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海外の子育て事情!アメリカの子どもの自己肯定感が高い理由!

公開日:2021/08/12
最終更新日:2021/08/11

海外の子育て事情に目を向けて見よう!

「子育てって何が正解なんだろう…」、「私の子育てはあっているんだろうか」と子育て中のママ、パパなら日々考えるのではないでしょうか。いっそのこと、海外の子育て事情について知ると、そんな悩みも吹き飛んでしまうかもしれませんよ。

日本では、「母乳じゃないと子どもが健康に育たない」や「無痛分娩では子供に愛情が持てない」と言った神話をよく聞きます。しかし、海外に目を向けると、そんな話は常識ではないことがわかります。

文化が違えば、子育ての常識も変わります。海外の子育て事情を聞くことで、自分の中にある子育ての凝り固まった固定観念をなくすことができ、自分の子育てのヒントとして活かすこともできるかもしれません。

今回は海外の中でも、アメリカの子育て事情について述べていきます。

海外の子育て事情!アメリカの子どもの自己肯定感が高い理由!

自己主張の強いアメリカ人、自己主張の弱い日本人

アメリカの人といえば、自己主張が強いイメージですよね。実際に自己主張を大切にする文化があります。「自分がどんな人間か、どんな考えを持っているのか、これらをお互いに相手に開示して、お互いのことを理解していく」というのがアメリカのコミュニケーションの形式です。

一方、日本では、協調性や穏便さ、伝統やルールを守る姿勢などが大切にされています。ですから、「一般的な常識を守ること」や「周りに迷惑をかけないこと」、「周りの空気を察知し、自分の意見を周りに寄せること」が比較的得意ですね。

しかし、そういったことばかりをしている自己がなくなり、他者との境がわからなくなってしまいます。自己主張することも苦手になってしまいます。

反対に、アメリカ人はあらゆることに関して、確固たる持論を持っており、なにごとを決めるにも自分の意思が存在しています。日本人からすれば、「そんなことまで自分で決めるの?」ということも、アメリカ人からすれば「自分のことなのに、自分で決めないの?それっておかしくない?」ということのようです。

アメリカ人の子どもは自己肯定感が高い!?

自己主張の強さと自己肯定感の高さには相関関係があると言われています。

「自分が伝えたいことに価値がある」と思えるからこそ、相手に伝えられるのです。つまりは、自己主張ができるということには、自己肯定感を持つことが必要なのです。

実際に自己主張が強いアメリカ人は自己肯定感がとても高く、それに対して自己主張が苦手な日本人は諸外国に比べると、自己肯定感が非常に低く問題視されています。

確かに謙虚さは大事かもしれません。しかし、これからの時代、堂々と自分の意見を伝えられることは、謙虚でいること以上に必要になってくるはずです。

また、自己肯定感の高さは、失敗や困難を恐れずにチャレンジする心や自分の感情をコントロールする力など、たくさんの能力と関係しています。

アメリカ人は、大人だけでなく、子どもの頃から自己肯定感が高く、自己主張が強いです。ですから、アメリカ人の子育ての仕方に自己肯定感の高さが関係がありそうですね。

アメリカの子育ての仕方

アメリカ人の子育ての大きな特徴は、「子ども自身に選ばせること」です。

日本では、毎朝、ママ、パパが子どもを起こして、その日着る服を選び、食事も用意し、歯を磨かせて、幼稚園や学校の持ち物を用意して、送り出すという生活を送ることが当たり前だと思います。ですので、自分で選ぶ機会がありません。

反対に、アメリカでは、何を着るか、何を食べるか、歯を磨くかどうかなど、日常のささいなことを子どもに選ばせるのです。

「it’s up to you.」=「あなた次第よ」、「it’s your choice」=「自分で決めることだよ」がアメリカ人のママ、パパの口癖です。

日々の生活の中で、「自分で選択している」、「自分で決めている」という意識を高くなると、おおげさかもしれませんが、「自分の人生を自分でコントロールしている感覚」になるのです。

