習い事は早くから始めたほういい?3歳児から通わせておきたい習い事とは?
最終更新日:2020/10/19
習い事は早めに始めたほうがいい?
子どもの将来のことを考えると、習い事をさせてあげたほうがいいと考えるママやパパは多いのではないでしょうか。実際に習い事をしている子どもは増加傾向にあるようです。最近の子どもは習い事に忙しく、中にはいくつも習い事を掛け持ちしている子どもいます。
では、いつから習い事を始めたほうがいいのでしょうか。
実際のところ、3歳・4歳で習い事デビューする子どもは多いようです。3歳はちょうど幼稚園や保育園に入り、親元からの一歩を踏み出す時期。さらにもうワンステップ、子どもを自立へ踏み出させる意味でも、習い事を始めるにはいい時期でしょう。
また、この時期はさまざまな能力が伸びる時期でもあります。
スポーツ系の習い事を始めれば、運動能力が高められることが期待でき、芸術系の習い事を始めれば、感性が磨かれるでしょう。同年齢の子どもたちと関わることで社会性が高まり、それだけでも習い事をさせる意味はあるでしょう。
「三つ子の魂百まで」と言われるように、早めに始めたぶんだけ、能力は高まるかもしれません。しかし、あくまで習い事をするのは子どもです。
「〇〇ちゃんがやっているから…」「周りの子たちはみんなしてる…」と周りに流されて習い事を始めたり、選ぶのではなく、子どもの発達具合や性格に合っているのかで判断しましょう。
3歳児の気質とは
3歳児になると運動機能、言語能力が発達し、さまざまなことが1人でできるようになってきます。その一方で、3歳は、2歳児の「イヤイヤ期」がさらにパワーアップした「第一次反抗期」と言われる時期でもあります。
これは自我がよりはっきりしたことが理由です。それ故に「なんでも自分でしたい」「なんでも自分でできる」という気持ちが強くなり、ママやパパが手を出すと反抗的な態度や行動に出てしまうのです。
また、大人のマネ、手伝いなどもこの時期から自ら進んでするようになります。手伝ってくれたときには、「助かったよ」「ありがとう」と言葉でしっかりと伝えるようにしましょう。さまざまなことを「やってみよう」という気持ちにさせるような環境をつくってあげることが重要です。
自立心が芽生え始め、人との関わり方が変化する時期です。しかし、自分の気持ちが中心ですので、友だちと遊ぶときの行動にはまだまだ注意が必要です。
3歳児におすすめの習い事
習い事の種類は多くて、何をさせればいいのか迷いますよね。習い事を選ぶポイントとしては、子どもが興味を持ったものであること、好きであることです。
親心としては、子どもの苦手をなくしてあげたいと思って、反対のことをしてしまいがち。しかし、嫌いなことを長く続けることは難しいことです。
また、何日か体験できるのであれば、体験に通わせてみるのがおすすめです。その際は、先生と教室の雰囲気をよく見ておきましょう。そして、先生と教室が子どもの性格に合いそうかどうか判断しましょう。
ここからは3歳児におすすめの習い事をお伝えしていきます。習い事を選ぶ際に役立てられれば幸いです。
①スイミング
1つ目は、スイミングです。
スイミングはどの年齢でも、男の子でも女の子でも、常に人気の習い事です。なぜなら、スイミングは基礎体力作りに役立ち、心肺機能を鍛えられるからです。
喘息の発作などが起こりにくい湿度の高い環境での運動なので、体の弱いお子さんでも基礎体力を鍛えられることができます。
スイミングは他のスポーツと比べると、右半身と左半身、同じ動きをする運動のため、左右の筋肉がバランスよく鍛えられるということも人気の理由の1つです。
また、「25m泳ぎ切る」というような明確な目標があるため、達成感を感じやすいというのも魅力です。自宅で練習したり、宿題があったりというようなことがなく、習い事の時間内で完結するため、他の習い事との掛け持ちもしやすいこともメリットです。
②リトミック
2つ目は、リトミックです。
