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年長さんの夏休みが終われば小学校入学まであと半年。入学後のスタートダッシュのために通わせたい5つの習い事。

公開日:2020/08/10
最終更新日:2020/08/08

夏休みが終われば、小学校入学まであと半年

年長さんは、まだまだ学年が上がったばかりと感じているかもしれませんが、夏休みが終われば小学校入学まで残り約半年です。幼稚園や保育園の生活も残りが少なくなってくると、小学校での学習や環境についていけるのかと心配になるママやパパも多いのではないでしょうか。

小学校受験をさせるかどうかに関わらず、進学することは全員共通です。

同級生のママ友の話を聞いたり、子どもからお友達の話を聞いたりすると少しずつ不安になることもあります。小学校で習うはずの範囲を先取して勉強しているお子さんも多いのです。

小学校に入学する前の年長さんは、同い年の子ども同士を比較してしまいがちな時期です。それも発達状況の比較ではなく、学習状況の比較です。

小学校入学前に習いたい習い事5選

習い事に通わせたほうがいい?

では、実際に、年長さんのタイミングで習い事に通わせたほうがいいのかというと、そこに模範解答はありません。

正直に話をすれば、受験を考えているのであれば、幼児教室や知育教室といった学習能力を高める習い事は通わせたほうがいいですが、必須ではありません。お子さんの状況や、ご家庭の教育方針によります。

ひらがなやカタカナの読み書きができるようになっていると、小学校に上がったときにスムーズになります。幼稚園や保育園とちがう場所でお友達を作っているお子さんは、新しい環境に溶け込みやすいこともあるかもしれません。ママやパパがどう考えているかが大切です。

子どもも「これをやってみたい」とかの希望を持っている場合もあるはずです。習い事より別のことに興味の矛先が向いている子もいるでしょう。聞かれないと、なかなか言い出せない子もいます。

大切なのは、親子の間の情報交換であり、納得感です。

「通わせたい」という気持ちと「行きたい」という意欲が噛み合わなければ、結果につながりにくいです。「嫌なのに、行かされている」という気持ちだと、お互いに欲求不満がたまります。月謝や時間の無駄になることもあるかもしれません。

まだ間に合う!5つの習い事候補

ここからは、実際に今から始めて、お子さんの小学校生活に活かすことができる習い事を5つご紹介していきます。習い事をおすすめする理由とともに、学校生活にどんな効果をもたらすのかについてもお伝えします。

①水泳

最初におすすめする習い事のは「水泳」です。夏の体育の授業で実施される「水泳」の対策でもありますし、基礎的な体力づくりにも向いています。

水泳の強みは、心肺機能や体幹が鍛えられる、バランス感覚が養われるといった全身運動における効果があることです。最近のスマホ文化やインドア生活に馴染んできた子どもたちにとっては、体を動かす、運動する、いい汗をかくといったところが有意義でしょう。

地域によっては、新型コロナウィルスの感染拡大防止の観点からお休みしているところもありますが、再開したときに向けて申し込みをしておくのも手です。昔から習い事の鉄板である水泳は、どのご家庭でも選択肢の一つに入りやすいです。

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②体操教室

二つ目におすすめするのは「体操教室」です。体操教室は、水泳と並んで小さなお子さんに人気の高い習い事です。授業のマット運動や、鉄棒などの対策のためだけでなく、他のスポーツにも応用可能なバランス感覚や、体幹を鍛えることにつながります。

体操教室では、柔軟性や身体感覚を養うことができます。自分の体を動かし、どうやったらバランスをとれるのかは、実践の中でしか身に着けることができません。これらのチカラを身に着けておくと、怪我が少なくなるとも言われています。

運動の機会として体操教室に通わせるのもいいですが、体を動かす楽しみを知るという意味でも効果のある習い事です。

③習字

三つ目におすすめするのが「習字」です。これは国語の授業での「読み書き」を早めに習得できるためにおすすめしています。

以前は、習字教室と言えば多くの子どもが通う定番の習い事でした。最近では、少しずつその数が減ってきていると言われています。機会の発達により、文字を書く機会が減っていることの影響もあるかもしれません。