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自分で選ぶことで、自己肯定感と失敗をする経験が得られる

なぜアメリカ人は、子どもに、自分のことを自分で決めさせるのでしょう。それは第一に子どもの「自立心を育てる」ためです。

先ほど述べた「自分の人生を自分でコントロールしている感覚」は自己肯定感を育てます。そして、自立心と自己肯定感は相互関係にあると言われています。つまり、自立心と「自分で選ばせること」の間に相互関係があるのです。

知識や経験の少ない子どもに選択させることは子どもが失敗をするんじゃないかと心配ですよね。しかし、ここにも狙いがあり、あえて「失敗することを経験させる」ためでもあります。

人生の分かれ道、どちらかを選択するかによって、まったく違う人生を送るなんてことがあることでしょう。親や周りに流されるのか、自分の意思で違う道を選ぶのか、どちらが悔いのない人生になるかは明白です。

しかし、子どものときから、「自分のことは自分で決める」ということに慣れていなければ、不本意な道のほうを選びがちになってしまいます。それは失敗が怖いからです。

子ども時代に自分で選択し、失敗する経験をすることで、何を基準に選べばいいのか、もし失敗したときに、どういった対処をすればいいのかがわかります。また、小さい頃にする失敗はささいなことであり、失敗しても大きな代償は払わずにすむのです。

アメリカの子育てを真似しよう!

アメリカ人のママ、パパを見習って、普段はママ、パパがしてあげていることを、子どもに任せてあげましょう。朝、ママ、パパが起こすのではなく、「明日からは目覚まし時計を使って自分で起きてね」と手放してみましょう。案外自分で起きれるようになるものですよ。

できたときは、「I’m so proud of you.」=「あなたをとても誇りに思うよ」とアメリカ人は言いますが、ちょっとおおげさかもしれませんね。「自立した」ということ意味合いを強く伝えられるように、「自分の力で良くできたね!」、「大人になったね!」といっぱい褒めましょう。

そのほかにも、自分で今日着る服を選ばせたり、朝食に何を食べるか選ばせたり、自分で歯を磨くかどうか選ばせたり、任せましょう。もちろん、子どもの持ち物、服、靴、文房具、本、おもちゃを買うときも、子どもに任せます。

「子どもに任せる」ということは、とても心配なことだと思います。しかし、「あなたに任せるよ」ということは、「あなたのことを信じてる」というメッセージを伝えることでもあります。

また、家族で重要な選択をするときの話し合いに、子どもも参加させてみることも良いトレーニングになります。たとえば、旅行でどこに行くのかなどです。子どもが計画し、実行するという経験は、「自分の人生を自分でコントロールしている感覚」を得られます。

子どもを置く環境はママ、パパが選ぼう!

アメリカでも子ども自身に選ばせないものがあります。それは「環境」です。

どのプリスクールや学校に通わせるかは、とても重要視しています。どんな環境に子どもを身を置かせるのかをよく考え、これに関しては、知識と経験の乏しく、賢い選択ができない子どもに任せることはしません。学校の学力評価を調べたり、行かせたい学校のために引越しをすることもあるようです。

前述したように身の回りのことを子どもに決めさせるのは構いませんが、子どもの教育や習い事に関しては、小学校高学年まではママ、パパが決定権を持つべきでしょう。子どもの性格や興味に合った環境、子どもを伸ばしてくれる指導者を念入りに選ぶことが大切です。

しかし、やはり子どもが「一方的に親に決められた」という感覚持つのは良くありません。子育て上手なママ、パパは「自分で決めた」と子どもに思わせることができます。

子どもがどんな環境が合っていて、どんなことに夢中になるかは、ママ、パパならわかるはず。子どもの好みに合いそうな習い事を見つけ、体験レッスンに参加させてみましょう。これなら「自分で決めた」と子どもに思わせつつ、子どもにとって良い環境を与えることができます。

海外の子育て事情!アメリカの子どもの自己肯定感が高い理由!

まとめ

いかがだったでしょうか。アメリカの子育て事情についてお伝えしてきました。

アメリカ人の自己主張が強く、自己肯定感が高いのは、子どもの頃に、ママ、パパに自分で選択させてもらった経験がたくさんあるからです。

ぜひ、子ども自身で選択させてみましょう。ささいなことであっても、自分の人生をコントロールしているという感覚になることができます。

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