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病気に関することわざから学ぶ健康習慣の大切さ。子どもの生活を見直そう!

公開日:2021/04/04
最終更新日:2021/04/01

先人の知恵を活かして健康を守ろう

季節の変わり目に、体調を崩しやすいお子さんは多いのではないでしょうか。寒暖差が激しくて風邪を引いてしまったり、入学や、進級、卒業などお子さんの環境の変化で疲れやすかったり。春は、心も体も不安定になりやすい季節です。

お子さんの健康のために「これだけは大切にしている」ということや、守っているルールなどはありますか。

今回は、健康や病気に関することわざを集めました。ことわざは、医学が現代ほど発展していなかった頃から言い伝えられてきたものです。いわば、昔の人の生活の知恵のようなもの。今でも、十分に適応できることわざばかりです。

ことわざを知り、活かすことは昔の人の知恵を借りることでもあります。多くの人の経験を、ご自身やお子さんに役立ててみてはいかがでしょうか。

風邪の予防をしよう

早寝早起き病知らず

1つ目は「早寝早起き病知らず」です。

「早寝早起き病知らず」とは、夜、遅くまで起きていないで、朝は早く起きるという規則正しい習慣を身につければ、健康で病気になることはないということです。これは、病気を予防するために役立つ知識です。

実際に、朝日を浴びると、「セロトニン」とも呼ばれるホルモンが分泌されます。セロトニンは、別名「幸せホルモン」とも言い、清々しい気分にしてくれます。そして、朝日を浴びることで、夜になれば眠気を誘う「メラトニン」が出てきて、自然と眠りに就くことができます。睡眠の質が良いことも健康には必要です。

朝日を浴びるために、家族みんなで早起きして、朝散歩をしてみることをおすすめします。

腹八分目に医者いらず

2つ目は「腹八分目に医者いらず」です。

「腹八分目に医者いらず」とは、お腹いっぱい食べるよりも、腹八分目程度におさえて食べるほうが体に良いということです。また、暴飲暴食を戒める言葉でもあります。

これも、病気を予防するために役立つことわざです。基本的に、人は飢えに強いそうです。お腹いっぱいにご飯を食べられるようになったのは歴史の中で見れば最近のこと。食べ過ぎの方が体に悪く、病気にかかりやすいのです。

お子さんにも、ねだられたからと言って、おやつやご飯のあげすぎは注意しなければいけません。健康のために栄養をとることも必要ですが、ほどほどが大切です。

薬より養生

3つ目は「薬より養生」です。

「薬より養生」とは、健康を保つには、薬よりも普段の養生が大切であるということです。

養生とは、その名の通り生命を養うことです。薬を飲むよりも、栄養のある食事をしたり、規則正しい生活をしたり、日頃の健康に気を配ることで、健康を保てます。

お子さんはファーストフードやお菓子の食べ過ぎや夜更かしはしていませんか。ママ、パパはお酒の飲み過ぎたりしていませんか。薬は体調が悪くなったときには助かりますが、頼りすぎるのは望ましくありません。日々の健康的な習慣を守ることが大切です。

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病は気から

4つ目は「病は気から」です。

「病は気から」とは、病気は気の持ちようによって、良くも悪くもなるということです。また、不愉快なことや心配事が多いことで、病気になりやすくなってしまうということです。

病気になると、体力だけでなく気力までなくなり、気も落ち込みやすくなってしまいますが、それではこのことわざの通り、病状は悪化してしまうかもしれません。

「きっと治る」という前向きな気持ちでいたほうが、病気も早く治るかもしれません。心と体はつながっています。できれば、よい方向に相乗効果をもたらして欲しいものです。

医者上手にかかり下手

5つ目は「医者上手にかかり下手」です。

「医者上手にかかり下手」とは、どんな名医であっても、患者が医者を信頼して従わなければ、病気を治すことはできないということ。また、その意味から、物事をうまく行うためには、相手を信用しなければならないということです。

