「良心の声にしたがって判断し、実行する」という3点を軸にして、児童の教育に取り組んでいます。

カリタス小学校の特色

先ほどもお伝えしましたが、カリタス小学校の大きな特徴のひとつが、カトリック教育です。

朝の黙想の時間の後、聖歌を歌い、祈りを唱える時間があったり、宗教の授業で、カトリックの教えを学ぶ時間が設けられたりと、カトリック教育の機会が充実しています。

また、教えに倣った生き方をするためにはどうすればよいのか考え、実際に「WFP国連世界食糧計画」に参加することなどもあります。

さらに、季節に応じた宗教行事も盛んに行われており、毎月「しおむすびの日」というものを設け、おかず代を募金する運動、学校内にある宗教センター「野菊の家」での子どもだけではなく保護者への宗教に関する講座も開いています。

カリタス小学校での学習

カリタス小学校では、クラス担任だけではなく、学年担任を配置し、4人の教員で1学年を指導しています。また、算数では2人の教員が少人数指導を行っていますし、専科制をとっている教科も多くあります。

このようなきめ細やかな指導体制をとっているため、子どもたちは考えを深める学習にじっくり取り組んでいくことができます。午後の授業の前には、「モジュールの時間」という練習学習を中心とした時間を取っています。

総合教育では、クラスごとで1年間かけて学ぶテーマを決めて、子どもたちが自主的に学びを深めていけるように学習を進めています。例えば、低学年では、子どもたちが何の動物を飼うか話し合いをするところから学習がスタートし、2年間お世話をしながら、さまざまなことを学んでいきます。

自分たちでテーマを決めることで主体性を持って学習に取り組んでいくようになり、「互いに磨き合って深く考え、創り出していく」という教育目標が自然と達成されていくようにもなります。

また、カリタス小学校では外国語教育にも力を入れており、小学校1年生から英語とフランス語の授業があります。

4年生以上の児童は英語の授業が週に2回、フランス語の授業が週に1回あり、フランス語検定やDelf Prim A1、英検 Jr. Goldといった外部テストで自分の実力を試す機会も用意されていることで、子どもたちは基礎的・実践的な能力を小学校のうちに身につけることができます。

コパン活動(児童会)は1年生から6年生までの全児童が参加しており、学校行事や奉仕活動などを実施しています。1年生から学校の運営に関わることで、学校に愛着や責任感を持つようになっていきます。クラブ活動については4年生から参加していて、子どもたちの興味関心を伸ばす機会として実践されています。

進路情報

カリタス小学校には、系列校として共学のカリタス幼稚園とカリタス女子中学高等学校があります。そのため、男子児童は外部受験をしなければなりません。また、女子児童は90%が内部進学をしますが、外部進学することができます。

主な進学先は、麻布中学校・栄光学園中学校・開成中学校・神奈川大学附属中学校・鎌倉学園中学校・暁星中学校・青山学院中等部・桜蔭中学校・鷗友学園女子中学校・大妻中学校・国立音楽大学附属中学校・慶應義塾湘南藤沢中等部など多くの学校が挙げられています。

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入学試験について

入学試験は1回の日程のみとなっており、ペーパーテストと行動観察、運動、個別での制作と保護者同伴の面接が実施されます。

昨年は募集人数が男女・内部進学者を含めて108名のところ、志願者が男子37名、女子258名でした。ちなみに、1学年のおよそ1/3が内部生となっています。

アクセス

カリタス小学校の所在地は、川崎市多摩区中野島4丁目6番1号です。同じ敷地内に幼稚園、中学高等学校、法人本部もあります。交通アクセスとしては、小田急線「登戸駅」及び、JR南武線「登戸駅」で下車後、川崎市バス「登06・登20・登21 カリタス学園行き」で5分。もしくは、JR南武線「中野島駅」下車徒歩 10分です。

ちなみに、児童は「登戸駅」からスクールバスを利用することができます。

ちょっとした気づき

カリタス小学校では、男子児童の育ちを考え、特別な取り組みを行っています。

例えば、学校の男子児童全員で月に数回サッカーの練習を行っています。また、男子児童と男子卒業生の交流会や男子児童の保護者と卒業生保護者との交流会を年に数回設けています。

カリタス小学校

カリタス小学校の情報まとめ

カリタス小学校では、カトリック系のキリスト教の教えを根幹に、子どもたちが自分にも他者にも愛を持って生きていけるように、さまざまな教育を行っています。

自分と相手の違いや個性を認め合い、協力しながらともに成長していこうとする校風の中で、子どもたちはのびやかに学校生活を送ることができます。

子どもにとってどんな学校が合うのか、どんな生活であれば個性を伸ばしていけるのかなどは、ママやパパにしっかり悩んでほしいポイントです。子どもに実際に聞いてみることもいいでしょう。

偏差値や教育カリキュラムがどんなに素晴らしいものでも、子どもの意欲や興味に合っていなければ、窮屈な学校生活を送ることになるかもしれません。

子ども本人の希望がはっきりしていたり、子ども自身が受験する学校を決められる状態であったりすることは、保育園・幼稚園の段階ではなかなか難しいものです。ぜひ、我が子にはどんな学校があるのか、たくさんの選択肢を考えてあげてください。