習い事に通わせたほうがいいか迷ってしまう。4歳児になったら通わせてみたい習い事とは?
最終更新日:2020/10/17
習い事に通わせるか悩み始める4歳の頃
子どもが4歳になると「同じ月齢のあの子もこの子も習い事通ってる」「うちの子もそろそろ何か始めるべき?」と考えるママやパパは多いのではないしょうか。実際のところ、3歳・4歳でなにかしらの習い事を始める家庭は多いようです。
「園にも通い始めて慣れてきたし、もう一歩外の世界に触れさせたい」と考える一方で、「まだまだ無理はさせたくない」と悩みますよね。これには模範解答はなく、子どもの個性や性格に合わせて、習い事を始めたり、どんな習い事をさせるかが重要です。
4歳児に習い事をメリットは、いろいろなことを吸収し、脳が発達しやすいこの時期に、刺激を与えることで、さまざまな能力を鍛えることができることです。
また、習い事では今までできなかったことができるようになったということがたくさん起こります。自分の成長を感じることで、達成感を得られ、それは自信につながります。そして自信が自立につながるのです。
4歳児の気質とは
3歳の頃と比べるとできることが増えます。言語能力の成長もその1つです。今日あった出来事や自分の気持ちをうまく伝えられるようになります。また、想像力が豊かになり、自分でお話を作ることもできるようにもなります。
精神面では、自我がはっきりしてきて、自分と他人の区別がつくようになります。また、自制心も覚え始め、我慢するということができるようになります。
いろんなことができるようになる4歳児ですが、その一方で「4歳の壁」と呼ばれる現象があります。「4歳の壁」とは、大脳の発達による認知能力の成長によって起こる変化に、子ども自身が戸惑いを感じ、心が不安定になってしまうことです。それにより、成長が逆戻りしたような言動をしてしまうのです。
2〜3歳の間はイヤイヤ期があり、それが終わったと思ったら、次は「4歳の壁」が待っているなんて、子育ての困難さに悩むママ、パパは多いと思いますが、この「壁」も成長の証。気持ちの余裕を持って、子どもと接してあげましょう。
4歳児におすすめの習い事
習い事といっても種類が多くて、何に通わせようか迷うはず。どんな習い事をするかによって、成長を促せる能力も変わってきます。親の気持ちからしたら、将来的に役に立ちそうな能力の成長を促せる習い事をさせたいものです。
たしかにそれも重要ですが、選び方としてもっと重要なのは、子どもがその習い事を好きかどうか、興味を持っているかどうかです。やはり、長く続けられるかどうかが大切なのです。
子どもが興味があるのかどうかは、体験レッスンなどを通して知りましょう。習い事自体だけでなく、先生や教室の雰囲気が子どもの性格に合っているかどうかも見ておきましょう。
では、ここからは4歳児におすすめの習い事をご紹介していきます。それぞれの習い事でどんな能力の成長が期待できるのかなどをお伝えします。
①英会話
まずは、英会話です。
英会話はどの年齢でも人気の高い習い事の1つです。小学校で英語の授業が必修化されるため、少しでも楽になるようにという気持ちで通わせるご家庭が多いようです。英語を学問の1つとイメージせずに、楽しんで取り組めるようになるのは大きなメリットです。
4歳はちょうど言語能力が伸びる時期であり、おしゃべりになって、会話が上手になってきます。いろんな言葉にも興味を持つ時期でもあり、また、英語を話すことに恥ずかしさやためらいがなく、どんどん吸収していくため、4歳は英会話を始めるには最適な時期と言えます。
②スイミング
次に、スイミングです。
スイミングは全身を使い運動能力を高めてくれます。また、心肺機能の向上にも一役買うので体力がつき、健康な身体づくりへつながるというメリットがあります。
水を顔につけることへの怖さもなくなるので、お風呂で顔にシャワーをかけても嫌がらなくなったり、小学校のプール授業もスムーズに受けることができたというような声もあります。
また、他のスポーツと比べて、「〇〇m泳げるようになった」「クロールができるようになった」などゴールやできることがはっきりしているので、達成感を感じやすいということも魅力の1つです。
③習字
次に、習字です。
まだ読み書きのできない4歳児に習字は早いと思われるかもしれません。しかし、鉛筆やクレヨンで絵が描けるようになっているのであれば、始めてもいい時期。読み書きも筆の使い方と一緒に覚えればいいのです。
また、筆を使うことは、クレヨンや鉛筆を使うのよりも、指先の繊細さが重要になってきます。筆先に意識を集中することによって、集中力が鍛えられます。
それに加え、手先の器用さ、巧緻性が高まります。手や指は「第2の脳」とも言われるほど、脳の神経と密接で、脳の発達に大きな影響を与えます。脳の成長期である4歳のときに、手や指をたくさん動かすことで、思考力や記憶力を高めてくれると言われています。
④武道
次に、武道です。
武道の中には、空手、柔道、剣道、合気道などがあります。武道を習わせるメリットの1つとしては礼儀作法が身につくことが挙げられます。
基本的には家庭で教育していくものですが、日頃のあいさつや感謝の気持ちを伝えること、上下関係などは、武道を通じて、自然と学んでいきます。
武道の多くでは「型」と呼ばれる、技を身につける上での基本姿勢があります。それを美しく、かっこよく見せるには背筋をピンと伸ばすことが重要であり、型を学んでいくうちに良い姿勢を身につけていけるでしょう。
良い姿勢は武道の中だけでなく、日常生活においても相手に良い印象を与えることができます。
⑤知育教室
そして、知育教室です。
知育とは、読み書きや数などといった、いわゆる勉強をするというよりも、おもちゃなど子どもが楽しめる教材を使って、遊ぶように脳の発達を促し、知識を広げていくことです。
知育本や知育DVDと呼ばれるものは多く売られていますが、プロの講師による楽しいレッスンはより効果的に子どもの能力を伸ばしてくれるのではないでしょうか。講師の子どもへの接し方や子どもの興味の引き出し方などを見て、ママ、パパが普段どうやって子どもへ接すればいいのかヒントをもらうこともできます。
知識を詰め込むのとは違い、新しいことや考えることの楽しさを知ることが重要視されています。勉強に苦手意識を持ちにくく、むしろ楽しく感じられ、結果、学習能力の向上へつながるでしょう。
通園と習い事とで疲れがち。体力面への配慮も
最近の子どもは、習い事で忙しいと聞きます。中には、複数の習い事をしている子どももおり、習い事をすることは特別なことではなく、ごく普通のこととなってきました。
しかし、子どもの負担になってしまって、楽しく通えないのであれば、習い事に対してネガティブなイメージがついてしまうでしょう。幼稚園でもマイナスな影響があるかもしれません。子どもの体力面を考慮して、習い事をするか否か、どんな習い事をするか考えましょう。
その際は、「同じクラスの〇〇ちゃんはやってるから、うちの子も大丈夫」と他の子を基準にしたり、流されたりするのではなく、発達段階に合っているか、その習い事に興味を持っているか、自分の子どもを見て判断しましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。4歳におすすめの習い事をお伝えしてきました。
子どもの発達に合っているかは、1日体験して判断することをおすすめします。体験のときには、子どもの様子をよく観察してみましょう。興味を示しているか。楽しそうにしているか。また、教室の雰囲気や講師の子どもへの接し方も注目すべき点です。
子どもが楽しみながら学べ、子どもの能力を効果的に高めてくれる習い事を見つけられるといいですね。