習字は、読み書きの「書き」の練習機会が主となります。文字を書くためには、正しい姿勢で背筋を伸ばして、やり直しのきかない状況で文字を書くことが求められるため、集中力や忍耐力を身につけられます。小学校での授業態度や教室での振る舞いなどにも通じるところがあります。

また、習字というと筆で書く「毛筆」を想像する方が多いですが、鉛筆やボールペンといった先の硬いペンで書く「硬筆」もあり、後者は学校の授業全般で役立ちます。ノートをとる、テストで答案を書くなど、文字を書く機会は多くあるので、成長が見えやすい習い事でもあります。

④そろばん

次におすすめするのが「そろばん」です。これは算数の授業での「暗算」を意識した習い事です。

算数で初めに習うたし算やひき算、小学校2年生で習う九九などは、暗算が基本です。そろばんの玉をイメージしながら暗算することで右脳が鍛えられます。計算のスピードだけでなく、正答率も上げることができます。

そろばんは計算力が高まるため、論理的思考を司る左脳を鍛えるイメージがありますが、実はイマジネーションを膨らませる右脳を使っているのです。生活を送る上で、不可欠な計算のためだけでなく、クリエイティビティを鍛える意味でも、そろばん教室は一考の余地があるのではないでしょうか。

⑤知育教室

最後におすすめするのが「知育教室」です。これはあらゆる教科の基礎となる、学ぶ姿勢や学ぶ楽しみを得る効果があると考えられています。

知育教室は、知識を詰め込み暗記をさせる場所ではなく、考える力を育んでいく場所です。読み書きや計算、図形や音楽など、あらゆるジャンルの学びの基本をベースに授業を組み立て、プリントやワークショップのような形式で習得度合いを確認していきます。

小学校に上がると、大人数の生徒が並んで一斉授業を受けます。知育教室では、学校だけではフォローをしきれない部分を教えてくれたり、基礎的な部分を楽しく学べるように工夫がされています。小学校の授業対策だけでなく、小学校受験にも対応できる教室が多いのも特徴です。

子どもを焦せらせるよりは、今の環境に波風立てないことも大事

入学前の習い事は、ひとつふたつやった方がいいのではないかと考えられています。それは、小学校の授業への影響だけではありません。普段の幼稚園や保育園に通うだけでは出会えないお友達や先生との人間関係の中で育まれる社会性があるからです。

しかし、中には習い事に合わない子どももいます。小学校入学前に覚えさせたくても、お子さんがなかなかできるようにならないこともあります。

もし、今の状態でお子さんが安定しているのであれば、波風を立てないようにするのも一つの選択です。変化にストレスはつきものです。小学校に入ったときにスムーズになるように今頑張らせるのか、ゆっくりと長期間かけて取り組んでいくのかに正解はありません。

習い事は、新しいことを学べたり、別の人間関係を作れたりする一方で、親子水入らずの時間が減ってしまったり、家計を圧迫したりと、ご家庭や本人にとってデメリットもあります。習い事に通わせる・通わせないの判断をする上で、ご家族の中の方針を定め、何を得るためなのかの目的意識を持っていただきたいです。

習い事はやりたいことを中心に決めましょう

まとめ

今、年長さんということは夏休みが明けたら、小学校入学まで半年です。半年間で子どもに何をさせるのか、習い事も含めて選択肢は無数にあります。どの習い事もそれぞれ得られるものがちがい、いい影響を与えてくれます。

ただ、時間は有限なのですべてを選ぶことはできません。何を優先するのかに正解はないので、ご家庭内での方針を決める必要があります。子どもがどうしていきたいのか、ママやパパは子どもに何を身に着けて欲しいのか。サポートする上で、ママやパパは何ならできるのかも大切です。

大切なのは、何かを選ぶかだけではありません。選んだあとに、どうやって実現をさせていくのかです。まだまだ、お子さんは小さくて自分で説明するのが上手ではないかもしれません。それでも、本人のやることなので、話し合いの機会を作ることは必要です。

小学校に上がったら、幼稚園や保育園とはまた新しい悩みが生まれるかもしれません。楽しみやお友達も変わっていくでしょう。これからの環境の変化に対応していくためにも、ご家族で一度お子さんの今や将来について話し合う機会を作ってみてはいかがでしょうか。