同じ意味で、「医を信ぜざれば病癒えず」ということわざもあります。信頼関係というのは、あらゆる場面でも大切なことですよね。特に自分やお子さんの命を預けるお医者さんとの信頼関係は重要であります。

どれだけ健康に気を配っていても、体調を崩してしまうことはあります。そうしたときには、信頼できるお医者さんに頼ることも必要です。

起きて働く果報者

6つ目は「起きて働く果報者」です。

「起きて働く果報者」とは、健康で働けることは、何よりも幸せなことだということです。

「果報者」というのは、幸運な人という意味です。何もないときには、朝起きて働けることを幸運だとはとらえないでしょう。当たり前なことは、意識も感謝もしません。

元気でいると健康でいることへのありがたみを忘れてしまいますが、当たり前の日々はとても尊いのです。無くしてから悔やむのでは遅いときもあります。できれば、健康も損なう前から大切にしたいものです。

健康習慣を大切にしよう

ここまで健康習慣や病気の予防、治療に関することわざを6つご紹介しました。体調を崩しやすい小さなお子さんに限らず、大人にも役立つものが多かったのではないでしょうか。

1つ目から3つ目までの「早寝早起き病知らず」、「腹八分目に医者いらず」、「薬より養生」は病気の予防に関することわざです。これは、私たちが健康管理には日々の習慣が大切だと分かってはいても、なかなか守れないからではないでしょうか。みんなが当たり前に守れているものであれば、わざわざことわざにする必要がありません。

6つ目の「起きて働く果報者」もですが、健康なうちはそのありがたみを実感しないものです。私たちは、健康診断に引っかかったり、病気になったりしてから初めて健康を意識し始めます。

病気になってから自分の健康を管理するのはむずかしいものです。「病は気から」のように、体が心に引っ張られてしまうこともあります。それでも、「医者上手にかかり下手」のようになかなかお医者さんに自分の健康を預けられないこともあるでしょう。

ことわざを集めてみると、普段の健康習慣を守ることの大切さがわかります。大人になってから、習慣を変えるのは大変です。小さいうちから、健康習慣を身に着けておきたいものです。

昔の人の知恵を借りよう

ことわざの多くは、人々の生活の中で自然と生まれて言い伝えられてきた言葉です。ことわざは「多くの人に当てはまる」ことがほとんど。その上で忘れられがちな大切なことを教訓として教えてくれたりします。ことわざは、「おばあちゃんの知恵袋」がさらに集まったようなものです。

ことわざが生まれたときに、最新のウィルスや医療は無かったかもしれません。状況は少しずつ変わります。それでも、私たちの体はそう大きく変わりません。薬は病気によってちがったとしても、健康管理に必要なことは昔から同じです。

今は、健康や病気に関するニュースがたくさんあります。多くありすぎて、どれが正しいのかわからなくなったり、迷ったりすることもあるでしょう。それでも、役立つ情報が新しいとは限りません。長い時間をかけて語り継がれてきたことわざは、今でも役に立つはずです。

ぜひ、お子さんと一緒にことわざを学んで昔の人の知恵を借りましょう。自分で失敗しなくても、先人が教えてくれることもあります。きっと、お子さんが大きくなったころにも、ことわざは残っているはずです。そうして、知恵を受け継いでけばいいのではないしょうか。

健康に気をつけよう

まとめ

いかがだったでしょうか。健康管理や病気の予防に関わることわざを6つご紹介しました。

ことわざを集めてみると、普段の健康習慣の大切さがわかります。私たちは病気になる前、お薬に頼る前にできることがあります。大人になってから習慣を変えるのは大変です。小さいうちから、健康習慣を身に着けておきたいものです。

薬は病気によってちがったとしても、健康管理に必要なことは昔から同じです。私たちの体は大きく変わっていませんし、それはこれからも続いていくはずです。ぜひ、お子さんと一緒にことわざを学んでみませんか。日々の生活習慣を見直すきっかけになるかもしれません。