リトミックとは音楽のリズムに合わせて体を動かす音楽教育のことです。音の大小や音色の違い、表現力など、音楽を習う上での必要な基礎を教えてくれます。将来、楽器を習わせようと思っている場合にもいい効果があります。
リトミックの効果はそれだけではありません。瞬時に音に反応して体を動かすことで、記憶力や集中力を高めてくれます。他の子と協力することもあるので、社会性が高められ、リトミックはさまざまな能力を鍛えられることが期待できる習い事です。
リトミック教室にも、いろいろなタイプがあり、リズム感や音感など音楽面の能力を重点的に鍛える教室であったり、英語を取り入れ音楽と体を動かすと同時に、英語に親しんでもらおうとする教室もあったりします。
③英会話
3つ目は、英会話です。
英会話も人気の習い事の1つです。英語は小学校でも必修化されますので、3歳から英語に親しんでおくことで、授業で苦労しないようにしたいという思いもあるようです。
英会話は週に1度だけ通っても、英語を話せるようになるには難しいですが、英語に触れて楽しいと思えることが重要です。
学校の授業で急に学ぶとなると、苦手意識を持ってしまうこともあります。3歳から親しむように学ぶことで、英語に対してポジティブなイメージをもつことができ、結果として、将来英語を話せることにつながるかもしれません。
④ピアノ、ドラム
4つ目は、ピアノやドラムです。
ピアノは昔から習い事の定番ですが、最近ではドラムを子どもに習わせる親御さんも増えているようです。
ピアノは音感を鍛えることができますが、どちらにも言えることはリズム感を鍛えられることと、楽譜を見ながら、両手、両足それぞれが違う動きをしなければなりませんので、脳のトレーニングになるということです。
上手くなるためには、毎日練習を続けるということが必要であり、良い習慣を作るいい機会になります。また、少しずつ上手くなっていく達成感を得られることも楽器を習わせる魅力の1つです。
そして、発表会など人前に立って演奏する機会があり、それに幼少期から慣れることができることも人気の理由でしょう。
⑤知育教室
5つ目は、知育教室です。
知育教室と聞くと、読み書きや数字などのいわゆる勉強を幼い頃からすることを思い浮かべるかもしれません。しかし、知育は勉強というよりも、遊んで楽しみながら、知識を広げ、子どもの能力を伸ばすことです。
詰め込み教育と違って、楽しむことを重視しているので、学ぶことや自分で考えることへも楽しさを見出すことができます。それにより、勉強への苦手意識を持ちにくく、学習能力の向上へつながります。
年齢によってクラスが違うので、同月齢のお子さんを持った親御さんと知り合えることも嬉しいメリットです。
3歳のうちは子どもの発達に合わせて
子どもの発達は、同じ月齢であっても、子どもそれぞれで異なります。「同月齢の近所の〇〇くんもやってるから」と他の子を基準にするのではなく、自分のお子さんを見て、そろそろ習い事を始めてもも良さそうか判断しましょう。
ひと昔と違って、近頃は習い事は特別なことではなく、むしろやっていて当たり前のことかもしれません。しかし、子どもの負担になってしまうのであれば、子どもが楽しく続けられず、苦手意識やネガティブなイメージがその習い事についてしまうでしょう。
子どもの発達に合っているかは、前述したように、1日体験をしてみるといいでしょう。その際は子どもの反応をよく観察してみましょう。子どもが楽しみながら学ぶことができて、才能を引き出せる習い事を見つけられることを願います。
まとめ
いかがだったでしょうか。
3歳頃から習い事を始める子どもは多いです。いろいろとたくさんのことを吸収する年齢だからこそこのぐらいから始めたいと思うママ、パパが多いでしょう。
しかし、あくまでやるのは子ども自身。親として「あれをさせたい」「これもさせたい」という気持ちもあると思いますが、大事なのは子どもに無理をさせず、楽しみながら取り組んでもらうこと。
何が子どもに向いていて、楽しむことができるかは判断するのは難しいです。まずは一日体験をすることから始めてみましょう。